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【開催レポート】"ふりかえり"オンライン読書会&トークセッション

7/13に開催したオンライン読書会&トークセッション「成長につながるふりかえりの技術」のレポートになります。個々の成長にも、組織やチームの成長にも重要な"ふりかえり"にフォーカスしたオンラインイベントです。前半のパートではオンライン読書会、後半のパートではトークセッションを、"ふりかえり"をテーマにして行いました。
※後半のトークセッションは動画も視聴できるようになっています。

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"ふりかえり"について、ゲストや参加者の方々とお互いに楽しく学び会えたかなと思っています。読書会でインプットした後に、実践されている方々のお話を聞けると、本の内容を事例にあてはめられるので、学びの取れ高が格段に上がります。

【読書会パート】

今回の読書会の本は、『リフレクション 自分とチームの成長を加速させる内省の技術』(著者:熊平美香)でした。
"ふりかえり"について、体型的にかつ実際の活用までどうすれば良いかが分かりやすく書かれています。効果的なふりかえりのための、ベースになるフレームワークがあります。とても実践的で、自分もスマートマネジャーの日報でのふりかえりのフォーマットの参考にさせてもらっています。
※書籍のリンクはこちら

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今回の読書会は、「8分読書会」を参考に、読む8分・書く8分のあとにそれぞれが発表してもらうという流れです。8分でも結構中身が読めるのと、事前に読まなくて良いというのがとても好評です。それでも、みなさんきちんと発表してもらえるので、やはり人前で発表するというアウトプットの機会があると、インプットの精度って高まることが改めて実感できます。
※「8分読書会の進め方」はこちらを参照ください。

参加者の方々の感想を一部抜粋しますね。
◾️自分自身のビジョンを明確にすればするほど、内側のエンジンが動いてくる感覚があり、この感覚を紡いでいくことが今後の企業活動において源泉になるのだなと実感した。この感情を確認することでより前に進めるようになりそうだし、迷った時の羅針盤にしたい。
◾️自律型人材の重要性を説く本は沢山があるが具体にストレートに書いてあると思った。コーチング等で習う話はほぼこの本のリフレクションの内容でカバーできてしまう。対話の重要性もここに書いてある。
◾️自分の無意識の中にある「前提条件」に気づく。ネガティブな感情や前提条件は自分自身の「恐れ」から来ていることが多い。
◾️何かしらの、根本的な理由が分かれば改善の糸口はみつかるのではないかと、
その理由が何から来るのかは自分を振り返ることが大切。
◾️メタ認知ができていない時は、主観的にしか捉えることができず、いつまでもくよくよと悩み続けている。「悩む」から「考える」への切り替えの手段が、メタ認知なのかも。

感想の部分を抜粋しただけですが、みなさんいろいろな着眼点があって、8分間でもきちんと読み込めていることが窺い知れます。参加者のみなさんは、その場で"ふりかえり"も行っているので、更なる気づきや学びが起こっていました。

【トークセッションパート】

トークセッションでは、2社のゲストの方々から"ふりかえり"について、いろんなお話をお聞きしました。参加者の方々からの質問も積極的で、トークセッションならではのライブ感のある内容や、そこでしか聞き出せなかった話なんかも飛び出していました。"ふりかえり"がテーマではあるんですが、経営やマネジメントの本質的な部分にも触れています。改めて、"ふりかえり"をすることの大切さを実感できる内容になっています。
※トークセッションの内容は動画にまとめてありますので、こちらの画像をクリックすると動画が見れます。

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ゲスト1社目は、タニカワクリーニングさんです。社長の祐一さんと専務の麻美さんのご夫婦で参加してもらいました。SNSに麻美さんが夫婦で毎日ふりかえりをしているとアップされていた記事を見て、今回オファーさせてもらいました。
夫婦の会話が自然的に"ふりかえり"になっているとのことでしたが、それが習慣化されていて楽しいと言った麻美さんの言葉がとても印象的で、理想的な夫婦や人間関係を築かれているんだなと思えるお話でした。(動画24:39〜25:44)
祐一さんの風土や文化を醸成するのが大変だったというお話もとても参考になります。さすが、ホワイト企業大賞受賞企業というようなティールっぽい社内のやりとりもお聞きできました。経営者やタニクリさんみたいに夫婦で経営されている方々は必見です。

ゲスト2社目は、マイトさんです。現場のマネジメントに携わる部長の冨田さん、主任の伊藤さんと清水さんに参加してもらいました。マイトさんでは、日報で毎日の"ふりかえり"を行っているので、その成果やどんなことをやっているのか?をお話してもらっています。3人の1年間での成長が著しく、"言語化"や"抽象化"のスキルが上がっていることが伺えます。(動画13:33〜)
実際に取り組んでみてのビフォーアフターのお話が印象的でした。最初は面倒だなってところからスタートして、習慣化するまでの変容が垣間見れるコメントをいただいています。実際に会社でこれから取り組みたいという方々には、ぜひ見ていただきたい内容になっています。

【イベント参加者の感想】

◾️同じことでも、捉え方の違いが明確に出ていて自分にはない価値観により違ったモノの見方ができること。内省して自分との対話をすることで自分が思っていることの根っこの部分に触れることで行動原理が明確化し、やるべきこととやらないことを知ることができること。1.1での対応。
◾️リフレクションがいかに人を成長させるかをトークセッションの皆さんの話で体験しました。
◾️大好きでずっとしているつもりだった振り返りには、抽象化の視点がかけていたこと。
◾️振り返りの価値を言語化できた。
◾️ なるべくして素晴らしい会社になっていることが腑に落ちました。2社の振り返りのやり方や重要性を感じることができました。
◾️それぞれの価値観や意見を聞くことができ、改めて振り返り内省してくことの
面白さを実感しました。

【ふりかえりの仕組みや勉強会のご紹介】

今回登壇されたマイトさんの3人が取り組んでいる仕組み(スマートマネジャー)について、詳しい内容はこちらになります。なんで、"ふりかえり"が組織やチームにとって効果的なのかを詳しくまとめてあります。興味がある方は、ぜひそちらの記事もご覧ください。

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今回のイベントは、スマートマネジャー・スクールで主催しています。
スマートマネジャー・スクールは、中小企業で働く人向けのオンライン勉強会です。"楽しく学び教え合う"というコンセプトで、集団学習や相互支援で成り立つ共創の場(コミュニティ)になればと思っています。facebookグループでの交流を通して、オンラインのセミナーやワークショップ、動画配信など、中小企業の現場で役に立つコンテンツを中心にシェアしていきます。

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