AFTER BOOK CLUB

横浜の図書館で、本好きの人もそうでない人も、楽しく月1回集まって読書会をしています。屋…

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横浜の図書館で、本好きの人もそうでない人も、楽しく月1回集まって読書会をしています。屋号は「AFTER BOOK CLUB」。毎回の読書会で紹介された本や、横浜の本屋さんやイベントの紹介、おすすめの書籍など、私たちだからこそ書ける、本にまつわる情報を発信します。

最近の記事

謎の裏にある謎。神奈川県立図書館発のBOOKCLUB(2024年9月)

何を「?」と思うかに、その人の感性が現れる…かもしれない謎 神奈川県立図書館で毎月集まっているABCの9月テーマは「一見『?』となる本」でした。いつもよりちょっと少なめ8名の参加者それぞれが「?」と思う本を持ち寄った結果がこちらです。 表出してる謎、手に取り気づく謎、進んでから「しまった」と思う謎 選書理由は、タイトルが謎だったり、そもそも本の(物理的な)構造が謎だったり、読んでいくとさらなる謎につかまってしまったり…それぞれの「?」が大変面白かったです。 個人的に一

    • 今秋に計画している、とある企画のシミュレーションをしました!神奈川県立図書館発のBOOKCLUB。

      8/4(日)開催のABCは、通常の読書会ではなく、今秋に計画している、外部の方に向けたあるイベント企画のシミュレーションを行いました。 この企画内容について、いろいろとお伝えしたいところなのですが…諸事情あり、まだ詳細をお伝えすることができません… 詳しい情報をお知らせできるタイミングがきたら、あらためて告知させていただきますが、 内容をふわっとまとめると「言葉と本と人の繋がりが巡っていく」という表現になるでしょうか。(まぁ…全くわかりませんよね…すいません) とりあえず

      • あなたが「浦島太郎」から受け取るメッセージは?神奈川県立図書館発のBOOKCLUB。

        そもそも亀の誘いは罠だった、のかもしれない。 梅雨明け待ち遠しい今日この頃。 浦島太郎はおとぎ話か伝説か。横浜市神奈川区にいたのか?香川、京都、それとも? 7月の某日、わたしたちはいつもどおり神奈川県立図書館に集い、ABC を実施しました。今回のテーマはなんと、「浦島太郎」。前回の ABC にて対話をしている中で、実は“浦島太郎”というワードが出ていて、参加者の多くが気になった言葉だったのです。こんな感じで、連続的にテーマが決まっていくのも面白いです。 今回も各々が自

        • あなたの「1ヶ月バカンスがあったとしたら、持っていきたい本」は?神奈川県立図書館発のBOOKCLUB。

          バカンス。 暑くなってきて、2024 年も半分を折り返そうという今日この頃。 少し、立ち止まってもいいじゃない。ちょっと、息抜きしてもいいじゃない。 6月の某日、わたしたちはいつもどおり神奈川県立図書館に集い、ABCを実施しました。今回のテーマは「1ヶ月バカンスがあったとしたら、持っていきたい本」。 「1ヶ月バカンスがある」という状態を、それぞれが自由に受け取って本を選びました。“1ヶ月”という時間と“バカンス”という空間を生かして、何をしたいのか。また、何ができるの

        謎の裏にある謎。神奈川県立図書館発のBOOKCLUB(2024年9月)

        • 今秋に計画している、とある企画のシミュレーションをしました!神奈川県立図書館発のBOOKCLUB。

        • あなたが「浦島太郎」から受け取るメッセージは?神奈川県立図書館発のBOOKCLUB。

        • あなたの「1ヶ月バカンスがあったとしたら、持っていきたい本」は?神奈川県立図書館発のBOOKCLUB。

          AFTER BOOK CLUB の活動は面白い 12月10日のテーマ「本と〇〇」のレポート(後編)

          執筆者の M です。前編に引き続き、12月10日のテーマ「本と〇〇」をレポートします。 日本の中にある異世界について 次に O さんが話したことは、「本と旅」です。よく電車などの移動中に本を読むことが多いらしく、旅行中に次どこに行こうかと考えながら読むとのことです。本を読むことは想像世界への旅でもあるので、それを実際の旅の中で行うというのは面白い読み方だと思いました。双方の旅は、どのように互いに働きかけるのでしょうか。今回、紹介されたのは、「移民の宴」という高野秀行の本で

          AFTER BOOK CLUB の活動は面白い 12月10日のテーマ「本と〇〇」のレポート(後編)

          AFTER BOOK CLUB の活動は面白い 12月10日のテーマ「本と〇〇」のレポート(前編)

          今のところ ABC に毎回、参加している Mです。今回初めて NOTE に記事を載せるので、この機会に ABC の活動の面白さ、その魅力についても語ってみたいと思います。 本とは、読書とは何か 読書というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。面白い、楽しい、ためになる等、色々と理由があるかと思いますが、私は、読書とは日常の世界から一時的に離れて本の中の世界へ時空を超えた旅をするような体験であり、ある種の異化作用をもたらす力があると考え ています。つまり日常では体験できない

          AFTER BOOK CLUB の活動は面白い 12月10日のテーマ「本と〇〇」のレポート(前編)

          横浜本屋巡り① 団地の中のお洒落な本屋。「BOOK STAND 若葉台」をレポート。

          横浜の本屋さんを紹介していくシリーズ「横浜本屋巡り」 こんにちは、AFTER BOOK CLUBメンバーの野原たんぽぽ(@noharatampopo)です。 本好き×横浜市民が多い私たちのブッククラブ。 これからこのnoteでは、「横浜の素敵な本屋さん」をメンバーたちで紹介する、「横浜本屋巡り」というシリーズを書いていきたいと思います。 BOOK STAND 若葉台 今回紹介するのは、横浜市旭区の若葉台団地内にある、「BOOK STAND 若葉台」さんです。 20

          横浜本屋巡り① 団地の中のお洒落な本屋。「BOOK STAND 若葉台」をレポート。

          8月の日曜日に『対話』というテーマでアラフィフ(推定平均)の男女4人は何を語り合ったか?

          AFTER BOOK CLUBの前半のセッションは、だいたい複数のテーブルに分かれて3-4人ごとに話し合ってます。8月はお盆の週末ということもあって参加者数が少なく(今までで最少の8名)、2グループでいいよね、ということでグーとパーした結果、たまたま年齢層でスパッと分かれました。 でも実は、この記事を書くために、後から振り返ってそのことに気づいたんですよね。いつも年代差をあまり感じないスタンスで私たち会話している気がします。と思っているのは私たち年上の側だけなのかもしれません

          8月の日曜日に『対話』というテーマでアラフィフ(推定平均)の男女4人は何を語り合ったか?

          ABCスピンオフ企画!【夜会『本屋さんの声を聴く』】 ー ある短夜の特別なひととき

          去る7月終わりの某日、わたしたちは「本屋 象の旅」に集いました。神奈川県立図書館を飛び出した、初ABCスピンオフ企画。横浜市内の一角で、本屋さんのお話に耳をかたむけ、また店名である「象の旅」にふさわしいテーマで、お互いに本を紹介し合いました。ここでは、一参加者としての筆者の目線で、イベントを振り返ります。 夜会『本屋さんの声を聴く』が開かれるまで 後日、主催者である Aさん&マスターさんに改めて、企画の背景を聞いてみました。 本屋さんの常連さんだなんて、Aさんもマスター

          ABCスピンオフ企画!【夜会『本屋さんの声を聴く』】 ー ある短夜の特別なひととき

          『名刺代わりの一冊』というテーマに、12人の市民は何を持ち寄ったか?神奈川県立図書館発のBOOKCLUB、第2回目をレポート。

          第2回目のAFTER BOOK CLUBは、5月14日(日)に神奈川県立図書館で行われました。参加者は12人。 この日のブッククラブのお題は、「名刺代わりの一冊」。 Twitterの人気ハッシュタグ、「#名刺代わりの10冊」から着想を得たお題です。 まだまだお互いをよく知らない私たちは、本を通じて自己紹介をすることにしたのです。 読書歴も年齢もさまざまなメンバーが揃った回。 それぞれのメンバーが思い思いに選び、語る「私の一冊」は、どれをとっても読みたくなってしまうライン

          『名刺代わりの一冊』というテーマに、12人の市民は何を持ち寄ったか?神奈川県立図書館発のBOOKCLUB、第2回目をレポート。