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2022年の日記

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2022年5月の記事一覧

世界はすこしぼやけている

何もない休日。いくあてもなく総武線に乗って、久しぶりにということで高円寺で降りた。学生時…

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一石二鳥だからな

二子玉駅にいってHomecomingsの畳野さんの弾き語りを聴いた。雨音が文字通りザーザーと微かに…

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生存戦略

今日はしごとに出たのだけれど、特に急を要するものもなくて、PCだけとって幾つか事務作業をし…

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わたしには言葉しか

昨日は晴れていたからだろうか、安定して映像の編集をして、それから歩いた。その途中で思い立…

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下の名前も思い出せない人からの手紙

部屋の片付けを始めたらとまらなくなって、飽きて家をでた。高尾の方まで行っちゃおうと思った…

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こういう時間

農作業のことを、わたしは例えばテレビや漫画だとか、或いは中学の頃接待みたいにお世話になっ…

短歌を沢山書いた

短歌を沢山書いた。 いずれ歌集ができる時に、それに深みを与えてくれる養分を含んでいる短歌ができたような気がした。短歌を書くことが今年のテーマになってきていて、例えば長編小説やバンドのアルバムに比べれば、確かに短歌の与える力はささやかであるだろうけれど、それでも言葉の力が純真に発揮されているフォーマットだと思う。何だかわからないけれど残る、或いは何だかわからなかったものに、思いもしなかった角度から光が当たる。ちょうど今日読んでいたSFで、4次元に入った人たちが「3次元が絵に見

結晶を守る木々

夜に何年振りかの大学の人とあって、その人についていって朝まで飲んだ。人生で一番というほど…

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タイスキは半端じゃない

GWが終わってしまった。今年のゴールデンウィークは忙しい仕事との「ケとハレ」というような感…

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死や終わり

会社に久しぶりにいく。夕暮れ時、どうにも耐えられなくなって逃避行のように知り合いのいない…

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気が散って仕方がない

上手く起きることができなくて、大遅刻して会社に行って、予約していたワクチンを打ったらすぐ…

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地球は50億年後

ワクチンの副作用で一日中微熱だったが、それ故か集中力がまとまって色々と作業が進んだ。 さ…

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それでもあくまで軽やかに

長編の小説はいい。読んでいる途中に訪れる「こんな長いものに手を出さなくちゃ良かった」とい…

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第二宇宙速度

着々と出す準備をしている本に使う紙を決めに、製本会社に行った。中身は基本自分で決めているものの、本のデザインや入稿は信頼できる人と一緒にやっている。結局、自分一人では選ぶことのなかった製本方法と紙を選ぶことになり、その結論が生まれた時の、瞬間の心地よさというか、感情の純度みたいなものは他に変え難いものがあった。自分なりに考えて、こうしたいと思うことがあったとしても、それはどこか臨界点を超えてくれなくって、「ああ、作ってよかった」と心から思えるようになるものが出来る時はいつも、