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あかるくてまるい
2022年9月4日 22:52
今日がもう終わろうかという深夜に君がふぇぇと泣きながら起きたので急いで駆けつけて手を握ったらすぅっとまた寝入ってしまったその時わたしは世界で一番寂しい生き物になったこの完璧に安心しきったかわいい寝顔遠くからわたしを見つけて駆け寄ってくれたこと、覚えているよ癇癪を起こしても抱き上げて背中をさするとみせる落ち着いた表情雨の日に前向き抱っこをしたら傘を一緒に握ってくれたねわたしが咳
2022年9月4日 22:51
すらりと屈託なく伸びていく白い手足とずっしりと肯定的な重みをたたえた胴体蓋をするように安らかな顔黒が点々と滲んでいく様に気がついてね探ってね怖がらないでねよく見てとりあえず握りしめさえすれば良いから宙のまにまにぐーぱーぐーぱーいつだって夜には置いていかれるのに夢の端々では恐ろしいことしか思い出せない掌を解いて金平糖のような静けさは所詮嘘彩りよく並んだ静けさは所詮嘘
私が笑うと君は何度も何度も同じことを繰り返すので私も何度も何度も初めてのリアクションでそれに応えて何度も何度も繰り返し何度も何度も笑ってはあーこんなに楽しい退屈は生まれて初めての経験です本当に完璧にできているなんて無駄だらけの完璧な作用君が笑うともっと笑わせたくなる私と私が笑うともっと笑わせたくなる君は何度も何度も一緒だね何度も何度も一緒だよ本当に完璧にできているな
2022年9月4日 22:50
久しぶりに太陽を浴びたので身体はみるみるうちに溶けていったセロトニンが剥き出しになってわたしは陽射しにうっとり目を細める乱暴な日光に晒された白磁のようになめらかな両腕指先から手首、肘をめぐってひんやり脂肪の詰まった二の腕までてらてらと光る様を誰彼かまわず見せびらかして歩きたい─梅雨が明けたらさぁここ1ヵ月何百回何万回と繰り返した約束はもうすでに果たされたような勘違いだけ残して