AGAと食生活の関係は?【医師監修】
AGA[男性型脱毛症]の進行は、複数の要因によって引き起こされます。その中でも遺伝的な要素(男性ホルモンに関わるもの)が最も大きいと言われていますが、食生活も影響すると考えられています。
食生活の乱れは栄養不足や健康問題を引き起こします。それは髪の健康と成長に関係してくるのです。
髪にとって良い食べ物、悪い食べ物を紹介していきます。
AGA予防の為、ぜひ食生活の改善も見直してみましょう🍀
①髪に良い食べ物とは?
【タンパク質】
肉、魚、卵、大豆製品、ナッツなど。
髪の主成分であるケラチンの生成に必要な栄養素です。
髪に必要な成分は多岐に渡りますが、タンパク質は特に重要な栄養素であり、積極的に摂取すべきものです。
【鉄分】
ほうれん草、レッドミート、豆類、レバーなど。
貧血が髪の健康に影響を与えることがあります。鉄分不足にならないように意識しましょう。
【オメガ-3脂肪酸】
青魚、アーモンド、チアシード、亜麻仁など。
頭皮の健康をサポートし、髪の輝きを向上させる有能な栄養素です。
【ビタミン類】
ニンジン、オレンジ、レモン、アボカド、ヨーグルトなど。ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどが髪の成長と健康に重要です。
②髪に悪い食べ物とは?
【高脂肪食品】
油で揚げられた食品(フライドチキン、ドーナツなど)、チーズ、バター、マーガリン、アイスクリームなど。
頭皮健康を悪化させ、髪の毛の成長を妨げる可能性があります。特に飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品は控えると良いでしょう。
【砂糖】
過剰な砂糖摂取は、血糖値の急上昇や炎症を引き起こす可能性があります。頭皮の健康にも影響を与え、髪の毛の成長を妨げることがあります。
【加工食品】
冷凍食品、ソフトドリンク、スナック菓子、インスタント食品など。
加工食品は添加物や人工的な成分を多く含みます。これらの成分は、髪の毛の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。できるだけ自然な食品を選ぶように意識しましょう。
【過度なアルコール】
過度なアルコール摂取は、栄養不足や頭皮の乾燥を引き起こす可能性があります。これが髪の毛の脆弱さや抜け毛の原因となることがあります。
また睡眠の質の低下を引き起こし、充分に髪が成長できない環境ができあがってしまいます。
お酒は食事と一緒にゆっくりと飲むように心がけ、肝臓への負担とならないように意識すると良いでしょう。
③まとめ
髪に良い食べ物、髪に悪い食べ物をご紹介しました。
バランスを考えながら食生活の改善につとめると継続しやすいです。
食べ物の内容に加えて、
食べすぎ、過度なダイエット、外食中心の食事、夜22時以降の食事などもまたAGAに関して悪い影響を与えます。
毛髪の成長に欠かせないホルモンは主にPM22時~AM2時の間に活発に分泌されます。この時間帯の食事は、血液が消化器器官に集中するため、頭皮への血流も減少してしまうのです。食事をする時間帯を見直し、食べ過ぎない、過度なダイエットはしない、なども食生活に合わせて改善できると髪への良い影響となります。
ぜひ今日から髪にとって健やかな生活を心がけていきましょう!
【監修医師】 鈴木 沙織
2014年3月 東京医科大学卒業
2014年4月 都内総合病院にて初期臨床研修開始
2016年4月 大学病院外科入局
2016年4月 大手AGA専門クリニックで勤務開始
2020年4月 都内総合病院勤務
オンライン専門クリニックを開院、現在に至る。