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映画『ゴールデンカムイ』の振り返り~Part 1~


導入

2024年2月7日に、映画『ゴールデンカムイ』を観てきた。様々な感情が湧いたので、ここで昇華できたらと思って記事にします。
最近色々とお世話になっている友達に誘われて観に行った。その子は、『ゴールデンカムイ』という作品自体ほぼ知らない状態で臨んでくれていた。そんな中、キャストや演出、作品に込められた想いのような部分も少し理解している様子だった。
ちなみに自分は、アニメ4期の途中まで観ている状態で、漫画の方はまだ未収集段階であることをここに断っておく。

あと、最後まで観れてないから断言はできないが、作品の根幹的な部分やネタバレは踏み抜いている恐れがあることをここでお詫びしておきます。

※表紙に使わさせていただいたイラストのサイトは下記になります。

感想

まずは、バトルシーンの激しさやダイナミックさに圧倒された。このことは、アニメの方も同様だが、実写化だからこその【現実感と非現実感の境界の曖昧さ】が生み出す半端ない臨場感を味わうことができた。Dolby Cinemaで観た、いやここでは「浴びてきた」という表現の方がより適切かと思うが、こともあって、久しぶりに五感をフル活用した瞬間の連続だった。バトルシーン特有の銃声などのヒッチャカメッチャカな空気感は言うまでもないが、ゴールデンカムイならではの食事シーンのあの雰囲気や空気感も上手く表現されていて、本当に満足だった。

自分は、映画を観る経験がそんなに人より多くもないし、ましてや実写化映画なんて指で数えられる程度しか観たことがない。そのおかげか、色々と新鮮さを味わえる体験でもあった。ギャグの側面を持っている割にはグロ描写の多い作品だし、全部バトルかと思ったらほんわかするお食事シーンが描写される作品でもあるから、展開が大変だと映画を観る前の段階では思っていた。そのせいか、どこまで映画ではやるのか気になっていて、途中そのことしか考えられない状態で映画を見ている時もあった。そしたらアニメ1期の途中までだったから、2時間強の上映時間でも、さっくりと観ることができた。
すごく大事な二人のつながりが丁寧に描写されていて、胸がグッとくるところで締められてから、もっと観たいなと思わせてくれる上手い締め方だと思った。

アニメの金カムに慣れていた自分には、この作品に対してどこか不慣れな感じというか、アニメとどう違うかについて考えてしまう節が度々あった。これは純粋にこの『映画  ゴールデンカムイ』という作品を楽しめていないことを表しているとも思った。だから、上映期間中にもう一回は観に行く!


少し本題から逸れると思うが、【この映画では動物には一切危害を加えていない】という趣旨のテロップがエンドロールの途中で流れてきたことについて触れる。
この作品は、命を本当に大切にしている様子がたくさん描かれているものだから、このようなテロップがなくても当然わかってますよ!という気持ちと、こういう趣旨の記述がないといけないのか…という気持ちという、少し矛盾したかのようなモヤモヤを得た。記述されていた方がある意味スッキリした気持ちで作品を見終えることができる人もいるのでは?という疑問や、書かないと何か指摘や誹謗をもらう少し生きにくい社会だな、という嘆きが、このモヤモヤから生まれた。

最後に、少し大きめのネタバレになるが、今後のメディア展開が気になる描写が、エンドロールが終わってからあったので、今後も続いてくれたら嬉しい。
一部ネット記事では、今後の展開があるかのような記載もあったが、まずは公式の情報が出るまでは大人しく待っていようと思う。
かなり気が早いが、谷垣の成長を映画館で観てみたい。


雑談

親友に半ば強制的に布教されて観始めた『ゴールデンカムイ』。二瓶鉄蔵の漢気に圧倒されてハマり、その「想い」を受け継ぐ谷垣源次郎で金カム沼に落ち、今は牛山辰馬の人間性に絶賛惹かれている。
この作品の良さは、《一種の人間臭さ》だと思う。生き続けるために必死になることを、各立場にいるキャラクターが身をもって我々に教えてくれている部分から特にそう思わされる。こういう精神性というか人間性は、決して根性論で塗り潰せないし、合理主義を良しとする現代社会でも強く刺さる要素だと思う。

映画のパンフレットやこの映画に関わった方々によるインタビューが載っている雑誌を買いたい。いつもパンフレットだけは買い忘れなかったのが、今回は家に帰ってから、「買ってないやん!」って家の中で悶えていた。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。かなり駆け足で書いてしまっている部分があって、お見苦しい部分もあると思いましたが、ご容赦ください。
あと、4期の最後までは次回の鑑賞までの間に観終えられるようにします!

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