第85回 クールランニング(1993 米)
さて、色々と問題は孕みつつも北京五輪はどうにか行われているわけです。東京五輪の時は千葉ちゃんの供養で忙しかったので放っておきましたが、このビッグウェーブに乗らない手はないでしょう。
というわけで、冬季五輪にちなんだ映画をと思ったら、金曜ロードショーも同じ考えのようです。というわけで、先回りして『クールランニング』でお送りします。私は水野先生になります。
常夏のジャマイカからボブスレーで五輪に行くという実話を基にした実に楽しい、予想も期待も裏切らない良質な娯楽映画です。
監督はなんとあの『MEG ザ・モンスター』のジョン・タートルトーブ。あの人も若い頃はディズニーでこんな堅実な映画を作っていたのです。
本作でタートルトーブは地盤を確固たるものにしたわけで、映画史上においても非常に有意義な映画と言えましょう。
そして、ボブスレーは4人乗りで死と隣り合わせ。いきおい走るハッテン場になってしまうのです。この映画のBL面はもっと注目されるべきです。ただ、ディズニーなので二次創作はよしましょうね。
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真面目に解説
冬季五輪という祭り
北京五輪は今一つ盛り上がっていない気がしてなりません。自国開催の後に仲の悪い国でやっているというのもあるのでしょうが、とだい冬季五輪というのは四季の国日本には不利です。
それでも日本には冬がありますが、中には常夏の国というのもあるわけで、冬季五輪は夏季五輪よりも小規模になるのは自然の摂理と言えなくもありません。
ところが、時にまさか?と思うような国が参加することがあります。それだけで話題になるので非常に美味しく、建前である参加するところに意義があり、本音である国威発揚になるわけです。
80年代ごろからこの話題作りの出場が流行り始め、その流れでボブスレージャマイカ代表が1988年のカルガリー五輪に出場したのが本作のベースになり、本作のヒットによってこの流れは更に加速しました。
話はほとんど架空ですが、話題作りの観点からはウサイン・ボルト級の成果を挙げ、ジャマイカ代表は寄付を集めて出場を続けているのです。
走るジャマイカ
ジャマイカと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?レゲエ?マリファナ?コーヒー?まあそんなところです。
一方、スポーツの強い国であります。サッカーはそうでもないですが、短距離走で大変に強いのはウサイン・ボルトに限った話ではありません。
主人公のデリース(レオン)の父親は100m走の金メダリストで、デリースもまた将来を嘱望されているスプリンターでしたが、選考会のアクシデントでコケたことからソウル五輪に出られず、ボブスレーに転じる事で映画が始まります。
アクシデントの原因を作ったのがこれまたメンバーに入るボンボンのジュニア(ロール・D・ルイス)で、同じく巻き添えを食った気難しいゴリラのブレナー(マリク・ヨバ)共々ボブスレーに身を投じるのです。
ブレナーが島を出るためにオリンピックを目指しているという点にご注目ください。ジャマイカという国は見るからに楽しそうですが反面非常に貧しく、島を抜け出す為にはラッパーかスプリンターかクリケット選手かしかないのです。
その貧しさたるや選手が育つ前に他の国にスカウトされて帰化してしまう程で、ジャマイカ人のメダリストは一杯居るのにジャマイカ国のメダリストが居ないというお寒い現象を起こす程でした。
駆け降りるジャマイカ
ジャマイカで人気のある娯楽に手押し車レースという物があります。至極単純なレースで、手押し車で坂道を下るという実に愉快で危険な南国的遊びです。
デリースは親友でこの競技のチャンピオンのサンカ(ダグ・E・ダグ)と一緒にボブスレーを志すのです。
二人の親友ぶりは半端ではなく、何故か卵を持ち歩いて事あるごとにそのキスするサンカの奇癖とあいまって非常に尊いのですが、これは後に譲ります。
他競技での挫折者が集まってきて天下を取るというのはマイナースポーツ物の王道です。流石はディズニーは王道を外しません。というより、この映画が王道を作ったというべきかもしれません。
ところが、現実はこんなにロマンチックではなく、ボブスレーに出場するという国の意向が先にあり、選手のなり手がないので軍の短距離選手を集めてチームを作ったというのが真相のようです。
4人乗り棺桶
デリースは父親をかつてスカウトしに来た元名選手のブリッツァー(ジョン・キャンディ)がまだジャマイカに居ると知ってコーチを頼みに行きます。
そりは重力と助走が動力なので、足の速い選手を揃えれば早いだろうという発想です。
ボブスレーというのはそりでコースを滑る競技ですが、時速130キロものスピードが出るので極めて危険です。しかも4人(2人乗りもある)が狭いそりに押し合いへし合い乗っている上、足元はスケートという刃物なので事故が起きた時の悲惨さは想像を絶します。
ブリッツァーはボブスレー界から干されてやけになっているので、説明会で悲惨な事故映像を集めた古いニュース映画を上映して志望者が全員逃げてしまいます。
映画のBGMが完璧にチャップリンの映画のノリで、ボブスレーの危険さがどのように大衆に捉えられていたかうかがえます。
それでも残ったのがジュニアとブレナーだったわけで、訳アリコーチの下に凸凹野郎どもが集うという王道が完成します。
貧乏チームはつらいよ
さて、これだけ揃えば珍妙なトレーニングで鍛えてもらわなければいけません。その観点からもこの映画は期待を裏切らないのです。
何しろジャマイカは常夏で雪などないので、車輪付きのそりのような何かを作って山道を下るところから始まります。あんなボロだったのかはともかく、本当に車輪付きのそりで特訓はしたようです。
どうにか走れそうにはなりましたが、今度は金が問題になります。2万ドル要るというのでオリンピック委員会に頼みに行きますが答えはノー。企業にスポンサードを頼みに行っても笑われるばかりです。
仕方ないので選手達で稼ぎます。ブレナーは賭け腕相撲、サンカは路上ラップ、デリースはキス1回1ドルという屋台を開業してトップセールスを記録しますが、ヘルペスになりそうなので危険です。
結局父親のコネでマイアミの証券会社に就職する予定のジュニアが勝手に父親の車を売って金を作り、一行はカナダに飛ぶのです。
ジャマイカの金持ちがマイアミで就職というのは凄く嫌なリアリティがあります。
赤道直下ボブスレー
ボブスレーというのはそりが物を言います。オリンピックで2番目に道具が物を言う競技です(1番は馬術)
他ならぬジャマイカ代表にそりを供給しようとした『下町ボブスレー』が下町の町工場らしくお役所に翻弄されて悲惨な結末を迎えたのは皆様も記憶に新しいと思います。
とにかく、そりがなければ始まらないのがボブスレーであり、タイムを大きく左右するのは確かです。ただ、大田区は下町の定義には絶対に入らないと思います。
ブリッツァーが現役時代のコネでアメリカ代表から格安でそりを譲ってもらいますが、とんでもないボロで選手たちを不安にさせます。
不正で追放されたブリッツァーに率いられ、ボロのそりに氷の上での身動きさえままならないジャマイカ代表は馬鹿にされます。
特に東ドイツの当たりがキツいのはディズニーの暗黒面が覗く嫌なシーンですが、本当はもっと酷かったのも容易に想像できてしまうのが実に嫌です。
特に規定のタイムを出しながら国際大会の実績がないという理由で失格になりかけ、ブリッツァーが黒人が出ちゃいかんのかと怒るのが色々と物語っています。それがウィンタースポーツの現実です。
しかし、そこはディズニーなのでジャマイカ代表は負けずに頑張り、最後はファンや関係者の心を鷲掴みにしてしまうのです。
ジャマイカらしく
さて、ボブスレーの強い国というのは寒くて金と斜面のある国です。従ってアルプス周辺の国が強く、デリースは強豪スイスに被れてしまいます。ドイツ語で数を数える有様です。
そのうえ大舞台に舞い上がってデリースはスイスフランのように固くなり自滅。そこで翌日からはサンカの説得もあってジャマイカスタイルで行こうということになります。
ラップを歌いながら陽気に入場する作戦は上手くいき、馬鹿にしていた周りの連中も見直してクールに映画は終わるのです。
オリンピックの代表は国家の代表なれば、やはりアイデンティティを忘れてはいけないという事なのでしょう。
BL的に解説
ボブスレーのそりハッテン場説
そもそもボブスレーがかなりホモ臭い点に着目しましょう。何しろぴちぴちのスーツに身を纏った逞しい下半身の野郎4人が押し合いへし合いしながら狭いそりに縦一列に乗り込み一線を越えて刹那的快楽を得るスポーツです。
また、オリンピックとは本来アマチュアスポーツの祭典であり、初期には陸上選手が新聞配達をしただけでメダルをはく奪するような過剰なアマチュアリズムが横行していました。
アマチュアリズムとは言い換えれば「金にもならない遊びに時間と労力を使える俺は格好良い」という貴族のセンズリ根性であり、そういう貴族がいかにホモかはこのnoteで力説してきたとおりです。
更に、ボブスレーは実生活には全く役に立たないそりが必要である以上金がかかり、一層貴族趣味であり、ホモなのです。
また、人間は死の危険に直面すると性欲が昂進します。しかも4人死ぬ時は一緒とくれば、選手村で配られるコンドームが使われるのは当然の帰結なのです。
ただ、これ以上追及すると怒られそうなので本題に入りましょう。
ブリッツァーホモ説
この際私が腐の皆様に強く訴えたいのは、辺境に白人が居たらホモと思えという事です。
探検家や日本文学研究者はゲイが非常に多く、ヨーロッパのホモの文豪は軒並みアフリカ通いに精を出していました。
これはひとえにホモのホモ嫌いのキリスト教原理主義からの逃避です。物価が安くてホモをタブー視しない土地を彼らは求めたのです。
ブリッツァーは不正で追放されたとは言え、ジャマイカに20年も居残っているのは不自然です。しかし、これもブリッツァーがホモであるとすれば上記の理屈で簡単に説明がつくのです。
競馬のノミ屋で生計を立てているのもそう考えると意味深です。この商売は客のツケの管理が肝要であり、身体で返せという王道展開に持ち込むのが容易です。
ブリッツァー×デリース
ブリッツァーは完全にボブスレーを捨てていました。しかし、デリースはオリンピック委員会のオフィスで父と一緒にメダルを下げているツーショット写真を見てブリッツァーを頼ります。
ブリッツァーは最初はか頑なにコーチのオファーを拒絶しましたが、デリースの正体に気付くと急激に態度を軟化させます。これはいろんな意味で熱い展開です。
つまり、デリースの父とブリッツァーはデキていたのです。ブリッツァーがデリース父をボブスレーにスカウトしに来たというのは口実で、結局はガタイの良い黒人の股間のそりが欲しかっただけなのです。
そもそもデリースの色気は凄まじいものがあります。レオンはリトル・リチャード役をやったくらいなので、ノンケとは思えません。
かつての想い人の面影を残す息子に懇願されれば、そりゃあ何が何でも願いをかなえてやろうと思うのが男心です。それがボーイズラブという物なのです。
デリース×サンカ
二人は親友ですが、地位は対極的です。デリースは国民的英雄の後継者で、サンカは屋台で働きながら手押し車で遊んでいる兄ちゃんに過ぎません。
しかし、デリースはサンカのレースには足を運び、ボブスレー転向に際してはいの一番に声をかけるのです。
事故が起きるたびに「死んだか?」「当たった」というやり取りをするのもBL的には見逃せない点です。2人はホモセックスをしてもこれを言うに違いないからです。
寒いからいやだと渋るサンカにデリースは「他をあたる」と一度はあきらめる姿勢を見せますが、サンカはせこい手を使わず昔からの親友として頼めと求めて承知します。
ちょっと待て、ディズニーは共和党なのにそれはいいのかと私は思わずぼやいてしまいました。狙い過ぎ(誉め言葉)です。
サンカが卵をお守りとして持っていて、事あるごとに取り出してはキスするのもその観点からは意味深です。タマをしゃぶってるのですから。
おまけに宿でバナナの炒め物を作ってブレナーに臭いと嫌がられていました。何をいわんやです。臭いホットなバナナですよ。
また、ボブスレーの席順は前からデリース、ジュニア、ブレナー、サンカですが、サンカは手押し車のチャンピオンとして先頭を要求しました。
しかし、危険だとブリッツァーに脅されて折れました。ここから攻め受けを決めることができます。サンカはあくまでデリースの前が良かったのですからサンカ受けです。
カナダで一層寒がりながらも二人は熱々でした。特にデリースのスイス被れを危惧し、ジャマイカスタイルを推し進めたのがサンカです。
これも意味深です。ここで辺境の白人ホモ説が生きてきます。
何しろジャマイカなので、サンカの屋台でマリファナが売っていないわけがありません。白人の旦那様が一番欲しがるのはこれに決まっているのですから。
レゲエに被れた白人がマリファナと一緒にジャマイカ野郎を求めるのは当然の帰結です。当然サンカは女も男も仲介するネットワークを持っているはずです。
それだけに、サンカは白人にトラウマがあったのでしょう。俺のデリースがスイス野郎に盗られるという危惧があったのです。
この試みは成功し、デリースはスイスへの未練を捨ててジャマイカへ回帰しました。もう誰も邪魔をしません。タダのコンドームをバナナに被せて卵舐め舐めし、「イったか?」「当たった」とやるだけです。コンドームは当たらないための道具なのですが、その考え自体がコンドームです。
ブレナー×ジュニア
ブリッツァーの調達したそりはデリースハーレムではなくダブルカップル制です。この二人は完璧にデキています。
ブレナーは島を出るという大志の為に走り、よく知らないボブスレーさえする努力家です。
一方ジュニアは父親を恐れながらもその一方で父親に反抗し、ある種の自己表現の為に走っていました。
二人が選考会で出会った時の第一印象は最悪で、ブレナーは俺に触るなとツン全開です。そして、ジュニアがこけたせいでデリースともども選考会を落ちてしまうのです。
なのにボブスレーでオリンピックへという夢の為に二人はドッキングするのです。あくまで一人でチームとは溶け込まないと言い張るブレナーですが、この時点でブリッツァープロデュースのロッキーの氷河も溶ける熱く甘美なホモソーシャルに飲み込まれつつあるのが明白です。
ジュニアは父親の決めてきたマイアミの証券会社への就職話を放棄し、車を勝手に売って遠征資金をねん出し、男らしい所を見せました。一方、ブレナーは賭け腕相撲で物凄いガタイのおばさんに負けて19ドルしか稼げなかったのです。
ここでブレナーは露骨にデレました。親の庇護で島を出ようというオカマのボンボンと思っていたジュニアの男気に惚れたのです。「お前を好きになったわけじゃない」と聞いてもいないのにコメントするのが全てです。
しかし、ブレナーは努力家ではありましたがあまりに無学でした。宿舎でここに住むのが夢だと取り出した写真はなんとバッキンガム宮殿。黒人がロイヤルファミリーに入れるのは先日証明されたとは言え、あの宮殿を買うことはできないでしょう。
しかし、笑うサンカをジュニアは一喝してきっと叶うと言い切ります。ここへきて条件はそろいました。
二人の仲を決定づけたのは外敵の攻撃でした。選手村の酒場で東ドイツの選手に馬鹿にされたジュニア。しかし、ブレナーはジュニアをトイレに連れ込み、ジュニアを「誰の侮辱も許さない強い男」と鼓舞します。
完璧に堕ちたジュニアはドイツ野郎に言い返しに行きますが、結局ブレナーがこの野郎をぶん殴って乱闘になります。こうして二人の関係は絶対になったのです。
事によるとこのドイツ野郎は羨ましかったのではないでしょうか。ドイツはヨーロッパでも同性愛に一番厳しい国の一つです。こいつがホミンテルンに掘られたナチの肛門から糞まみれで産まれたホモのホモ嫌いだとすればこの行動は合理的に説明できます。
ボブスレーは本当の男がやる物とマッチョイズムを全開にしているのはホモを隠すための行動としてはありがちであり、またそんな男なら二人の関係に気付かないはずがないのです。ホモのジェラシーとは醜いものですね。
更にジュニアの父親がカナダに殴り込んできてジュニアを連れ戻そうとしますが、ジュニアは毅然と拒否しました。ここへきてジュニアは完ぺきに男になったのです。
この夜二人は結ばれたに違いありません。触られるのが嫌なブレナーの事なので、タダのコンドームを使ったのは確かです。
全てが終わった時、ブレナーは感極まってジュニアの額にキスをして、「勘違いするな」と前置きして熱い抱擁を交わします。勘違いするなとはこれは本気だという意思表示です。
さっきのドイツ野郎も祝福しています。もはやドイツの統一は目前であり、そうなれば彼は素直になれます。アムステルダムあたりで黒人男を漁る自由はすぐそこです。
また、この後ジュニアは予定通りマイアミで証券マンになったはずです。もはやジュニアは有名人ですからセールスの成績は好調そのものでしょう。
そして人を使える立場になった時、ジュニアはブレナーをアメリカに呼び寄せるのです。
フロリダは半島それ自体が金持ち爺さんの隠居所であり、いきおいホモが多いので彼らの関係をとがめる者はいません。そうして二人はバッキンガム宮殿を模した愛の巣でどこまでも滑っていくのです。
コーチ×ブリッツァー
コーチと選手はデキるという原則に照らし合わせれば、ブリッツァーもまたコーチにケツを差し出すことで世界を取ったはずです。
ブリッツァーが恩師であるアメリカのコーチ(レイモンド・J・バリー)に会った時の態度からもそれは明白です。
ブリッツァーは仲直りを期して挨拶しましたが、コーチは拒絶しました。不正でボブスレーを汚し、己を裏切ったブリッツァーに怒っているのです。
しかし、ブリッツァーはデリースに不正の理由を問われて「勝ちすぎると負けられなくなる」とこぼします。ここに私は尊さを見るのです。
つまり、ブリッツァーにとって勝利はコーチへの愛の証明だったのです。とすれば勝てなくなる事それ自体がコーチへの裏切りになってしまいます。
ブリッツァーはコーチへの愛の為に不正に手を染めたのです。それをわかってくれないコーチ。わかってほしいブリッツァー。すれ違いの愛です。
コーチはあくまでブリッツァーに厳しく、審判を自ら買って出て不正を監視します。しかし、ジャマイカ代表はコーチの面前で確かにタイムを出したのです。ブリッツァーは大喜びでしたが、これはむしろコーチへの愛の再証明に喜んでいたのです。
しかし、無情にも委員会はジャマイカ代表は失格にされそうになります。ブリッツァーは委員会に殴り込み、俺が問題なら追放にでもなんにでもしろと言って徹底抗戦です。
そうしてフェアにオリンピック精神を完遂した彼らを拒絶する理由などもはやコーチにはありません。コーチは全てを許し、二人はトロントで結ばれたとみるべきです。それが夢という物であり、ウォルトもそう言うはずです。
お勧めの映画
独自の統計(主観)に基づきマッチング度を調査し、本noteから関連作品並びに本作の気に入った方にお勧めの映画を5点満点にて紹介し
『ロッキー』(1976 米)(★★★)(構造的には同じ話)
『007 ドクターノオ』(1962 英)(★★)(ジャマイカが舞台)
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