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あなたの働くスタイルは?

🟡はじめに


今回は
介護スタイルについて
書いていきます。


▶︎仕事が早い人・遅い人
▶︎丁寧な人・雑な人


一般的に理想は
「 仕事が早くて丁寧な人 」
なのかもしれません。


はたしてそれが
本当に理想なのでしょうか?





▶︎仕事が早くて丁寧
▶︎仕事が早くて雑

▶︎仕事が遅くて丁寧
▶︎仕事が遅くて雑



この4パターンに分けて
考えていきましょう。



あくまで
私が今まで一緒に働いてきた
スタッフについて
書いているのでご理解ください。






①仕事が早くて丁寧タイプ


まず1つ目は

「 仕事が早くて丁寧 」



仕事が早いスタッフ。と言っても

利用者のことを考えているスタッフと
自分のことしか考えないスタッフが
いました。


利用者のことを考えているスタッフは
例えばオムツ交換や入浴介助で考えると

利用者は裸を見られる羞恥心があったり
寒い思いをさせてしまう。

利用者目線から考えて
時間をかけない方がいい。

このような考え方のスタッフがいました。


このタイプのスタッフは
利用者への負担を考えられるので
仕事も丁寧な方が多かったです。


まさに
仕事が早くて丁寧タイプ。






②仕事が早くて雑タイプ


次は
「 仕事が早くて雑 」

これはさっき一瞬書いた
自分のことしか考えないスタッフ。が
多かったです。



このタイプの考え方として
丁寧や雑という概念はほぼなく


仕事が早い = 仕事ができる


このような考えを
持っている人が多かった印象です。


そのため
どれだけ仕事が早く終わるかが
ステータスであり

仕事が遅いスタッフのことを
悪く言うこともありました・・・



このタイプのスタッフは
仕事が雑なので
次に介助に入るスタッフに
しわ寄せがきます。



トイレ介助やオムツ介助で
雑なスタッフのあとに介助に入ると
パットやオムツがきちんと当たっていない。


パットが大きかったり
尿量が少なかったりで
何事もなく終わることもあれば


きちんとパットやオムツが
当たっていないせいで
ズボンまで濡れてしまうこともあります。


利用者も不快な思いをしますし
スタッフもやらなくていい仕事が
増えるのでいいことが1つもない・・・



なにが1番タチ悪いかって
本人は仕事ができるタイプだと
思い込んでいることです。


パットがズレていたことを伝えても
本人はきちんと当てたと思っているので
なんのことやら?状態で

改善されません・・・







③仕事が遅くて丁寧タイプ


続いては
「 仕事が遅くて丁寧 」


私はどちらかと言うと
このタイプかもしれません。


このタイプは
仕事は早くないけど

仕事の丁寧さだけでなく
人としての丁寧さも
持ち合わせている印象がありました。


個人的には好きなタイプです。


その人だけの空気感といいますか

認知症や介護拒否の利用者に対しても
イライラすることが少なく
声かけや対応が優しいんですよね。


私が将来、介護される時は
このタイプにお願いしたいなー。



またこのタイプは
仕事が遅いことも自覚しているので
数をこなせば少しずつ
仕事も早くなってくる人が多かったです。


もともと持っている丁寧さが
ベースにあるので
いいスタッフが多かったです。



仕事が遅いと
他のスタッフに迷惑が
かかることもありますが


私としては

他のスタッフがカバーすればいい。

適材適所がある。と
思っていました。



性別や年齢、記憶力など
スタッフによって実力は様々なので。


このタイプにイライラすることは
ほとんどなかったです。






④仕事が遅くて雑タイプ


このタイプは本当に
どうしたらいいのだろう・・・
頭を悩ませることもありました。


何人かこのタイプに出会ったのですが
性格がクセがある人が多かった気がします。


最初は仕事が遅くかったり雑でも
そこから時間をかけて成長していったり
こちらの教えたことを聞いてくれるなら
全然問題ないのですが。



利用者にも負担がかかるし
他のスタッフが必要以上の
仕事をしている状況でも自覚がなくて。


教える側が
丁寧な介護や今よりも早く仕事が
できる方法を教えても
頑固なスタッフもいたりして。


技術や実力はないのに
知識だけは少しあったせいで
自分の考えを言い返してくるスタッフには
呆れてしまいました。


もちろん自分の考えを持つのは
素晴らしいことだと思うのですが

それ以前に
最低限の1人前の仕事をこなすことを
最優先でやろうよ・・・と
思ってしまいました。


プライドが高いのかな・・・






🟡私の介護スタイル



少し私の話をさせてもらうと


私自身もこのタイプと言いましたが


「 あえて仕事は早くしない 」


これを新人の頃から強く意識していました。



ここだけ聞くと
サボってるように思われそうですが
そんなことはありません(笑)



仕事は別に
すごく遅いことはないのですが
特別早いこともなくて。



なぜこの考え方になったのかと言いますと
新人の頃に配属されたのが
特別養護老人ホーム。



もともとのんびりタイプの私は
常にせかせかしている
特養が合いませんでした。


特養は
せかせかしているのに加えて
利用者の人数が多いうえに
介護度が重いのが特徴。


スタッフの数も余裕があるわけではない。

特養が合わなかったとはいえ
仕事なので早く介護をすることも
身につけようと奮闘していたある日のこと。



介護度が重い利用者が多いため
自分で食事を食べられない方などの
対応が優先されがちでした。


すると逆に
自分で食事が食べられる方は
後回しにされていることがありました。


食後に飲み薬があるのですが
薬を飲ませるのはスタッフの仕事。


そのため
自立している利用者は
食事が終わってもスタッフが
来てくれないと薬が飲めない。


薬が飲み終わらないと
自分の部屋に戻れない。

部屋に戻ろうとするとスタッフに

「お薬まだ飲んでないから
 お待ちくださーい」と

止められてしまっている。


これはかわいそうだな・・・と
私は感じました。



また別の日には
薬をもらおうとその利用者が
スタッフに声をかけようとするも

スタッフは常に早足で
スタスタ歩いており
なかなか声をかけにくそうにしていた。


私は自らその利用者に声をかけて
薬の対応をしました。





もし私が将来
介護を受ける側になった時のことを
考えてみました。


そんなに声を張れるタイプでもないし
スタッフは常に忙しそう。

声をかけるのですら
迷惑にならないかな・・・
とためらってしまう。


居心地良くないなー!!


という想像結果になりました。



こうした経験から
私はせかせかしないスタイル

ゆとりがあるように見える
振る舞いや歩き方をしよう。


こう決めました。



利用者からすると
声をかけにくい雰囲気が
フロアやスタッフに対して
あったのでしょう。





さらに言うと
スタッフからの
見られ方も意識しました。


私自身
人見知りや臆病なこともあり
せかせかしているスタッフに
声をかけにくくて。



今でこそ意見を言えたり
リーダー業務を経て
どのスタッフとも
話せるようになったものの


新人の頃は
忙しそうな先輩に

こんなことで質問していいのかな?
迷惑じゃないかな?


などと
遠慮してしまうこともありました。



こうしたことから
社会人1年目で
後輩なんて1人もいない状況で



「 (未来の)後輩が
  話しやすい雰囲気を作って
  のびのび働いてもらうぞー!! 」



このように心に決めました。






🟡まとめ


あなたは
4タイプのどれに当てはまりましたか?


▶︎仕事が早くて丁寧

▶︎仕事が早くて雑

▶︎仕事が遅くて丁寧

▶︎仕事が遅くて雑


介護はチームでやるものだから
得意・不得意をみんなが理解しつつ
カバーしていけばいいのにな。と思うけど


それぞれの考え方や正義があるから
なかなかうまくはいかなかったりしますよね。




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それでは
次の記事でまた会いましょう!


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