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イーオンズ・エンドキャラクター考察-基本版・ジアン-

ご挨拶

こんにちは、Uttiyウッチーです。
イーオンズ・エンド基本版のキャラクターの再開です。
レガシーを経験し、ストーリーをちゃんと追いたくなりましたが、
ひとまずはフォーマットを変えずに今まで通りやっていこうと思います。
今回は全8キャラクターの中からジアンを見ます。

諸注意

・キャラクターの背景やストーリーに関しては当noteでは言及・考察はしません。
 ゲームプレイ上でのキャラクターの紹介や評価のみを行います。
・様々な評価を行いますが、それらは全て筆者である私の個人的な主観によるものです。
 あくまで一個人の感想であることにご留意の上お読みください。
・Howtoを説く記事ではありませんので、細かいルールの説明などはしません。
 初心者の方に向けた記事ではありません、悪しからずご了承下さい。
・イーオンズ・エンドのコストはエーテルと言います。
 以後当note内ではエーテルをeと表記します。

ジアン

固有能力

黒の鏡 4チャージ
発動タイミング:自分のメインフェイズ中に有効
プレーヤー1人のセット中の呪文1枚を、
それを捨てることなくキャストする。
その後、その呪文をもう一度キャストする。
(呪文はその後に捨てる)

名前・容姿共に男性っぽく見えますが女性です。
※多分。正直まだ疑っています。
はい、そうです、私は最初に勘違いしておりました。
ごめんなさい。

ゲームの処理の都合上複雑に書いてありますが、
要約すればセット中の呪文を二回キャストするよ、です。
更にプレーヤーを対象としているので、自分の呪文に限定されません。

威力の高い呪文は取得コストも高めになります。
数多く撃つために当然数を確保したいのですが、
複数枚確保するにはそれなりの労力(まとまったコスト)が必要となります。
しかしジアンの場合はそれを必要としません。

4チャージ、つまり8eで発動可能なこの能力は、
例えば使いたい呪文の取得コストが8eの場合なら、
二枚目を取得せずにチャージを溜めて能力を使用すれば、
疑似的に二枚目を取得したことと同じになります。
むしろ複数枚取得によるデッキの回転効率の低下が発生しないと考えればアドバンテージです。

またチャージはターンをまたいで分割でコストを支払える点も、
複数枚高威力の呪文を取得するより圧倒的にハードルが下がるためメリットです。
しかもチャージはカードや能力によって取得することも可能です。
チャージが呪文、つまりダメージに還元されるジアンの能力は、
ダメージを与えることが一番の目的であるこのゲームにおいて、
最も理想的かつ効率的な能力と言えるでしょう。

更にセットアップに手数の必要な呪文とも相性が良いです。
代表例はカオス・アーク、両サイドの破孔に呪文が沢山ある方がよいこのカードは、
最大火力を出すために他の呪文が必要になります。
仮に複数枚獲得できたとして、全てが全て理想通りの最大火力をすぐに出せるとは限りません。
ならば一枚で二枚分の仕事をしてくれるジアンの能力を利用しない手はないでしょう。
ちなみに、以前の呪文紹介編にて書いておりますので割愛しますが、
カディアと協力することでカオス・アークで一挙に22点ダメージを出すことも可能です。

チャージがダメージに変わるのがジアンというキャラクターです。
しかしそのためには当然ですが元となる呪文が必要になりますので、
呪文を一切取得しなくてもよいとはなりません。
ですが、自身はチャージ取得に必要な遺物や宝石に集中し、
発射台(ジアンのために呪文をセットする人)を相談して決め、
二人一組で戦うのも面白いかもしれません。

固有カード

ムーンストーン片
1eを得る。
追加で1eを得る。
追加で得たeは宝石カードの獲得にのみ使用できる。

次項のスタートにて触れますが、ジアンは初期デッキに宝石が少ないです。
そのため必然的に、他のキャラクターよりも上質な宝石を必要とします。
それをフォローする固有カードは、ジアンにとって渡りに船です。
が、初動以降はこのカードの能力は助けにならないことが多いので、
水晶と同じ感覚で破壊しても差支えないでしょう。

スタート

開始手札
ムーンストーン片(固有カード(宝石))、水晶2枚、スパーク2枚
開始デッキ
水晶3枚、スパーク2枚
開始破孔
Ⅰ、Ⅱ開放、Ⅲ~Ⅳ未開放

想定される動きは、最初のターンでⅠ、Ⅱの破孔にスパークをセット、4eで宝石カード取得、
次のターンにスパーク2枚をキャスト、Ⅰ、Ⅱの破孔にスパークをセット、3eでカード取得です。
基本版で唯一初期段階から破孔が二つ開いているキャラクターです。

破孔が多く開いているので、折角なら早い段階から呪文を取得したいですが、余程の事がなければ宝石取得から始めるべきでしょう。
3eで取得できる呪文には限りがありますし、そこまでダメージが出ません。
また3eではⅣの破孔が強化できませんし、チャージも1つしか溜められません。
初期状態では全体で6e分しか出力を持たないジアンにとって、
上質な宝石によるeの供給源確保が何よりも大事になってきます。

総評

先にも触れましたが、ムーンストーン片の効果などからも見て分かるように、
攻撃的な能力である黒の鏡とは対照的に、ジアンは宝石が大事になるキャラクターです。

まずデッキに含まれている安価な宝石(水晶)が非常に少ない点を考えます。
ゲームも中盤以降になると、水晶の存在はむしろ不純物となってきます。
取得した強いカードを引くのを邪魔する不純物、ですね。
その不純物が折角少ないジアンであれば、極力質の良い宝石の取得に絞り込み、
デッキ全体の宝石の質を高い水準で構成したいのが本音です。
翡翠変化の真珠のような安価で2eを出力する宝石1枚から、
燃えるオパール雲色サファイヤに早期アクセスするのが理想です。

あるいは、少ないそれらを全て破壊してしまうのも手です。
総数が少ないということは、破壊に必要な手数も少なくて済む、ということになりますので、
スペクトル残響ゆらめくプリズムがあるなら是非とも活用したいところです。

Ⅱの破孔が最初から開いているので、ヴィジョン増幅の仕事率は最初から高い水準です。
ボーナスダメージまでの道も短めなので文句なしの好相性。
空間洞察もカードイラストがジアンである通り、相性は二重丸です。
逆にチャージ能力によって大きなダメージが期待できるキャラなので、
不死鳥炎は控えた方がよいでしょう。

黒の鏡は自分を含めたプレーヤーの呪文のダメージを倍にできる能力ですので、
いつでも使える状態を維持しておくのが理想的です。
つまり、上質な宝石が沢山ある状態が理想というわけですね。
もちろん、自身もダメージを出せるに越したことはありませんので、
多少呪文にもアクセスするべきではありますが、その割合は少な目でも差支えありません。

宝石ばかり集めてもダメージロスの少ないキャラクターというのは、
このゲームにおいてかなり合理的で有効な存在です。
宝石によるeの取得は言うなれば地盤を強くする行為です。
強いカード、つまり高いカードを取得や、パワーカードの解除によって安定的な盤面を生み出します。
盤石な地盤を作り、足元をしっかりさせ、どっしりずっしり構えて、
ネメシスとがっぷりよつの戦いを展開させる。
仰る通り、それが安定した戦い方であるのに間違いはありません。

しかし、それを邪魔するミニオンは待ってくれません。
宝石に傾倒した結果呪文が疎かになってしまい、ダメージ不足でミニオンが盤面に溢れる。
そこからなし崩しに負けてしまう、というのはこのゲームの王道負けパターンです。
だからこそ私は最初から、呪文をまずは取りなさい、と言ってきました。

しかし、周りの協力によって宝石主体でも上手く立ち回れるのがジアンです。
攻撃的な能力を有していますが、宝石主体のプレイングもあながち悪くはないのです。
先入観を捨て、そういった戦い方もある、ということを覚えておくだけでも、
戦略に幅が広がりますので、是非一度試してみて下さい。

ただし、それには仲間の理解が必要ですので、ちゃんと相談してからにして下さい。
生粋の補助役といわれるようなキャラクターもこのゲームには少なくありませんので。

実は攻撃一辺倒ではないジアンというキャラクターですが、
やはり期待されるのは特大の一撃です。
カディアカオス・アークがセットになった時には是非22点の特大ダメージを狙ってみて下さい。

次回は見た目と能力のギャップは基本版ナンバーワン、ラッシュを紹介予定です。
お疲れ様でした、次回もよろしくお願いします。

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