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シベリア鉄道旅行記

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2009年夏にシベリア鉄道に乗りに行きました。 2015年からのんびり綴っています。 2021年になりましたが驚くことにまだ書いています。
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もう6年も前になる。
シベリア鉄道に乗りたくて、神戸から船に乗り中国モンゴルを経由してシベリア鉄道に乗った。
何度か文章にしようとしたけれどうまくいかなくて、
最近ようやく書ける気がしてきた。
全体でどれくらいの分量になるかはわからないけど、週1くらいでつらつら書いていきます。

aewshyae
8年前
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1.あの頃も僕はアホでした

2009年7月9日。出発前の期待と不安のないまぜを、期待で染めた日。新宿の高速バスターミナルで…

aewshyae
8年前
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2.中国は北の都で

まだ出港していないけれど、ゆらりゆらり、かすかな揺れを感じる。雑魚寝の最下等切符だけれど…

aewshyae
8年前
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3.ひとり

北京を出た僕は、この旅で初めてひとりになった。 目的地、二連浩特(エレンホト)までは半日…

aewshyae
8年前
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4.中国とモンゴルのあいだ

人生最悪のベッドから目を覚まし、持ち物をささっとまとめ、さくっと外へ出る。昨日は夜9時頃…

aewshyae
8年前
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5.モンゴル人はいい人だよ

長い一日だった。夕方に出発した列車から、車窓をぼんやり眺めながら思い返しているうちにいつ…

aewshyae
8年前
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6. さようならモンゴル、こんにちはロシア

ずっと一番安い3等寝台の旅になるはずだったけれど、ウランバートルでガンさんのお姉さんに買ってもらった切符は2等寝台だった。これも一興。 ウランバートルからイルクーツクは直線距離で500km強、実際は山脈を迂回するので1000km、夕方発早朝着、2泊3日の旅。東京からだと、同じ直線距離なら青森まで、実際の道のりなら札幌まで行ける長さだ。 2等寝台は、扉を開けると2段ベッドが向かい合わせにある。自分の部屋を探して入ると下段の2つに先客がいた。ひとりはモンゴル系の顔立ちをした、

7.バスターミナルの危機

切符を手に入れ、イルクーツクを歩く。 今日は、バイカル湖畔に行って、宿を見つけるのだ。 朝…

aewshyae
5年前
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8.バイカル湖のほとりで

イルクーツクの街を抜けるとだんだんと民家が減り、森のなかへと道は続いていた。バスから外を…

aewshyae
5年前
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9.イルクーツクの彷徨

バイカル湖畔から戻ってきた夕方から翌日にシベリア鉄道に乗るまで、旅行記を書く暇もないほど…

aewshyae
2年前
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