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新卒で転職してから1年。今思う私の感情すべて

4月1日。転職してから丸1年が経った。
「あっという間だった」なんて軽い言葉を使いたくないが、本当にそう思う。

新卒で入った大企業を「暇すぎる」という理由でたった1年で退職し、スタートアップの広報に転職。未経験の業務は大変なこともたくさんあったけれど、毎日が楽しくて刺激的だった。ストレスフリーで、週明けの仕事に憂鬱になることはほとんどなかった。

大企業と違い、メンバーが少ないのでアイデアが通ることも多く、私の意見でサービス改善が進んでいくのをとても嬉しく感じた。やることがないのに帰れない惰性の残業タイム、ひたすらコピーする作業、タバコ臭い上司との爆食ランチ、緊急事態宣言中の会食など、前職にあった辛いことは何一つなかった。
メンバーも全員思いやりがあり尊敬できる人ばかりで、こんな社会人になりたいと心から思えた。まだ社会人2年目なのに、裁量のある仕事を任されることは責任もあったけれど、やはり嬉しかった。


けれど、そんな快適すぎる毎日もそう長くは続かなかった。
2,3ヶ月ほど経つと、徐々に私への風当たりが強くなっていくのを感じた。もちろんそれは私の実力不足が原因なこともあったし、努力して解決していこうと思っていたが、そんな簡単な問題でもなかった。
顔の見えない相手とのコミュニケーションはとても難しく、言われてもいないことを勝手に言われた気になって、傷ついたりする。
私の社会人経験が短いせいか、それとも環境がそうさせるのか。原因はたくさんある気がするけれど、最近の私は一年前ほどの楽しさは見出せずにいる。今すぐに辞めたいわけじゃない。けれど、もう長くはないかもしれないと感じている。


今、私の毎日には1年前とは比較にならないほどの仕事がある。明日も明後日も、来週も、来月も。やらなくてはならないこと、やりたいことがたくさんある。それは私にとって価値のあることだ。目指したい場所があるのは、スタートアップならではのやりがいなのかもしれない。顧客として関わっている全ての人を、幸せにするまで。私にはまだまだ、走り続けていかなくてはいけない。


社会人3年目とはいえ、まだ私は人生1回目。
気負いせず、6割の力で働き、毎日を楽しく、自分にも他人にも優しく甘く。強く生きていく。



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