加納 一樹

病院の人事・経営企画の責任者をしています。専門は人事と組織開発。対話と仕組みづくりが好…

加納 一樹

病院の人事・経営企画の責任者をしています。専門は人事と組織開発。対話と仕組みづくりが好きです。人の変容を近くで見れると喜びます。医療・介護・福祉に関わる人のパーソナルコーチングを受付中。アニメとサウナが好物|MPH|ヘルスケアSHIP 運営|ORSC(システム・コーチング)

マガジン

  • SHIPマガジン〜旗を立てよう。〜

    • 150本

    SHIPは、医療・介護・福祉領域を軸に、「これまで」を変えたい人、「これから」を作り出したい人、応援したい人が集まり、対話や行動をともにすることで自らの強みを見いだし、やがて世界を前に進めるコミュニティです。 応援してくれる人が見えるとやる気になります!

最近の記事

医療経営コンサルから病院に入職した4年間をつらつらと振り返る

明けましておめでとうございます(遅い) 早いもので、病院に入職して4年という月日が経ちました。 自分には何ができているだろう。自分は何が変わっただろう。 思い返せば、自分の未熟さにトホホと思うことばかりだったきもしますが、せっかくなので、この4年間を振り返りつつ、つらつらと書いてみたいと思います。 自分自身について お前誰やねんって感じだと思うので、まずは簡単に自己紹介をします。 いや、させてください。 病院で何をやっているのか 肩書きは地域医療部副部長、人事課長、経

    • 【プレゼン資料公開】病院広報アワード 中小病院ホームページ部門 まちだ丘の上病院

      中小病院ホームページ部門の最優秀賞を受賞 こんにちわ。普段は病院で人事やら経営企画やら訪問診療やらに携わっている加納一樹です。 先日、私が勤めるまちだ丘の上病院が、CBnewsさん主催の第1回病院広報アワードの中小病院ホームページ部門の最優秀賞を受賞しました。総エントリー数が176あったみたいなので、なかなかに頑張りました。 ▼CBnewsさんの記事はこちら ▼受賞サイトはこちら その後、最優秀賞6病院で「オンライン」と「モダンホスピタルショウ」で4分半のプレゼンを

      • 【開催の経緯とイベントの見どころ】7月16日開催 ~Healthcare SHIP Social Meeting~

        イベントを開催しようと思った理由 ー コロナ禍で再確認をした人の繋がりの大切さ コロナの3年間。僕たちは一体何を失っただろう。 それは余りにも大きく、言葉にするのは難しい。 医療機関、介護施設では厳重な感染対策が取られ、不要不急な外出に抑制がかかり、外部の人と合うことも制限された。 コロナ禍において、オンライン飲み会が一時注目を浴びた。 ただ、不思議なことにリアルに会って話すようには雑談が盛り上がらない。 画面上では縮めることのが難しい、人の距離感の奥深さを改めて感じ

        • 【満員御礼】<対話ワークショップ>チームが深まる対話 第2弾 ー対話の場のデザインー

          ※2023/7/20更新 「コーチング or チーム相談」チケット1枚付き 「希望者」にはコーチングもしくはチーム相談をコースリードが個別で受け付けます。ワークショップで得た学びを最大限に活かせるように個別支援を行っていきます。ワークショップとは別日でオンラインで行います。相談内容は何でも構いません。 医療・介護・福祉領域で“対話”の力でチームの関係性を良くしていきたい(チームビルディング)と思っている方を対象としたワークショップです。 「医療・介護・福祉領域に対話の文化

        医療経営コンサルから病院に入職した4年間をつらつらと振り返る

        • 【プレゼン資料公開】病院広報アワード 中小病院ホームページ部門 まちだ丘の上病院

        • 【開催の経緯とイベントの見どころ】7月16日開催 ~Healthcare SHIP Social Meeting~

        • 【満員御礼】<対話ワークショップ>チームが深まる対話 第2弾 ー対話の場のデザインー

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          ※満員御礼 キャンセル待ち<対話ワークショップ>チームが深まる対話 ー話す・聞く・見る・感じるー

          医療・介護・福祉領域で“対話”の力でチームの関係性を良くしていきたい(チームビルディング)と思っている方を対象としたワークショップです。 「医療・介護・福祉領域に対話の文化を取り入れていきたい」 そんな思いで本ワークショップを作りました。 医療・介護・福祉領域で対話を実践したいと思っている仲間にも出会えるかもしれません。是非ご参加ください。 対話ワークショップ開催の背景 医療・介護・福祉職がチーム運営に悩むケースを数多く見てきました。そして、チームの人間関係に悩んだ時

          ※満員御礼 キャンセル待ち<対話ワークショップ>チームが深まる対話 ー話す・聞く・見る・感じるー

          【クライアント募集】医療介護福祉に携わる人へのパーソナルコーチング

          初めまして。 普段は病院で人事をしている、加納一樹です。 これまで医療系人材紹介(キャリアアドバイザー)、医療経営コンサルティング、病院人事を渡り歩き、一貫して医療HRに関わる仕事(医療業界のヒトに関する仕事)を行ってきました。その中で、様々な医療介護福祉職にお会いし、お話しをしてきました。 その経験から、医療介護福祉に関わる人を対象としたパーソナルコーチングが必要だと感じ、実施をしています。 壁打ち相手程度に気軽に使ってもらえると嬉しいです。 興味がある方はよろしけれ

          【クライアント募集】医療介護福祉に携わる人へのパーソナルコーチング

          コンテンツとコーチングと。誰かの物語が人の変容を後押しするということ

          人事、組織開発、マネジメントあたりの仕事をしていると、人の変容について考えることが多い。 ここ数年、「人は本質的に変われるのか。変われないのか」の思考論争を自分の中で何度も繰り返していた。それは、チームメンバーのマネジメントにおいて、どちらの世界線にも美学があって、優劣ではないから。 去年の私の思考はこんな感じ。ここからの思考の変化は長くなるので、今日は割愛することにする。この思考論争に一つの解をくれたのが、僕にとってはコーチングだ。 「安心とは変化を求めないことである

          コンテンツとコーチングと。誰かの物語が人の変容を後押しするということ

          対話型マネジメント。非医療介護職の私が3ヵ月間介護職の現場マネジメントを務めた話。

          こんにちわ。コロナになったnoteから1年間もご無沙汰になってしまいました。 皆様、お元気でしょうか。私はとっても元気です。冬は嫌いです。コンサルから病院に転職して、ちょうど2年ぐらいの月日が経とうとしています。 ここ2年ぐらいは具体と抽象の思考が行き交う、中々いい感じの時間を過ごしています。 現場で起きる人と人とのもつれ(適応課題)は、なんとも不思議で歯がゆく、またそこが面白くもあります。人の良い部分や悪い部分をたくさん見て、「人間って面白っ」と思えるほどには、いい感

          対話型マネジメント。非医療介護職の私が3ヵ月間介護職の現場マネジメントを務めた話。

          新型コロナウイルス対策委員会の自分がコロナ陽性、ホテル隔離生活を経て感じたこと。

          11月26日にPCR検査の結果で、新型コロナウイルス陽性となった。 そこからホテル隔離生活を経て、12月4日に解放されて今に至る。 ハローワールド。外の空気はなんておいしいんだ。 病院で働く自分としては、病院スタッフへの申し訳なさと病院で蔓延したらどうしようという不安と葛藤の日々だった。 病院の迅速な対応のおかげで、僕以外の感染者は今のところでていない。 まさに不幸中の幸いだ。 コロナになったことを堂々と記事にするのはどうかと、とても悩みましたが、自分自身もメンタルも

          新型コロナウイルス対策委員会の自分がコロナ陽性、ホテル隔離生活を経て感じたこと。

          「学び」から組織をゆるやかに変えていく。医療機関における新卒研修の振り返り

          3か月間の新卒研修の集大成として、6月12日に新卒研修最終プレゼン発表会を行った。テーマは「新卒目線から考えるクレドを実践するため(病院がもっと良くなるため)にできること」 緊張しながらも、新卒の3人が職員の前で、とても素敵なプレゼンテーションをしてくれた(もちろんソーシャルディスタンスを保ちながら)。 新卒目線からの素朴な疑問とアイデアが組織にとてもいい風を与えてくれたと思う。 3月から研修プログラムの設計を担当してきた自分にとっては、何とも言えない時間だった。自分自

          「学び」から組織をゆるやかに変えていく。医療機関における新卒研修の振り返り

          【病院採用ホームページ】クリエティブディレクション案件まとめ

          ハイズに正社員として所属していた3年間の僕の案件は人材案件に次いで、広報案件の仕事が多く、広報物のディレクションをたくさん担当した。 獨協のイメージが強いせいか、かなりクセが強めの案件のオーダーが多い。もちろん一般的なものもオーダーがあれば作っています。 どれもこれも愛すべきコンテンツたちなので、しっかりまとめておこうと思う。 僕は皆のアイデアを形にしているだけ 斜め上の案件を多く担当していると、「加納さんってすごいクリエイティブですよね」よく間違えられる。 その姿

          【病院採用ホームページ】クリエティブディレクション案件まとめ

          病院の人事に転職して1か月。今思うこと。

          4月に病院に転職して、1か月が経った。慌ただしい毎日が過ぎている。コンサル時代に見ていた景色と少し違う景色が見える日々は、とても刺激的だ。 今しか感じられない気持ちもあると思うので、しっかり書いておこうと思う。 ◇◇◇ コロナという近年稀に見るタイミングで入職した僕は、案の定コロナの対応で仕事の大部分を持っていかれている。 ある意味、信頼獲得にはよかったのかもしれない。スタッフの皆と話すきっかけができたし、自分のことを知ってもらうきっかけもできた。MPHを取っておいて

          病院の人事に転職して1か月。今思うこと。

          ハイズを卒業して、東京の山奥の小さな病院に就職しました

          2020年3月にハイズ株式会社を卒業し、東京の小さな山奥の病院に就職しました。ハイズ株式会社には4月から非常勤として関わります。 2017年に医療機関経営コンサルティング会社、ハイズ株式会社に入職した。当時はまだ社員が4名で、ザ・スタートアップというような環境だった。 僕は鈴木裕介さんの紹介で、2016年12月からインターンを1か月間させてもらい、12月末にインターンとしての最終プレゼンをして、泣きながら「雇ってください」と社長の裵英洙に懇願した。 当時はもう1名、同時

          ハイズを卒業して、東京の山奥の小さな病院に就職しました

          コミュニティの繋がりで、ヘルスケアの課題をゆるやかに解決していく

           オンラインコミュニティがブームだ。オンラインコミュニティと検索すれば、多くのコミュニティが表示される。ヘルスケア業界でも少しずつ、オンラインコミュニティが生まれてきた。一方で、オンラインコミュニティは運用の難しさから、数年で自然消滅をするケースも多い。  僕たちも数年前から、ヘルスケアのオンラインコミュニティ(SHIP)を運営している。運営メンバーと試行錯誤を続け、1年9か月という月日がたった。少しずつだけど、SHIPもコミュニティとして機能をし始めているように思う。そん

          コミュニティの繋がりで、ヘルスケアの課題をゆるやかに解決していく

          理解してもらえないことへのいら立ち

          僕は実家ではすごく変わり者だ。 新卒で入職した大企業を数年で辞め、その後入職したミドルベンチャー企業も数年で辞め、現在は3社目でスタートアップにいて、大学院にも通っている。 経歴だけを見ると、よりチャレンジングな環境を求めている、そこそこ意識高い系男子に見えるかもしれない。実際はそうではないんだけども。 ただ、地元でずっと同じ企業で務めた親族たちからはただの変人としか思われていない。 地元和歌山で生まれて、和歌山で就職し、和歌山で子供を産み、家族を持っている高校時代の

          理解してもらえないことへのいら立ち

          僕は売れたかったのかもしれない

          3月のコルクラボ合宿で山田ズーニーさんのワークショップを受けた。 そこで知った言葉が「根本思想」という言葉だ。 簡単に言えば、 ・自分の心の奥底にある思いは何ですか? ・徹底的に素直になりましょう ということだ。 それから、今まで自分のnoteに書いてきた言葉が薄く見えて仕方がない。 「成功よりも幸せに興味がある」 これは一体誰の言葉だろうか。 ◇◇◇ 僕は昔から自分に自信がなかった。 「誰かに必要とされたい」 自分の居場所をずっと追い求めてきた。 一方

          僕は売れたかったのかもしれない