立冬の夜 粕汁 はじめました
お洋服の選択を間違えて、1日中縮こまっていたので体がガチゴチ
♬指先は凍えるほど冷たい♬
二十四節気に寄せてきてんの!?と思うような、正しく寒い『立冬』のいちにち
♬寒い夜だから 明日を待ちわびて♬
どちらかというと、夜を待ちわびて楽しく過ごすので温まるものが恋しい
今夜のお夕飯は身も心も温まる、粕汁にしよう
ここ何年も大好きで買い続ける『楯の川』、『上喜元』も良いけれど、今日は『パントリー 純米大吟醸酒粕』を購入
(酒粕の甘酒も好きではなく、日本酒の良さもわからないのに、一人暮らしを始めてから冬、私の体は粕汁で組成されていると言っても過言ではないくらい粕汁を食べる
日本酒で美味しいなと思ったのは、福井の“九頭竜“と、八海山の青ラベル(確か。。。)、あとは日本酒言うたら怒られそうな軽い感じの『獺祭』と『八海山』それぞれ濁りスパークリング)
生姜、九条葱も入れよう
私はお味噌汁や粕汁に色々入れてそれとご飯で済ませることがほとんどなのでたくさんの種類の具材を入れる
鮭や鰤、あとは鶏肉もごくたまに入れるけれど、お豆腐や卵を割り入れるのが大好き
本日はその大好きな卵を割り入れる
他にはキャベツ・小蕪・カリフラワー・舞茸・キクラゲ・しめじ・切り干し大根・九条葱・生姜
昆布の出汁で酒粕と具材に火を入れて(ちゃんとお出汁を取るというより水と一緒に火にかけて最後はむしゃむしゃと食べる)、お味噌で味をつける簡単粕汁
食べ方も特殊で、お鍋にたくさん作ったら1杯目はお味噌を入れずにキャベツや小蕪(大根の時もある)と、お汁をよそってそのまま食べる
野菜の甘みと、生姜の風味などがじんわり味わい深く、味をつけていなくてもすごく美味しい
そして卵を割り入れて白身が固まったら火を止めて、お味噌を溶き入れおかずとして食べる
実家の母が作る粕汁は粕が少なめで、薄口醤油の味付けだったので見た目は正しく白くサラリとした粕汁だった
具材も大根・人参・ゴボウ・コンニャク・油揚げか豚肉といったものが大きさを揃えて細切りされたもの
お正月、三賀日過ぎだけはお雑煮から抜き型のはみ出た大根・金時人参、赤芽のお芋、鰤なんかが入った少し変わり種の粕汁が出てきた
私はそこにお餅を入れるのが好きだった
コーヒーの淹れ方や、胡麻の煎り方・擦り方を見ていて母の事を『雑だなぁ』と思ったりしたこともあった
けれど、ゴボウのアクを抜き、コンニャクはアクを抜いて下茹し、油揚げも油抜きをするという下準備をして丁寧に作られた粕汁を思うと見当違いだ
生姜もおろし金ですりおろしてから粕汁に投入し、おネギは小口切りにして水で晒して別の小皿に添えてあった
コンニャクはアク抜き不要を使うかか、面倒なときは入れないし野菜のアク抜きなんてほぼしない
好きなので食べたい時はアク抜きして下茹でもするけれど、粕汁のためにはやや面倒が勝つ
お葱もザクザク切って、生姜も千切りにしてドサッ入れるだけ
油揚げや豚肉は食器を洗う時の手間を思いあまり使わなくなった
食べたければ手間も惜しまないが、別に入れなくても良いや、が勝つ
お出汁も、昆布はそのまま食べちゃうのでわざわざお出汁を”とる”とか”ひく“とか全くしない
母は出汁ガラで佃煮を作ったりしていた
おから(卯の花)、白和え、そして粕汁なんかの手間の割に出来上がり地味なご飯を作るとき、いつもこんな感じで同じような事を思う
そうは思えど、手間暇かけない見た目も決して綺麗ではない自己流粕汁は、とにかく美味しいのだ
身も心もほっこりと、芯から温まり満たされていく
寒くて冷え切った『立冬』の夜、粕汁はじめました
♬あったかい 粕汁たくさーん食べよ〜
♬鍋の中には ドロリと美味しい♡
もうないけどね
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