生成AIの新ビジネスモデル:企業内AI監査
生成AIでどんな仕事が生み出されるのかをお話しします。
OpenAIの新しいガイドライン
OpenAIの安全委員会は新しい5つの重要な領域を2024年9月に発表しました [openai]。
安全とセキュリティについて独立した機関を持つ
セキュリティ基準を拡充する
仕事に透明性を持つ
外部と協力する
安全フレームワークをモデル開発やモニタリングと一体化する
生成AIが生む新たな仕事
安全とセキュリティは独立した機関が請け負うということで、CEOのSam Altmanが安全委員会から抜けました ([time])。
とはいえ、社外取締役を見つけるもの大変なくらいなので、技術的、コンプライアンス的に高い見識を持つ部外者を選任するのは大変です。
大企業のAI監査をするという仕事が生成されることは間違いないです。
AI監査は技術的な洞察と倫理的な洞察を両方必要とします。また、企業組織に対する洞察も必要です。
中立であることが必要なので単なるコンサルティングとも異なります。
AI監査を派遣する、AI監査に派遣する人を育成する、という新しいビジネスが生まれます。
むすび
生成AIの進化が速く、どんな仕事が消え、どんな仕事が生まれるかを判断するのは容易ではありません。
AI監査は確度の高い新業種だと思います。
参考文献
[openai] An update on our safety & security practices https://openai.com/index/update-on-safety-and-security-practices/ 2024年
[time] Why Sam Altman Is Leaving OpenAI’s Safety Committee
https://time.com/7022026/sam-altman-safety-committee/ 2024年
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?