見出し画像

【開催の経緯とイベントの見どころ】7月16日開催 ~Healthcare SHIP Social Meeting~

イベントを開催しようと思った理由


ー コロナ禍で再確認をした人の繋がりの大切さ


コロナの3年間。僕たちは一体何を失っただろう。
それは余りにも大きく、言葉にするのは難しい。

医療機関、介護施設では厳重な感染対策が取られ、不要不急な外出に抑制がかかり、外部の人と合うことも制限された。

コロナ禍において、オンライン飲み会が一時注目を浴びた。
ただ、不思議なことにリアルに会って話すようには雑談が盛り上がらない。

画面上では縮めることのが難しい、人の距離感の奥深さを改めて感じた。

僕自身も仕事場と家を往復する毎日だった。組織の中だけで過ごしていくと、自分の視野がどんどん狭くなっていくのを毎日感じた。

世の中の当たり前、トレンドがどんどんわからなくなっていく。組織の中の正解が自分の中の正解になっていく。インターネット上で情報は手にいられるものの、人からの生の情報に触れられなくなることは怖いことだと感じた。

組織の中にも閉塞感が漂い、ギスギスした雰囲気が広がっていった

ー きっかけはプライマリケア学会への参加

2022年からコロナが次第に落ち着き始め、人と会う機会が増えだした。

久々に会う人達との会話に花が咲く。
そこで人との繋がりの大切さを改めて感じた人も多い様に思う。

そして、つい先日の5月にプライマリケア学会に参加した。
多くの人が参加し、会場は熱気に包まれていた。

久しぶりに会う友人の顔は笑顔に溢れ、3年の期間を埋めるように互いの情報交換をしあった。

皆の表情を見て、「ヘルスケア業界の人達が集まり、新しい取り組みや情報に触れるそんなイベントを久しぶりに実施をしたいと思った。

どの様な雰囲気のイベントがいいだろう。
そんな時に脳裏によぎったのが、コロナ前の2018年に参加したnotefesだ。

会場はトークライブハウスのShibuya loft9。

独特の空間で、何とも不思議で、とっても自由な雰囲気のトークイベントだった

cakes noteフェス2018より抜粋
cakes noteフェス2018より抜粋

ー 開けた空間とライブ感のあるセッション。不思議な居心地の良さ

乾杯から始まり、公開ラジオトークの様な語り口調でセッションが進んでいく。予定調和ではない登壇者同士の掛け合いが面白く、不思議とずっと見ていられた

会場では話を聞く人、酒を飲む人、様々で皆自由に過ごしている。誰かに何かを強制されるわけでもない。ゆるやかな空間。会場では笑顔が絶えない

不思議な居心地の良さを数年たった今でもよく覚えている。

こんな開けた空間をヘルスケアイベントで作りたいと思った。

ヘルスケアを酒のつまみに皆で語り合い、時にバカ話をしながら、最近の情報をアップデートしていく。

そんな空間を作りたいと思う。
そこで、notefesが開催された同会場のShibuya loft9を予約した。

出来上がったのがこちらのイベントだ。

Healthcare SHIP Social Meeting


「つながりを楽しむ。この瞬間を味わう」

自由な空間でそれぞれの楽しみ方で、今この瞬間を味わってほしい
そこで生まれる何かがきっと新しい繋がりや気づきを生むはず

そういう思いをイベントに込めた

▼イベントページはこちら

ー 5つのセッション

本イベントは5つのセッションから構成されている。セッションごとにゲストが壇上に上がり、軽快なトークセッションが繰り広げられる。

▼テーマは以下の5つ

「社会的処方」
「死生観」 
「リーダー像と孤独」
「医療事務」 
「デジタルヘルス」

どれもこの3年間で大きく考え方が変わったものばかり。

期待するのは一般論としてのレクチャーではなく、生の対談。

ここでしか言えない話、失敗談、ちょっといい話
ゲストが今何を感じ、どの様な問いを持っているのか

ラジオ収録の様な雰囲気の中で生まれる対談者同士の自由な掛け合いを是非楽しんで欲しい

きっとこの解放された場でしか聞けない話がたくさん飛び出ると思う

ー トークセッションゲスト

▼まちと医療からみるコミュニティの形とは
・守本陽一さん、内海皓平さん
▼人はいつ死ぬと思う?
・猪狩僚さん、北村紋世さん、石井洋介さん
▼これからのリーダー像と孤独
・姫野亜紀裕さん、櫻本真理さん
▼医療事務Twitter クリエイティブ談義
・犬飼貴壮さん、元病院で働く事務職員さん、ささがさん
▼デジタルヘルス、この7年を振り返る
・小川晋平さん、沖山翔さん

それぞれのフィールドの第1戦で活躍されている人ばかり。
それぞれのセッションを僕視点でご紹介したいと思う。

セッション 見どころ紹介

ー まちと医療からみるコミュニティの形とは

モデレーター:福井彩香、佐々木将人

テーマは「社会的処方」
ケアとまちづくりに関する活動を行う医師の守本さん、建築家で公共空間のリサーチも手掛けている内海さんによるセッションです。

ヘルスケア業界では「コミュニティ」という言葉が、現在ホットワードです。それは治療では治しづらい病を、人や地域との繋がりを通じて癒していくことの必要性が再認識されているからだと思います。最近では、医療従事者が地域に出ていく事例も全国で多く見られるようになってきました。一方で、「コミュニティはそもそも誰が作るもの?」、「医療従事者のコミュニティの適切な関わり方は?」、といった類の問いが生まれてきています。普段から「コミュニティ」について深く考えられている二人のセッション。具体の話と抽象的な話が混ざり合い、普段悩んでいることを言語化してくれるような心地良いセッションになるはず。とても楽しみ!

ー 人はいつ死ぬと思う?

モデレーター:横田 達之、中島 雅紘

テーマは「死生観」
死をタブー視しないコミュニティデザインプロジェクト「igoku」を運営する猪狩さん、訪問診療医として患者さんの最後に伴走する石井さん、介護士として多くの看取りに関わってきた北村さんによるセッションです。

死について話すことは、社会全体としてはまだまだ敬遠される傾向が強いです。自分が最後の瞬間をどう迎えたいかの話し合いはとても大事なことと、頭では分かっていてもなかなかできません。それが近い人であればなおさらです。医療に携わり、死を身近に感じている私達でも、自分の家族と話し合いができている人は少ないんじゃないでしょうか。「人生の良い終わり方とは何か?」、「どの様にして、死について家族と話し合っていく?」。石井さんは自身が死にかけたこともあり、当事者側としても参加?とのこと。メディア、医師、介護士、当事者様々な立場から死生観について考えていくセッションは新しい試み!どんな着地点で終わるのか。気になります!

ー これからのリーダー像と孤独

モデレーター:増谷彩

テーマは「リーダーと孤独」
コーチング、ピアコーチングを通じて外部からリーダー育成を支援する櫻本さん、院長として病院の中からフラットな組織づくりを実践されている姫野さんによるセッションです

最近のリーダー像は「トップダウン型リーダーよりも、フラット型リーダー」という言葉を書籍等でもよく見かけるようになりました。一方で、専門職が多い病院ではその実践が非常に難しいのも実情です。人の命を扱う業界の特殊性とも言えます。資格による業務独占で、「これは医師、看護師だけができる仕事」など、ピラミッド構造になりやすい傾向があります。「病院でのフラット型リーダーな在り方とは?」、「孤独なリーダーには誰が寄り添うのか?」。実践者のお2人が「組織内部」と「組織外部」の2つの視点から、これからのリーダー像を深ぼっていくこのセッションは神回の予感しかしません。本当に楽しみすぎます。40分じゃ全然足らない気が。

ー 医療事務Twitter クリエイティブ談義

モデレーター:加納一樹

テーマは「医療事務」
医事、経営企画として病院経営に取り組む犬飼さん、システム担当として病院DX取り組むささがさん、病院勤務後に医療ベンチャーに転職をされた元病院で働く事務職員さんによるセッションです

病院の陰の立役者、医療事務。無茶な業務を依頼されたり、調整役として板挟みになることが多いわりに、なかなか賞賛を得づらい辛いポジションでもあります。医療事務の目に見えづらい頑張りを思いっきり話したい。そこで今回は医療事務について積極的に発信する3名のゲストをお呼びしました。「医療事務の今後のキャリアはどうなる?」、「医療事務が発信する理由ってなに?」。こちら私がモデレーターを務めます!3者3様の視点からどんな話が飛び出すのか。タブーの話が出ないか若干ヒヤヒヤもしますが、リアルな話に期待!とても楽しみです。

ー デジタルヘルス、この7年を振り返る

モデレーター:石井洋介

テーマは「デジタルヘルス」
「聴診DX」を実現するために、超聴診器を始めとしたAI医療機器の開発を進められている小川さんと、「医師のもつ匠の技をデジタル化」を実現するために、nodocaを始めとしたAI医療機器の開発を進められている沖山さんのセッションです

ここ数年でIT技術を駆使した様々な医療サービスや医療機器が開発されました。その中でもAI技術は驚くような技術進歩を遂げています。技術の進歩により、業務の効率化、従業員の負担軽減、更なる医療の進歩が期待されている訳ですが、開発側の道のりは非常に険しいものです。人材確保、資金調達、各種審査のクリアなど、開発には非常に長い年月を有します。その長い開発期間と並行して、社会全体、デジタルヘルス分野にも大きな変化があったことと思います。その変化を経験しつつ、今もなおデジタルヘルスの最前線で活躍される医師兼、起業家のお2人をお呼びして、デジタルヘルス分野の7年間を振り返りをしていただきます。更にモデレーターは石井さん。3人はとても仲良しとのことなので、3人の関係性も見れるのも楽しみです!

以上です~。
皆さんのご参加心よりお待ちしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?