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イーオンズ・エンドカード考察-基本版・宝石編その2-

ご挨拶

こんにちは、Uttiyウッチーです。
前回に引き続き、イーオンズ・エンドのカードの紹介と考察をして参ります。
今回もイーオンズ・エンド基本版の宝石カードです。
残りの4枚を一気に紹介していきます。

諸注意

今後様々な評価を行いますが、それらは全て筆者である私の個人的な主観によるものです。
あくまで一個人の感想であることにご留意の上お読みください。
また、Howtoを説く記事ではありませんので、細かいルールの説明などはしません。
そういう意味では、恐縮ではありますが初心者の方に向けた記事ではなくなります。
悪しからず、ご了承くださいませ。
イーオンズ・エンドのコストはエーテルと言います。
以後当note内ではエーテルをeと表記します。

本日のカード

翡翠
赤熱ルビー
変化の真珠
ヴリスウッドの琥珀
以上四種の宝石を取り上げます。

翡翠
コスト2e
2eを得る。

カードNo.76~82

特殊能力の一切ない、単純明快な宝石、
他の宝石カードの価値判断基準ともなるカードです。
このゲームにおいて2eで取得できるカードは非常に少なく、
その中の一つなのが唯一の特徴でしょうか。
チャージ1個と同じ価値ですが、これ1枚でもチャージが1個貯まると考えると取得して損はないようにも思えます。
が、安価で取得できるからとついつい手が伸びがちが故に、無駄にデッキ枚数を増やしてしまい、
回転効率を落としてしまいがちですので、その点は注意が必要です。

恐らくですが、評価が分かれるカードなのではないでしょうか。
個人的には評価は低いです。
他の宝石の代わりにこれを取得して、浮いたコストでできることは微妙な事が多く、
コストが余ったから取得しちゃおう、のノリで取得すると必要以上に宝石が多いデッキになって困る事が多い。
水晶を効率よく破壊する手段があるサプライの時に採用することがある、私の評価はそこ止まりです。

安物買いの銭失いとは微妙に違いますが、このカードを取得するくらいなら、
もう少し頑張ってコストを捻出して他の宝石に手を伸ばす方がいいと思います。

赤熱ルビー
コスト4e
2eを得る。
追加で1eを得る。
追加で得たeは呪文カードの獲得にのみ使用できる。

カードNo.83~89

呪文取得時のみ3eを出力する宝石です。
このゲームの主役は呪文ですから、その効果にハズレはないと感じます。

が、取得コストが高いと感じざるを得ません。
確かに、3eを出力するカードとしては安めですが、基本効果は2eの出力です。
翡翠と比較してみると、呪文専用の1eの為に2e余計に取得コストを払っていることになります。
それを安いと感じるか高いと感じるかは、
その時のサプライに強力で高価な呪文がサプライにあるか否か次第でしょう。
とは言え、このカードが3eで取得できると強すぎる評価になるでしょうから、結局いい塩梅なのでしょう。
TPO次第で強弱の判断が変わるのはカードゲームにおいては当たり前の事なので、良いバランス感覚のカードだと思います。

変化の真珠
コスト3e
2eを得る。
各プレーヤーはそれぞれ自分のデッキの一番上のカードを公開し、
それを捨てるか、あるいはデッキの一番上に戻すかを選ぶ。

カードNo.90~96

個人的にこのゲーム最強の宝石の一角だと思っています。
ドロー効果ではなく捨てる効果ですが、実質的にデッキ回転を加速させます。
狙い目は水晶、仮に予定していた行動からずれることになってしまうとしても、
捨てることを選んだ方が最終的なアドバンテージに繋がるでしょう。
呪文カード以外なら余程重要なカードでもない限り捨ててしまって良いとさえ思います。

そしてこれが1ターンの発動制限がないので複数枚使えば複数回発動できます。
更に更に、「各プレーヤーは」の文言は自分も含めた全てのプレーヤーを指すわけです。
つまり人数が多ければ多いほどカードパワーが向上する珍しいカードでもあります。
そんな効果が翡翠より1e多く払うだけで得られるのですから超お買い得です。

宝石は極力枚数を絞るべき、と基本思考-最大出力編-でお話しましたが、これに関しては例外です。
カードを捨てる効果は使用者自身も適応されることから、このカードはほぼ実質的にデッキの枚数を増やしません。
ちょっと分かりづらいですか?では以下の例をご覧下さい。

1.デッキが10枚で毎ターン5枚補充した場合
 →1ターン目:5枚補充、残り山札5枚
 →2ターン目:5枚補充、残り山札0枚
 →デッキ一周に2ターンを要した

2.デッキが5枚の変化の真珠を含む15枚で毎ターン5枚補充し、かつ変化の真珠でカードを毎回捨てた場合
 →1ターン目:変化の真珠でカードを2枚捨て、5枚補充、残り山札8枚
 →2ターン目:変化の真珠でカードを3枚捨て、5枚補充、残り山札0枚
 →デッキ一周に2ターンを要した

といった具合に、どちらの場合もデッキ一周に要するターン数が同じになりましたね。
これがほぼ実質的にデッキの枚数を増やさないの意味になります。
実際には変化の真珠のドローが3ターン目に食い込んだり、カードを捨てない場合もあるので、
厳密な同義ではないものの、他の宝石に比べれば圧倒的に回転効率の妨げにならないことは確かです。
サプライを空にする勢いで取得しても差し支えのないカードです、みんな変化の真珠を使おう!

ヴリスウッドの琥珀
コスト3e
これを獲得した時、捨て札ではなく自分のデッキの上にこれを配置してもよい。
2eを得る。

カードNo.97~103

緊急時に次ターンの出力コストを底上げすることができるカード、
次のターンの手札がこのカードと水晶4枚になるように調整することで最速2ターン目に6eを出せます。
廃棄条件が6eのパワーカードが最速で登場した時のカウンターとしては優秀です。

ですが、それまでと言えばそれまでのカードです。
デッキの上に配置する以外には効果のないカードですから、
取得後は翡翠と同じ特殊能力のない2e出力の宝石です。
当然ですがデッキに直接加えれば回転が微々たるとはいえ遅くなりますし、
そこまで急いでコストを捻出する必要のある行動はパワーカードの廃棄以外にはありません。

仮に取得を急ぎたいカードがあったとしても、
わざわざ1e多めに払ってまで翡翠と同じカードを取得する価値はないでしょう。
もっと価値のある宝石を取得して、
捨て札を調整しながら欲しいカードを取得した方がトータルで利益が出そうなものです。

積極的な取得をするカードではなく、パワーカードに対する奥の手としての活用以外には価値が見出せません。
ですが、活用方法がないわけではありません。
次のターンの出力増幅を担保するカードは珍しいですから、サプライにある場合には、
パワーカードに対する対応策の一つとして頭の片隅に候補として置いておくといいでしょう。

今回は基本版から4枚の宝石をピックアップして紹介しました。
次回からは基本版の遺物を紹介していきます。
お疲れ様でした、次回もよろしくお願いします。

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