記事一覧
AI開発をする生成AI
さまざまな人間に近い能力を発揮する生成AIが登場しています。究極の姿はAI開発を自分でやる生成AIです。
AIの究極の目標AIの究極の目標はAI開発を加速するAIを作ることです。あとは勝手に進歩していくだけになります。
研究をするGPT-5Sam Altmanが時々GPT-5は博士レベルの知能を持ち研究をする知能を持つという話をしています([Stanford])。企業利用的には研究をする人工知
生成AI開発の戦場の平等化
xAIが発足9ヶ月で大規模言語モデルを発表しています。生成AI開発の戦場が平坦化して、誰でも大規模言語モデルを開発できるようになった理由をお話しします。
xAIのGrokリリースElon MuskはもともとOpenAIの創業時のパートナーでしたが、のちに決裂しました。xAIはElon Muskが新たに起こした生成AI企業です。創業9ヶ月で大規模言語モデル Grokをリリースしました。Elon M
AGIとASIの区別には意味がない
人間は線形思考しがちです。線形でない事象もいろいろあるのでそれに備えなければならないと思います。そのひとつとしてASI (人口超知能) についてお話しします。
AGIとASI最近、ASIという言葉を聞くようになりました。
簡単にまとめると:
AI (Artificial Intellingence) 特定のタスクについて人間並みの作業を行う(人工知能)
AGI (Artificial Ge
生成AIウォッチャーの憂鬱
生成AIウォッチャーを1年半ばかりやってきて残念なことをお話します。
生成AIウォッチャーの役割生成AIは革新的なだけでなくその動きが速いことが特徴です。
2023年にEmad Mustaque (前Stability AI CEO) がすべてを捨ててAIに賭けろと言っていました([Diamandis])。
生成AIウォッチャーは生成AIで起こるさまざまなイベントや情報を分析し、生成AIの現在地
NVIDIAはAIデータセンタ・ソリューション・カンパニー
5月22日のNVIDIAの四半期決算発表が注目されています。半導体会社からデータセンター・ソリューション・カンパニーに進化したNVIDIAのお話をします。
NVIDIAの進化NVIDIAは創業から31年を迎えています。創業時のCEOが今でもCEOを続けている会社です。ゲーム向けのGPU (Graphic Processing Unit) の会社でした。今やGPUはAI向けの並列計算になくてはなら
生成AIによるデジタルトランスフォーメーションのリバイバル
生成AIによるデジタルトランスフォーメーションのお話をします。
デジタルトランスフォーメーションの課題デジタルトランスフォーメーションというのは単なるデジタル化ではなく、デジタル技術を基盤にビジネスモデルを変革する意味で使われています。20年前から提唱されていますが、あまりデジタルトランスフォーメーションの成功例というのは聞きません。
理由は次の通りです:
既存のビジネスモデルには生態系があり
GPT-4oの無料ユーザへの提供
GPT-4oの無料ユーザへの提供の意味を考えてみたいと思います。
GPT-4oの無料ユーザへの提供2024年5月13日(米国時間)にGPT-4oが発表されました。精度は少しあがった程度ですが、視聴覚が完全に統合されたマルチモーダルAIであり、速度が改善し、コストも安くなりました。また、無料ユーザにも上限付きで開放されました。
ChatGPT Plusのユーザは数千万人はいると思いますので、年間数
GPT-4o発表に見るOpenAIとNVIDIAの蜜月
OpenAIの新しいフラッグシップモデルGPT-4oが発表されました。今回はOpenAIとNVIDIAの蜜月をお話しします。
GPT-4oの性能向上5月13日のOpenAIの製品発表はGPT-5ではなく、検索でもない、と事前に公表されていました。GPT-4oは視聴覚で現実世界を把握する新モデルです。GPT-4turboより精度は改善しています。今回は無料ユーザにも開放されます。
GPT-4oの驚
経済安全保障と生成AI
生成AI開発を下支えする経済安全保障のお話をします。
軍事分野への可能性を示す生成AIAIロボット
生成AIが注目される前から、現実世界を動き回れるBoston Dynamicsの四足歩行ロボット、二足歩行ロボットは軍事転用の可能性を感じさせていました。
最近はOpenAIとFigureの共同研究によるFigure 01、生成AIで報酬関数を生成し高度な学習をするペンシルベニア大学のDrEur
人間にしかできない長時間思考
生成AIが問題を解いてくれる時代に人間は何をするのかのお話をします。
生成AIが高度化したら人間は何をするのか人間は長時間思考をします。
NVIDIAのCEO Jensen Huangは生成AIは世界の意味を理解していると言っています。そのAIが苦手なのは長時間思考だそうです(参考文献[Stanford])。
生成AIはプロンプトを呼ばれる指示文を受け取るとコンテクストを作り、ありそうな文章列を
AI半導体の次はクラウドサービス
Googleの決算Googleの決算が好調でした。好調な中でも人員削減を進めています。生成AIをソフトウェア開発の効率化にも活用していると予想します。
生成AIがクラウドの売り上げを拡大しています(参考文献[Bloomberg-alphabet])。
AI半導体の次今年のAI相場をけん引したのは間違いなくNVIDIAでした(参考文献[Bloomberg-nvidia])。NVIDIAは生成AI開
プログラミングに学ぶ:トップダウンに使うプロンプトエンジニアリング
末端のほうで小さいことに生成AIを使っても大幅な生産性向上は見込めません。上流工程で使うことが重要です。上流工程で使うヒントをプロンプトでプログラミングした経験をヒントにお話しします。
プロンプトエンジニアリングのトップダウンとボトムアッププロンプトエンジニアリングのトップダウンとボトムアップとは何でしょうか?
トップダウン:戦略的で構想段階で使います
ボトムアップ:実用的で最終段階で使いま
競合AI半導体がタダでも負けないNVIDIA
今までNVIDIAのAI半導体の優位さをお話しする記事をいくつも書いてきました。NVIDIAのCEO Jensen HuangがStanford大学の基調講演で自社の無敵さを語っている動画を見つけました。内容は過去記事と重複しますが、衝撃の内容なのでお話しします。
競合半導体が無料でも負けないJensen HuangはNVIDIAほど競争にさらされている会社はないと言っています。その中でも、圧倒
生成AIによるコピーキャットビジネス
生成AIによるコピーキャットビジネスが流行ると思いました。コピーキャットとは猿真似のことです。まだ流行っていませんが、流行ると思った理由を説明します。
マイナビの例
昔、RECRUITのOBの人にマイナビのRECRUIT追撃作戦の話を聞きました。
マイナビではRECRUITのやっていないことをやるほうが大変だということでした。役員会を通らないそうです。徹底的にRECRUITのサービスをコピーし、
ラリー・サマーズの語るAI失業の未来
はじめにTheAIGRIDはAIのニュースをセンセーショナルにとりあげるYouTubeチャネルです。今日は、そのなかからラリー・サマーズのAI失業に関する発言をとりあげたものについてお話しします。
ラリー・サマーズラリー・サマーズ(ローレンス・ヘンリー・サマーズ)はアメリカの経済学者です。財務省長官を務めたこともあります。シェリル・サンドバーグの指導教官でもあります。現在はOpenAIの取締役で
キングメーカーNVIDIAの指名は2025年もOpenAI
生成AI界のキングメーカーと呼ばれるNVIDIAが次の生成AIの王者を指名する権利があります。2024年後半からの2025年の覇者を決めかねないBlackwellの出荷が始まりました。今回もご指名はOpenAIだったようです。
生成AI界のキングメーカー前の記事(参考文献[ai300lab])でも述べましたが、今やNVIDIAは生成AI界のキングメーカーです。
生成AIの開発競争に勝ち抜くには