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令和阿房列車論~まとめ

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紀行小説好きから『阿房列車』の沼に入り、令和の時代における『阿房列車』ならびに内田百閒先生と平山三郎先生について論じる考察コラムです。 その他、私の旅行記録や鉄道に関する様々なこ…
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2022年4月の記事一覧

令和阿房列車論~その15『鉄道無常~内田百閒と宮脇俊三を読む』(3)

令和阿房列車論~その15『鉄道無常~内田百閒と宮脇俊三を読む』(3)

前回までのおさらい前回までのおさらいとして、前回の記事をリンクしておきます。

第5セクション~第7セクション5.「鉄道は兵器だ!」の時代へ

昭和初期を昭和20年までとしたならば、前半は『富士』『櫻』『燕』といった愛称つきの特急が登場する華やかな時代だったけれども、後半は戦争の時代に突入していった時代でした。

このセクションで、百閒先生も宮脇先生も「戦争」に対しては好き嫌いで言うと「嫌い」だっ

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令和阿房列車論番外編(12)~仕掛帳(1)

令和阿房列車論番外編(12)~仕掛帳(1)

仕掛帳とはnoteを始めて1年経ちましたけれども、この間の記事でも記したように雑談コラム「お口直し」が中心になり、本来のライフワークにしたかった「令和阿房列車論」も執筆中のまま2ヶ月以上放置…いや、コンテンツの書籍を読めていません。

読書中の「鉄道無常~内田百閒と宮脇俊三を読む」についても半分ほど読みましたけれども、引っ越しをして落ち着かない生活が続いていることを言い訳にしてはいけないのですが、

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令和阿房列車論番外編(11)~旧友との親交で思ったこと

令和阿房列車論番外編(11)~旧友との親交で思ったこと

こんばんは。

昨日の夕方、若い頃に勤めていた会社の友達から数年ぶりに電話がありました。

その友達は、当時の上司の同僚だったのですが同じ趣味があったこともあり、現在も交流を続けています。

その友達は70歳をこえて収集している鉄道模型の整理を考えているようで、独身かつ趣味を継いでくれる甥っ子もいるわけではないので、私に電話をしたみたいです。

とはいえ、私も50代の後半でそんなに収集できる年齢で

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