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茶湯からの、便り

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茶を習いながら、感じたことを言葉に。
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2021年2月の記事一覧

茶湯からの、便り 九

茶湯からの、便り 九

今日は少しお稽古前にも書いてみる
いまの気持ちは急か急かしていて
あと8分でお稽古が始まるので
急足で歩いている
いつもそう
どうしたってぎりぎりになってしまう…
ちくたくたくちくたくたくたくたく
歩く速度は、だぐだっだっだっというかんじ
夜道に光る自動販売機が眩しい
鼓動が早い
どこか少し緊張している

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春がはじまった
積もった雪がとけだして
土肌が顔をだす
冬は終わったかい?
日中の黄

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茶湯からの、便り 八

茶湯からの、便り 八

今日はお稽古に行く前に
いい加減、そろそろお手前を間違えたくなくて
動画を見ながら手順の予習をした

あれの次はこれ
それをしてーそれでーあれか
よし
頭に入ったぞ

頭いっぱいのまますぐに稽古に入ったら
頭動いて心動かずになってしまった感じがする
いままでで一番すーっと流れよくできたけれど
あれ。なんかちがうな。という感じ

頭をすっからかんにして
身体に任せるから
心を動かす余白ができるのかと

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茶湯からの、便り 七

茶湯からの、便り 七

普段の景色が少し違って見える
見えなかったものが見えるようになる
聞こえなかったものが聞こえるように
香らなかったものが香ってくるようになる
それが私にとっての茶の魅力のひとつ

公園に鮮やかな桃色が見えた
桃の花かな
立春もすぎ
今日はぽかぽかと暖かい
少しずつ春のはじまりがみえる

それでもまだまだ冷える季節
掛け軸には 紅炉一点雪 とある
木造平家の、壁や屋根があるようでないような家の中

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