可能性

 はい!やってまいりました!孝太の雑録。

 今日は7月5日付の読売新聞の「シニア・企業 思い込みの壁」を読んで思った事をお話しします。

1 思い込みと決めつけ

 リクルートの2年前の調査によると企業の人事・採用担当者の7割がシニアの雇用に非積極的と回答しており、その理由としては雇用意識が若者に偏っている、更に言えば「年をとると生産性は落ちそうだし、新しい事を覚えるのは苦手だろう、若い社員と上手くやれないかも・・・」といった思い込みが大きい様です。それはシニア側にも共通しており、いい年だからと自分の可能性に制約をかけ、未経験だと出来ない仕事だと決めつけてしまっていました。
 この状況を打開すべく、作られたのがシニアを対象とした「からだ測定」です。
 これは筋力や敏捷性・バランス感覚、手先の器用さで体力を、計算、記憶力、読解力等で処理力をみて、希望する自治体等と組んで測定会議を開き、地元企業との就職マッチングも行います。2017年末に始まり、これまで約5000人が受けています。
 測定後、受験者に強みや適性を伝える事で、求職者の進路決定にも役立ちます。最初から何もしないで「もう年だから」「自分の限界はここまでだ」と決めつけてしまう人は多いですが、この測定を受けた事で「自分の可能性にもう一度かけてみよう」と前向きな気持ちになる人も多いようです。

2 自分の可能性に年齢は関係ない

 さて、ここまでシニアについてお話ししましたが、何もそれだけに限った話では、ありません。
 転職についてもそうではないでしょうか。例えば、40歳以上で初めて営業の仕事に就くことになったとします。僕もそうですが、「ノルマを達成できるだろうか」「客先でちゃんと説明できるだろうか」等等、不安は尽きません。でもそこで終わってしまうのは駄目なのです。そのなかで自分の経験をどう活かすかが重要なのではないでしょうか。何らかの形で必ず役に立つはずです。「出来ない理由」を探すのではなく、「出来る理由」を探す事でその先生き残れるかが決まると思いますね。

 また、最近はメディアの発達により自分をアピールする場が増えました。その最たる場がYouTube。ここはテレビと違ってどのジャンルでも年齢制限はありません。高齢者がテレビゲームに興じたり、一般人が楽器の演奏を気軽に投稿しています。勿論趣味でやっている人もいますが、再生数を増やす事を目標に自己研鑽に励んでいる人もいます。そういった意味では、チャンスは平等に与えられていると言って良いでしょう。
 よく、小学生の憧れの職業の上位にYouTuberが出ている事を嘆く人がいます。僕もかつてはそうでした。でも自分の可能性を試す場としては良いのではないかと思うようになりました。失敗したとしても、そこから何かを得られれば良いのです。

3 おわりに

 というわけで、今回は可能性についてお話ししました。自分の可能性について不安はつきものですし、最初から自信がある人なんていないと思います。
 色々な事を経験する事で自分の適性、強みを見つけ、その中から自分の可能性を見つけ出せばいいと思います。勿論それに年齢は関係ありません。ひょっとしたら気付かずに終わってしまうかもしれない。でも何もしないで後悔するより自分で動いて悔いなく生きる方が良いじゃないですか。充実した人生になるよう、僕も日々過ごして行きたいですね。

 今日はここまでとします。最後までお読み頂きありがとうございました。

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