見出し画像

自己紹介 ~ かつおについて 1 ~

【Amazon Kindleにて電子書籍が発売されました】

書籍に含まれる内容の多くは、僕のnote内にて無料で閲覧可能です。
(note記事のまんまではなく、書籍用に所々手を加えてあります。)

しかし、書籍として読んで頂くことでしか味わえないモノがあります。
書籍でしか伝わらないモノが、確実にあります。


表紙絵の素晴らしい程の可愛さと切なさ。とか。
書籍後半で見えてくる、ある方と共同作業をした意味。とか。
ぜひ、書籍でお読み頂けると嬉しいです。

以下より本文となります。




出会いは僕が18歳の時。
「ひとめぼれ」とはまさにこのこと。
あの衝撃は人生初の経験でした。

画像11


当時、僕が通っていた大学のすぐ裏にあるアパートの一室。
学生時代、何度もこの家にお泊りをさせてもらっていました。
男4人、毎日のように酒を飲み遊んでいました。

そんな暮らしの中、僕のプライベートがバタバタとしだし
遊ぶ回数、泊まる回数が一気に減りました。
「毎日」が「月1、2回」ほどにその頻度は減りました。



そんなある日「家でうさぎ飼いだしたぞ」と友人から言われました。
うさぎ?なんでうさぎ?と正直思いました。
そんなに興味はないけど「まぁ見に行くか」と久しぶりにアパートへ。

画像13



それからアパートに行く回数がまた少し増えました。
うさぎに会う時間を作るために身を削りました。
かなり無理をしてでもうさぎに会いに行きたかったのです。

画像13



それでも、あまりのバタバタで、会いにいくことができなくなりました。
恐らく2か月とか3か月は行けなかったはずです。

ある日、アパートの家主とは別の友人から

画像13


と言われました。



何が「やばい」かは教えてくれず、すぐにアパートへ向かいました。
アパートに着き、友人の部屋を目指す。

画像13


「ありえないほどの悪臭」が漂ってきます。

この時、まだドア、開けてません。
閉まった状態です。
閉まった状態で「この悪臭」

すでに吐きそうでしたが、ドアを開け部屋の中に入りました。
(記事を書きながら、思い出して吐きそうです)


衝撃の光景でした。


※ご注意下さい※
気分を害される方や、嫌な気分になられるかもしれません。
「過去のこと」として受け止めて頂ける方のみここから先はご覧ください。


うさぎって、あまり懐かないイメージありませんか?
確かにイヌやネコに比べるとあまり懐かないですよね。

この友人は「懐かない」ことに嫌気がさし「ネコ」を飼い始めたのです。
そしてうさぎは「完全にほったらかし」です。

廊下中に散らばり、山積みになったうさぎの糞。
ゲージの中で溜まりまくった尿。たかる虫。
見る限りかなりの日数、手入されていませんでした。


ゲージから出してもらえていた形跡もなく、

画像13


どう見ても1日や2日の話しではありません。



糞と同じく床に散らばる「お米」「パスタ」
え?まさか。。。と思い友人に聞きました。

画像13


友人は「ご飯だよ」と少し笑いながら
スッと立ち上がり、米をひとつかみ。
うさぎに向かって「ジャッと」投げ入れました。

「ジャラジャラジャラ」とゲージ内、床に散らばる米。

当然「お米」も「パスタ」も乾燥したカチカチのやつです。
でもそのうさぎは必死になってその米を食べました。

画像13

ゲージの隙間から米は床に落ちてしまうため、
うさぎの手元にあった米はたったの数粒です。
お腹、減っていたんでしょうね。

床に散らばった米を集めようと、ゲージの隙間から手を出して
引き寄せようとしています。もう必死でした。
すると「うるせえわ」とゲージを「ガンッ」と蹴る友人。




画像13


当時の僕は実家も飛び出し、かといって住む場所も無く、
「引き取るで」と言ったものの飼う場所がありませんでした。

なので「世話は俺がするから!」と無理を言って頼み込み
違う友人のアパートへとうさぎは引っ越しました。


アパートへ向かう途中、公園でゲージを洗いましたが
こびりついた尿石がえげつないほどに蓄積しており
すのこは至る所から虫が湧いていました。

うさぎの「つめ」は伸びっぱなし。
「ひげ」を見ると縮れて焦げていました。
タバコで燃やされていたそうです。



ゲージをキレイにし、爪を切り、お風呂に一緒に入りました。
石鹸をうすーく水で伸ばし身体をキレイに洗いました。
うさぎ本来の「警戒心」と身に染みた「人間不信」から大暴れ。

初めてのお風呂、それはそれは大変でした。
僕のお腹、腕、太ももは無数のミミズ腫れになりました。


画像13


画像13



かつおは、
僕の人生に大きく、深く関わってくれたうさぎです。
嫌な思いをさせてしまったり、雑なお世話をしたこともありますが
本当に大好きでした。

画像13



完結までまだまだ長くなるので今回のお話はここまでにします。


またそのうち、続編をアップしますので
もし、面白い話、興味ある話だなーと思われましたら、
是非続きもご覧ください。

画像12

次回からは「かつおの写真」を
たくさん載せていきますので
是非その際は写真も見て下さい。



続きはこちら
⇩⇩⇩ ~かつおについて2~  ⇩⇩⇩




自己紹介


この記事が参加している募集

自己紹介

我が家のペット自慢

あなたから頂いたサポートのお金は「誰かを応援する資金」に充てさせて頂きます。