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文学フリマ京都 振り返り日記。

1月14日。みやこめっせで行われた、文学フリマ京都に出店してきた。

自分の記録のためにも振り返り日記を早く書こうと思っていたのに、気づけばもう2月…。
むしろ、次の文学フリマ広島の方が近づいてきてしまった。

去年の9月に文学フリマ大阪に初出店した私。
1ブースでは置きたいものが収まらない…ということで、今回は2ブース取ってレベルアップ。本も前回はコピー本だったけど、今回は大きさも見直し、用紙も見直し、レベルアップ。私、このB6サイズが一番好きかもしれない。


新刊一覧。全部ツルツルしてます。

売り上げは大阪を大分下回ったので、遠方から参戦した私は、交通費も入れると赤字だった。それでも、新しい人にも出会えたし、行って良かったと思う。ブース代すら払えなくなったら、さすがに出店は辞めるかもしれない。だけど、それも今の状況だったら、私の頑張り次第かな…と思う。一人で全部やってるからねぇ。全部自分次第。気楽でもあり、ちょっと寂しくもある。

誰かと一緒に本を作ったり、出店したりすると、売り上げも分け合う一方でブース代も折半できるし、何より一緒に計画を練ったり、喜んだり反省したりできる。影響力があるメンバーが宣伝を担当してくれるかもしれない。

当日も、店番の休憩も順番に取れるし、何かあっても対処しやすい。差し入れのドリンクなんかも買いに行けるし。売れなかったら売れなかったで、打ち上げを楽しめばいい。よりお祭り感を楽しめそう。お客さんが来ない時間帯も話し相手がいるというのは心強いよね。笑

そういう楽しみ方もあるよなぁ…と思う。
いつか別のジャンルで、どこかのチームの一員として参加するのも楽しそう。何を書こうかな。語学かな、教育かな、転職ジャンルかな。笑

こういう同人誌即売会は、ブース代、交通費、印刷代、ディスプレイ用品、無料配布用の名刺やチラシ代…色々作ろうと思うと、どうしても直接的に収益に繋がらない出費が諸々とかさむので、短期で黒字にしようと思うとなかなか厳しい。売れ行きの予想も立てにくいし。それよりも、ここでしかできない経験があるし、お金に換えられない価値がある。今は、それを重視したい。

今回はとにかく、バタバタだった。
アンティーク着物の着付けの予約もあったので。

一人、「webカタログ見て買う本決めてきました」って方が印象に残っている。ブースに来てすぐに、見本も見ずに、「勘違い」と「頭の中」ください、って言われて。聞いてみたら、カタログを事前チェックしてくれてた方だった。ちゃんと見てくれてる人いるんだなぁ。嬉しい…

今回も、ペイペイ払いを使われた方は一人だった。

前回、来てくださった出店者さんたちとも何人か交流。隣のブースの大学生の方とも、お互いの本を購入し合った。

ちょっと5分ほど席を外していても、ブースに戻ったら見本を見てくれてる人がいたり。ずーっと忙しかったわけじゃなかったけど、色んな人が興味を持ってくれてる感じがして、嬉しかった。

必ずしも購入に繋がらなくても、出店するからには、まずは手に取ってもらう、気になってもらうブース作りがしたい。

前回よりも、「お気軽にご覧ください」の見本は分かりやすく設置できたと思う。

前回は全部新刊だったけど、今回は既刊と新刊があったので、それもコーナーを分けた。

テーブルクロスも発注した。黄色は目立つかな、と思って。だけど机の上は暗い色の方が商品が目立つかな…?と。

反省点

・自分の中でおススメを決めきれてない
(既刊・新刊でコーナーは分けていても、9冊もあるとそりゃあ皆迷う)
次は、今日のおススメ!と1冊決めて、目立たせよう。

・500円と1000円で、コーナーを分けても良かったかも。
2ブースで丁度良い。長机1台分のスペースの使い方を研究せねば。

・行きの新幹線の中では、委託販売してもらう分の本の登録をしていた。
事前に登録さえしておけば現地で何冊でも持って帰ってもらえるのは、送料もかからないし、こちらも荷物が軽くなるので、すごく有難い。7かけなので1冊売れて、30%は手数料取られるんだけど、今の私の作家レベルだと、それでも全然有難い。フォロワー1万人のメロンブックスさんに委託。前日にDMが来て、有難いけれど焦った。「えっ…明日までに登録&準備…?」って。笑

担当者の方が当日、ブースに説明に来てくれた。

とはいえ、終わった後、ブースの片付けをしつつも、本を持っていったりしたので、私のブースは最後の方まで片付けが終わらず、焦ってカバンに荷物も詰め切れず(持ってきた時は入ったのに不思議)困った。焦ると空回りするタイプです…。笑
横の人が机や椅子の片付けを手伝ってくれた、感謝…。

現地で配布される(大阪ではもらえた)業者の不織布のトートバッグなどもあてにしていたので(今回は、そうそうに欠品した模様)ちょっと困った。笑

次回は、
・私のように荷物が多い人は、余分のエコバッグなど、大きめの布バッグなどの予備を幾つも持っておくこと
・装飾も、念のため…の販売数も欲張らない。キャリーケースの中身に余裕を
前回は知らなかったけれど、色々な印刷会社さんがブースを出されていて、箔印刷の名刺の見本とか文庫本の印刷見本とか置かれてた。料金表とか。有難いので、チラッと回って、サンプルやパンフレット、料金表を沢山もらった。ネットで見るだけだと忘れてしまうので、紙であると有難い。表紙の質感なども、画像では分からないので、実物見本があるのは嬉しい。

ホント、次回の印刷の参考にしよう…
値段もクオリティも、せっかくだし色んな印刷会社さんで一回作ってみたい。

嬉しかったこと

・X(Twitter)で恋愛相談に乗っていて、前回の大阪で初めて会った男性が「りなさんの本は欲しいので、新刊コンプリートセットを取り置きお願いします」と言ってくれ、今回も会いに来てくれた。美味しいお土産もくれた!

⇒こういう声が、どれだけ励みになることか。

・X(Twitter)で大分前に「文章のファンです!」と言ってくださってた女性(同業者)が「文学フリマって今日でしたっけ?今から行きます!」と急遽会いに来てくれた。普段、全く交流は無かったので(営業用のアカウントだとオンラインで絡みづらいのはあるとはいえ)今も見てくれているなんて、気にかけていてくれるなんて、想像もしていなかった。

顔を合わせるのは初めて。すごく悩んで、結局たくさん買ってくれた。嬉しかった。次に私が関西に来た時はお茶しましょう…!と約束。

⇒こういう出会いが、即売会の醍醐味だよねぇ…。私がTwitterで呟いているだけでは、きっと一生顔を合わせることはなかったであろう同業の女性。

オンラインで活動しているだけでは触れることのできなかった読者の声。生身の人がちゃんと読んでくれているんだなぁ…という実感。

そんなに反応はない時でも、Twitterなどで発信してきてよかった…と思う瞬間。イイネやリツイート、リプをくれる人は勿論めちゃくちゃ有難いけれど、その人たちが全てではない。読んでいるけど、気になっているけど反応できない立場の人もいる(特に私は特殊なジャンルだし)し、ひそかにフォローしてくれている人もいるってこと。忘れないでいよう。

頂いた感想

取り置きをお願いしてくれた男性。今回は、ゆっくりお話しできた。


当日思い出して来てくれた女性。嬉しかったー。

感じたこと

・地域性ってあるんだと思う。大阪とはちょっとノリが違った。
・基本的に皆、出店してる私たちにあったかい。
・ジャンル的にどうしても特殊なので、苦笑されることもあったけど、別に傷つくような反応は無かった。
・フリーペーパーや名刺を「良かったらどうぞー」と配っていて、スルーされることはあるけれど、それくらいはさすがに想定内だし、私もそこまでは傷つかない。自分がお客さんでも、興味のない物はもらわないだろうしね。
・だけど、文学フリマというイベントに「せっかく来たんだし」と思っているお客さんもいるから、無料でもらえる配布物はせっかくだし持って帰ろうって思ってくれている人も一定数いる印象。私みたいに、出店者側でも他の出店者の作品が気になっている人は、研究材料がてら持って帰ってくれるだろうし。

広告宣伝は量が大事、種まきが大事。
何気なく持って帰ってくれた方の中に一人でも、後で興味を持ってくれる方がいれば意味はあったと思う。名刺だけもらいました、って方が後日Xでポストしてくれていた。セラピストって、メンエスのセラピストだったんですね?って。笑

とりあえず名刺は配り切った。150枚くらい?
名刺は配ってナンボだと思ってる。どんどん載せたいQRコードも増えているから、古いのは配り切りたいし、最新版も配りたいし。

「#文学フリマで買った本」と一緒に、「もらったフリーペーパーたち」の写真を上げる人もいる。試し読みを読むだけ読んで捨てる人もいるだろうけど、その中に一人でも気になって、検索してくれる人がいるかも。アクションはしなくてもQRコードだけ読みこんでくれる人がいるかも。そう思って配り続ける。

それでいいかな、って思う。
twitterでは出会えなくても、文学フリマで出会える人がいる。

今回の結果

売れたのは、
合計 29冊
でした!

その直後にオンラインストアで、既刊&新刊コンプリートセットを1つずつ購入いただいたので、(それも含めて文学フリマの結果というのは、ちょっとずるいけど。笑)それを含めると、38冊

38冊の内訳


~新刊~
片腕のない男性① 男性2    女性2
片腕のない男性② 男性2    女性1
片腕のない男性③ 男性2    女性1
男性の勘違い   男性6    女性4
恋愛相談     男性5    女性3


~既刊~
メンエスセラピストの頭の中  男性2    女性2
メンエスセラピストの心の中  男性2    女性0
メンエスセラピストの物悲しさ 男性1    女性1
メンエスセラピストの戦略   男性1    女性1



次は、広島です。関西よりもずっと出店数は少ない。きっとお客さんも少ない。ブース代がギリギリ払える…くらいなんだろうか。また全然違う雰囲気なんだろうなー。

どんな風にディスプレイして、どんな風に声掛けをしたら反応が返ってくるのか。

毎回、実験ができるのが楽しい。
色々、試行錯誤してみる。

※オンラインストアでお買い上げの方には、手書きのお礼の手紙と、完全再現!お客さんカルテ(うちのお店のアナログカルテの再現)を同封してます。文学フリマに興味がある方にはイベント自体のカタログや、出店者シールなども同封できます(早い者勝ち)ので、お気軽に仰ってください。^^

お客さんカルテは、こんな感じです。お客さん一人につき一枚。うちではアナログで管理してるんですー。効率は悪いしリピーターさんのカルテを探すのも大変。笑

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■今日のお客さんシリーズ
 ・3月
 ・4月①
 ・4月②
 ・4月③

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