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【🚜営農日誌】ビートの収穫がスタート/9月の気候まとめ - 2023年10月2週目

2023年10月13日、金曜日。
先週は、ビートの収穫と長芋の収穫準備を進めた一週間でした。

先週の日誌。

ここまでの日誌はマガジンにまとめています。


雑記

先週の日誌の中で、この営農日誌の今後の方針のリニューアルを考えているとお話しましたが、ひとまず今年の農作業が落ち着くまでは「営農日誌」として続けてみることにしました。

その代わりと言いますか、来週の更新はお休みにします。全くの更新なしにするか、別の形で記事を書いてみるかは悩み中。

さて、ここ一週間の近況報告や思ったことなどなど、ざっと振り返ってみます。

ビートの収穫がスタート

砂糖の原料となるビート。今年は全体的に収量が多いものの、糖度が極端に低い傾向にあるようです。当農場では初期生育から失敗してしまい、後半の病気も抑えられずに収量も糖度も全く期待できない結果となってしまいました。

防除回数も増やしたし、資材価格も上がってるのに、難しいですね。来年に向けて、冬のどこかで一人反省会でもします。

病気(褐斑病)でいつになく枯れているビート畑
この白い根っこが砂糖の原料となります
収穫機(ビートハーベスター)で収穫
収穫したビートの山

長芋の収穫準備

今年の長芋は生育がよく、豊作傾向にあるそうです。

なかなか今年は秋の気温が高く、例年ならもうちょっと長芋のツルが黄色く色付いて秋の訪れを感じられるはずなのですが、まだまだ青々としていますね。ここ2日ほどでようやく少し黄色くなってきたかな、という印象。

とはいえ、実際に作業していると早朝の冷え込みで秋を実感します。日中との寒暖差が激しいので、朝に着込んで作業を始めると昼間には汗だくに。

長芋のつる下ろし作業
脚立に登って上からの眺め

束の間の休息、音更の「丸美ヶ丘温泉」へ

先日10月10日火曜日の帯広は、なかなかまとまった雨が降りました(アメダスによると日積算で26.5mm)。収穫時期の今、正直降って欲しくない雨でした。

この日の農作業は1日お休みにして、機械の部品購入のために片道20分のドライブ。その後、長芋収穫に毎年来てくれている友人を誘い、今年の打ち合わせがてら温泉へ。彼もこの時期は他の農場での収穫作業の仕事をしているので、お互い身体を休めに行きました。

久々に行った音更の「丸美ヶ丘温泉」。いつまでも入っていられる程よい温度の浴槽が心地よかったです。

営農の話題

農業生産・経営に関してちょっと踏み込んだ話題。

2023年9月の気候まとめ

先月の十勝帯広の天候を振り返ってみます。グラフはNOH-ENノーエンさんの『AgriC』を活用させていただいています。

2023年8月の気候まとめ

①データ推移グラフ

9月のデータ推移グラフ(AgriC)

②平年値比較グラフ

9月の平年値比較グラフ(AgriC)

振り返り

【気温】9月も8月に引き続き、平年よりも平均で4℃近く高かったようです。9月18日に最高気温が30℃を超えて、そこを境に気温が低下しているのが見られますが、それでも平年値よりも高い様子。秋期に気温が高い日が続くと、秋播き小麦の病気の発生リスクが高くなってしまいます。

【降水量】9月は平年並みの降水量だったようですが、9月下旬の降雨量が多い印象。秋蒔き小麦の播種、いろいろな収穫が重なるこの時期の雨はとても厄介です。



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