メドレーを退職しました。そしてこれから。
ご報告が遅れましたが、7月末で3年間勤めた株式会社メドレーを退職しました。
臨床を離れ、医療×ITという分野で薬局向けの新規事業の立ち上げから関わらさせていただいたのが2021年の8月。事業だけではなく、新型コロナウイルスの流行・2022年の診療報酬改定など世情も変化するなかで、医療ヘルスケアの未来をつくるために日々議論・試行錯誤しながら取り組めたことは本当に刺激的で、学びの多い時間でした。
カスタマーサクセスという職種を通じ、既存顧客の活用支援・リニューアルセールス・カスタマーマーケティング・サポート体制構築等、総合的に業務ができたことも良い時間であったと思っています。
(カスタマーサクセスおすすめの職種です!!)
なぜメドレーを離れるのか?
この1年は、仕事と並行し、地域や医療との関わりを再認識する期間でもありました。特に、文京区を中心とした町内会や有志等での活動、プライマリケア連合学術大会への関わりを通じ、自分の時間を何に使いたいか・どうありたいかという問いが生まれました。(学会の感想はこちら)
臨床(病院/薬剤師)→IT(マーケ)→医療IT(カスタマーサクセス)とキャリアを歩んできましたが、自身のなかで繋がっていると思いながらも、再度職種をかえることが正しいのか・気極めるべきではないのかという不安も正直強かったです。
一方で、余剰時間で実施するには、コミュニティ・まちに関わることが時間的にも規模的にも限られること。自身の性格的に、今後も打ち込みたくなる思いがつよくなるであろうこと。好きなことは多少苦難があろうとポジティブに仕事/生活を混在しながら働け、パフォーマンスが高いこと。 逆に他に興味がある状態でのパフォーマンスは落ちがちであること。
これらを総合的に鑑み(実は数ヶ月本当に悩み、結構苦しかったです。笑)、メドレーを離れ次のステップに進むことを決めました。
これから何をするのか?
有休消化含め9/18迄 約2ヶ月間の期間を挟み、主軸の仕事をもちながらも、柔軟に並行して複数の活動・仕事を実施していきます。
(既にこの有休消化中+α期間もいくつか動いております）
優先順位つけながらも....おもしろいこと・気になることは関わっていきたいのでお気軽にお声かけください。
主軸の仕事
9/19からはコミュニティ&コミュニティホスピタル構想の立ち上げ・運用を担当します。
昨年春から5月下旬まで関わっていた、プライマリケア学術大会の運営にて、運営の上司にあたる小笠原先生から今回のお話をいただいたことがきっかけです。
いくつか理由はありますが主に以下の4点が決め手でした。
・医療者としてではなく、まちとヘルスケアの繋げ役としての期待
・仕事以外のまちのPJへ参画の理解 (実際にC&CHにも還元されうる内容)
・新規のPJでチャレンジングな環境
・1年間学会運営のプロボノで関わってきた中での信頼感
実は先に辞めることを決めていたので、転職は本当に偶然/必然の流れで、こんな転職あるんだなと感じています。きっかけを良いご縁にすべく頑張って行きたいと思います。
また既にフライング?で6月から時々MTG参加させていただいたり、7月には谷根千中心に活動するまちまち眼鏡店さんとコラボイベントを実施、直近ではコミュニティ支援室の方針策定の話を始めたりと緩やかに引き継ぎをはじめています。
主な勤務先となる同善病院も台東区の三ノ輪と自転車圏内です。 課題もありつつ、様々な動きがみえてきており非常にワクワクしています。
(所属は、株式会社メディヴァの中で、コミュニティ・ホスピタルとコミュニティ・ケアを担う株式会社シーズワンとなります)
意識してなかったけど、気づけは重要ポジションになってました。笑
その他の活動
幾つかありますが、最近の新たな動きとして....
一般社団法人せんとうとまち
7月より一般社団法人せんとうとまちに参画しています。元々、昨年の藍染大通り50th記念の取り組みで、代表理事の栗生さんと理事の三文字さんとお会いしたのが最初。文京建築会ユースの活動などで、徐々にご一緒させていただきながら、今回私がフリーになったタイミングで「せんとうとまち」にも携わらせていただくことになりました。
京都に住んでいた頃から時々銭湯を利用するようになり、最近はおふろなし長屋生活(笑)も相まって活用頻度があがっている銭湯。常連さんどうしの日常の会話やりとりなど、まちの居場所になっていると感じます。また素敵な建物、過去の積み重ねを感じる瞬間が好きです。
我々せんとうとまちはそんな銭湯を中心とし、せんとうがあるまちの記録・運用支援・場所づくりを実施しています。(中にはヘルスケア関連のお話も、直近だと大阪の寿楽温泉さん など)
とはいえ、活動を継続するためには資金がありません..........
そこで私は、協賛獲得等を中心に担いながら、幾つかのPJに携わっていく予定です!! 皆様9月には色々ご案内予定なので何卒お力添えを。
※HPは9月上旬リニューアル予定です
地域屋台 まちけん号
医師の孫先生や密山先生らが中心となり、活動されていた谷根千まちばの健康プロジェクト（まちけん）。 谷根千とその周辺地域の人々のつながりと健康（ウェルビーイング）を高めるための活動の一環として、利用され得ていた屋台を譲り受け、地域のみんなが誰でも使える地域屋台として再スタートすることにしました。
思いや歴史を引き継ぎたく、名称は許可をいただき「まちけん号」としています。
なぜ地域屋台にしたのか、これだけで長文になるので端的に
・地域のために使われた屋台を、地域の公のものとして戻したかった
・まちの活動が既にたくさんあるので、緩やかにつながるきっかけをつくりたかった
・ちょっとお店をしてみたいを叶えられるきっかけをつくりたかった
現在、ロゴマーク作成中(暫し旅をしてたら時間が...) 8月中には皆様のもとにお届けできればとおもっております。
東京ガレージさんに屋台を迎えにいきました
その他、谷根千を中心に活動するまちまち眼鏡店、ケアとまちづくり未来会議の企画、月1程で開催しているスナックや実家のお茶屋 (滋賀の食材とお茶を中心にしたり、地域の知恵を引き継いだり) 、アートコレクティブ so tired collectiveでの活動、 また引き続き関わっているヘルスケアSHIPの運営など諸々進めております。こちらもどこかで詳細を。
そして、今後はquitriにも携わらせていただきます。
全員副業の運営体制、東東京近辺とは異なる環境、コミュニティに関わる活動・知見。今の枠組みに収まらず活動をしていくために、quitriでも活動していきます。
まずは、広尾にあるカフェmuunで8/18(金) 19:00~ Barの店主をやっているのでよければお越しください。笑
フリー2ヶ月間 何をしてたの/何をするの
主に旅、各種仕事や活動をゆるりと実施しています。
7月
・100banch ナナナナ祭
最終出社日翌日（笑）ほぼ徹夜でワークショップ準備しました。
調剤喫茶としての出店も2回目、石丸くんパワーでメンバーも増え大盛況でした。
・ヘルスケアSHIPのトークイベント
久々のオフラインイベント。 私は、理学療法士*コミュマネの まさまさと「コミュニティ」をテーマに、だいかい文庫の守本先生(もりもん)と歩行者天国研究家の内海くんをゲストにトークしました。
・大阪/京都/滋賀の旅
これも各場所ごとでまとめたいくらい濃かったです....が書ききれず/写真多すぎて。追って旅の記録note貼ります。
大阪：ココルーム(釜ヶ崎芸術大学)/ほんむすび/ dot architects (コーポ北加賀屋と千鳥文化等関連を見学させていただきました)
京都：KYOTO SHIKIAMI CONCON / niniroom
滋賀：実家滋賀県奥永源寺地域近辺諸々 茶工場見学など (実家の茶園）
・スナック知恵の開催
ゆりあと開催 地域の知恵をテーマにしたスナック開きました
実はエッセイ書いたのでこれもどこかで...
旅終了の翌日にお店をするという我ららしいスケジュール
・藍染路上映画祭 (まちけん号プレデビュー)
毎年の路上映画祭にて、まちけん号プレデビュー
8月中旬迄
・台湾の旅
都市デザイナーの三文字さん、空想地図作家の地理人さんの展示設営ちょっぴり参加後、諸々散策へ。途中、台湾の薬剤師の友人にあってバイクで高雄めぐったり、気になる薬局訪問して台湾の医療事情きいたり、ゲストハウスでスタッフさんと仲良くなったり、旅仲間で観光したり、地元大学生にローカルなところを教えてもらってめぐったり。久々のバックパッカー旅でした。（後半英語だらけで英語力の低下を痛感....)
展示ももちろんのこと、
基隆の漁港を中心としたまちなみや生活圏が面白かった
展示会の詳細
ヘルスケアのイメージを変えるべく動画配信もしている薬剤師さんだった
深夜12:00に開いて、基隆の後は台北いくとのこと
日本茶のお土産渡したらめちゃ喜んでくれた
8月下旬~9月
以降は今後の今のところの予定しています
・mmuunでのスナック開催
・長野県開田高原のサマーキャンプのスタッフ
・屋久島の旅
・根津の盆踊り
・滋賀→京都の旅 1週間程 (多分、京都でスナックやります)
・家族旅行 (91歳の祖母も一緒に
・根津の祭り
その他、各種PJ諸々ぼちぼちやっております
最後に
長文になりましたが、お読みいただきありがとうございました。
そして改めて、メドレー時代にお世話になった皆様に感謝いたします。
社長から「医療業界をよくするものは同士だから、共に頑張ろう!!」と声をかけていただいたこと。上司からの「福井さんは、(退職ではなく)卒業だね」や、同僚からの「メドレーにとっても最も必要な時期に福井さんはいたのだと思います。」という言葉。また、退職をご報告した多数のお客様がお電話くださり励ましのお言葉をくださったこと。
しっかりと受け止め、フィールドは異なりますが、医療ないしはそれを包括するまちをより知り・貢献できるよう頑張っていきたいと思います。
また各種PJでお世話なっている皆様、地域の皆様、友人、新たにお世話になる皆様も引き続きよろしくお願いいたします!!
2023.8.17 福井彩香
広報の方からいただいたプレゼントと事業部メンバーのが被って
（オレンジ色のアフリカンローズ）びっくりした 笑
イメージオレンジらしい!?
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