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ブランディングのプロセスを体系的にまとめてみる。


最近、企業や個人事業主のブランディングについて考えることが多く、色々な書籍や参考記事を読み漁っていました。

ブランディングって結構あいまいで、ぼんやりしているというか、実態の掴めない感じがしませんか?

私は理系だからか、その曖昧さが苦手なので、きちんと体系化したいなと思っており…。

せっかくなので、
「ブランディングってなんやねん。」
「ブランディングってどうしたらええねん。」
に対する答えを、この機会にnoteに自分なりにまとめてみようと思います。



そもそもブランディングとは

Branding is what people say about you when you’re not in the room.
ブランドとは、あなたが部屋にいないときに人々があなたについて語ること

アマゾン創業者 ジェフ・ベゾス

そもそもブランディングってなに?という問いに対しては、この言葉がすごくしっくりきたので、引用させていただきました。

企業活動に落とし込むと、企業のミッションやビジョンを見える形で表現し、浸透させていくものと言い換えることができそうです。


ブランディングのプロセス

ミッション・ビジョンを明確にする

ちなみにミッションとビジョンの関係はこのように定義しています。

『コンセプトの教科書』より自分なりに解釈

なんのために立ち上がったのか(ミッション)、どんな未来を描いているのか(ビジョン)を整理します。


自社は何を提供するのか(what)

ユーザー目線+動詞で言語化するのが◎
例えば、マッサージ店なら「家のようにリラックスできる」体験を提供するみたいな。


ターゲットについて言語化(whom)

どんな人に使って欲しいのかを考えます。その人はどんな悩みを抱えているのか、どんな生活をしているのかと深掘りしていき、ターゲットの解像度をあげていきます。


他社についてリサーチする

『コンセプトの教科書』より

リサーチする対象は、3タイプの競合。
それぞれの弱みを抽出し、ポジショニングマップをつくっていきます。
(これは実際に行なった事例があるので次回の記事で載せます…!)

他社のリサーチの細かな項目は以下の黒澤さんのブランディングトレースがわかりやすいです。


自社の強みを深掘りする

自社の強みとは?と言われてもなかなかパッとわからないですよね…。
ということで、一番おすすめの方法。

競合の悪口を言う。です。笑

なぜか悪口というか欠点なら結構出てくるものです。笑
そこから、「でも、それと違ってウチなら〇〇できるよね〜」みたいに考えていくと自然と強みがクリアになってきます。


エビデンスを確認する

自社の強みが明確になったら、エビデンスを言語化しておきましょう。

ロジカルに組み立てていく上で、強み、つまり自社の提供価値とそのエビデンスはセットで考える癖をつけておく必要がありますね!(できます!というだけでは説得力がないので…)


コンセプトをつくる

コンセプトは「ビジョンを叶えるための自社のポジション+強み」を表したものに。

さてさて。ようやくコンセプトの作成です。
10個くらい候補をつくって、キャッチーで覚えやすく、その会社らしさを表しているものを選びます。

さらに、そのコンセプトを解説する文章もつくります。


デザインをしていく

ここまでできたら、各タッチポイントごとに、コンセプトが伝わるようデザインに落とし込んでいきます。

ちなみにこんな感じの、らしさが伝わる会社資料をつくったりしてます。

タッチポイントは会社ごとにそれぞれ。名刺やチラシ、WEBにSNSなどがありますね。

こんなプロセスでブランディングを進めていくと、頭が徐々に整理されていってやりやすかったです。ご参考になれば幸いです。


最後に

ざっくりとしたまとめになりましたが、次回は実際に私がブランディングを行なった鍼灸院さんの事例を詳しくまとめてみようと思います!

もし今、ブランディングや情報がごちゃごちゃ、モヤモヤしている…という方がいらっしゃいましたら、何かお手伝いできることがあるかもしれません。以下サイトのお問い合わせより、ご相談ください。





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