リアルと寓話のバランスは大切だった
アマプラで配信されている
「素晴らしきかな、人生」を観た。
ウィル・スミス主演しか前情報を入れず感動系ヒューマンドラマやろなーくらいの感じで観始めましたが
「え、あ、ああ!そうくるか!」
と、予想してなかった展開だったので「?!」となりながらとても心が温かくなった。
大人のおとぎ話
寓話だけどリアルとのバランスが絶妙。
主人公や登場人物がそれぞれ抱えている死・時間・愛に対する辛さや悩みはリアルすぎると、人生生きるだけで疲れている今のわたしにとっては重く途中で観るのを止めてしまってたかも。
でも、リアルな描写で綺麗事を並べられて救われるストーリーだと冷めてしまう
(めんどくさい人間だこと 笑)
大切な人を失った
大切な人を残したまま人生の終わりを迎える
年齢によるタイムリミット
本当に届けるべき相手への愛
冒頭でも書いている通り、前情報を入れずに観始めたので「この人と付き合って人生前向きに進めるようになるんかな」などよくある恋愛発展を予想しながらボーッと観てました。
でも「これ寓話か」と思った最後の最後あたりでやっと、主人公だけじゃなく主人公の友人3名と登場する役者3名との組み合わせがそうなった理由も分かりました。
大人なのでね、おとぎ話に浮かれられるほど子どものような純粋な心も持ち合わせておらず、でもリアルすぎると辛い。
だからこそ、んな訳あるかい!な展開でもこの描写だとしっくりきて、そしてほわっと温かい気持ちになれました。
自己紹介のnoteでも書いたけど、ここ10数年ほど以前はあんなに好きだった漫画や小説、映画やドラマなど集中して読んだり観たりする余力がないわたしですが
なんとなくこの作品を観ようと思った自分を褒めてやりたい 笑
大人って大変。だからこそ
大人には大人のおとぎ話が必要な時がある。
「僕は若い頃こう思ってた。本当に100歳まで生きたいか?しわくちゃになってまで。今の僕の答えはイエスだ。」
という登場人物の台詞があるんですが、
これこそ大人のおとぎ話だからこその言葉だよなと、聞けて良かったな。
そんな風に思いました。
良い作品に出会えたなー
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