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2023年9月27日の近況報告 寛容の精神を持て。特に海外

 仕入れた情報が正しいのなら、海外では寛容(かんよう)の精神が廃れて久しいらしい。万人の万人による終わりなきバトルロイヤル、無限に続く殺し合いだ。
「いきなり意味不明のポエムか?」と思ったあなたは、まずはこれをご覧いただきたい。

「特別じゃない、しあわせな時間」というキャッチコピーと共に流れているこのCMをみて、あなたは『怒り』や『憎悪』が沸いてくるでしょうか?
「何言ってんだお前? ただ家族が仲良くマックしてるだけじゃないか。どこに怒りが沸く要素があるんだ?」というのなら、あなたは正常です。
 逆に、もしもあなたがこのCMに『怒り』や『憎悪』が沸くのなら、多分あなたは現代社会に適応できないと思います。世捨て人になることを本気でおすすめします。
 例え話でも皮肉でも侮辱でも何でもありません。本当にそのままの、ド直球のストレートな意味で「世捨て人になること」を「本気でおすすめ」します。


 海外ではこのCMを流すと

「家族=幸せという勝手な価値観を押し付けるな!」
「黒人が出て来ないのはナゼ?」
「男女カップル? LGBTに対する配慮はないの!?」

 とボロクソに非難されるそうです。正直言ってあまりにも知能が低すぎて俺と同じ「ホモ・サピエンス」の仕業と思えない程です。
 それこそパソコンやスマホが使えるオランウータンが書いたのか? と思えるような次元の低さですよ……って言ったら、オランウータン様に土下座行脚しなきゃいけない程の無礼を働いたことになりますよ。


 なんかもうこの手の連中は自分以外の人間が「敵」か「味方」にしか見えてなくて「敵はペット1匹すら残さず太陽系から駆逐せよ」って虐殺を行う独裁者状態になってると思われます。ポル・ポトサンキュー! ビバスターリン!
 他人に興味なんてこれっぽちも無くてひたすらに自分が認められること以外に興味も関心も一切ない、冥々たる狂気でしょう。本来あるグレーゾーンが無いんですよこういう人達は。

「資本論」を書いたマルクス氏が「宗教は民衆のアヘンである」と言ったそうですが、それを借りれば「怒りは貧民のアヘンである」と言って良いでしょう。貧困が極まってくるともはや「怒り」というドラッグに頼らざるを得なくなります。それでますます人が離れるのですが、それでもドラッグを打たなきゃやってられない! という負の無限ループだと思います。


 情報が正しければ少なくとも海外では「寛容の精神」は失われて久しいようです。
 SNSが怒りを段違いに増幅あるいはブーストした結果、寛容の精神は失われSNSは敵と味方で果ての無い殺し合いを続ける狂戦士が闊歩する殺伐とした戦場になったようです。
 トマス・ホッブズ氏が「市民論」で書いた「万人の万人に対する闘争」そのものですよ。終わりのないバトルロイヤル、無限に続く殺し合いですよ。
 今こそヴォルテール氏が説いた「寛容の精神」こそ教科書に乗せるレベルの必須事項なのでは?


 怒りは気持ちいい、ってのは分かりますし、実際俺も呑まれそうになることは何度もあります。でもそこで踏みとどまらないとケダモノと化して現代文明の否定にまでなってしまうんですよ。
 今こそ寛容の精神を授業で教えることをお勧めしたい。冒頭に出てきたあのCMに怒りや憎しみを覚えるってどういう生活送ってりゃそこまでねじ曲がるんだ?
 ハッキリ言ってなろう小説でもここまで酷いキャラは出てこないぞ。


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