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リーダー職を目指す若手へ! 新卒2年目でUMになったマネージャーとチームのボスにお話を聞きました。(前編)

今回は、入社2年目でクリエイティブチームのユニットマネージャー※(以降UM)になった安代と、当時のことをよく知る現クリエイティブチームのボス遠藤の、ロングインタビュー。前編・後編の2本立てでお送りします。

何かのリーダー職を目指したい方へ、参考になることがあれば嬉しいです。

※ユニットマネージャー(UM)
デザインチーム内は、いくつかのユニットに分かれており、
(動画ユニットやディレクションユニットなど)
UMは、ひとつのユニットのマネージャーのこと。



プロフィール

インタビュアー:おふたりのプロフィールを教えてください!

遠藤:遠藤 由依(えんどう ゆい)です。
ADWAYSには営業として入社後、ジョブローテーション制度(くわしくはこちらの記事へ)でデザイナーになりました!
現在は、クリエイティブチームのマネージャーをしています。
安代くんのことは採用時から新卒時代まで色々知っているので、今日は暴露しちゃいます!
安代:安代 大士(あじろ だいし)です。
デザイナーとして2016年に新卒入社しました。
学生時代は法学部で、専攻はデザイン以外だったのですが、
デザイン系のアルバイトで、デザイン経験を積みました。
入社後は、主に広告デザイン・ディレクションを経験して、1年目の最後にUMへ転身しました。
現在は、クリエイティブチーム内のデザインユニットにて、メンバーのマネージメント業務と、僕自身も制作をするプレイングマネージャーとして働いています。


一際、学生らしくない男の子

インタビュアー:遠藤さんから見た安代さんの新卒時代は?

遠藤:安代くんとの出会いは新卒の面接。ものすごく落ち着いた、一際学生らしくない男の子。ポートフォリオも見せてもらったんだけど、クオリティも高く、印象に残ってました。
その後選考が進んで、印象は変わらなかったんだけど、キャラクターが濃いし、関西弁でおばちゃんみたいだし、喋る時に白目になるのが面白かったなぁ……と(笑)。
内に秘めたアツいものはあるんだけど、それでいて謙虚で礼儀正しく、すごく大人。
初対面から感じてたけど、面接の時に確信に変わって今に至る、って感じです。
褒めすぎてしまったので、今日はもう終わりです。
安代:ええ! ありがとうございます(笑)。でも、これからですよ!


集団をまとめ上げる力

インタビュアー:UMになった経緯を教えてください。

安代:背景としては、当時所属していた「第一デザインユニット」に人数が増えてきて。UMが一人で大変だったこともあり、僕に打診がきました。
すごく悩みました。入社間もないし、会社のこともまだよく知らないし、技術をもっと高めていきたい気持ちもあって……。
ただ、この年齢・タイミングでマネージメントの経験させてくれる会社ってそうそうないやろな、とも。チャンスかもしれないと思って引き受けました。
割と直感的な判断ではあったんですが、大学時代に部長をやってたりしてたので、小集団で目標に向かって動いて何かを成し遂げる楽しさを経験したことがあったし、そこにやりがいがある事を知っていたことも大きいです。
会社に限らず、プライベートで何か作りたいとか遊びたいっていう時、大体一人じゃなくて仲間とやることが多いと思うんです。
これからも人生で、人と関わることは避けられない。
だったら、チームビルディングのような「集団をまとめ上げる力」って、仕事だけじゃなくても、めちゃくちゃ自分自身に良い効果をもたらしてくれるんじゃないかなという考えがありました。


正直、失敗してもいい

インタビュアー:実のところ、声をかけた真意は……?

遠藤:ずっとマネージメントについてもらうっていうのは、当初はそんなに期待してなかったんです。ただ、安代くんがマネージメントっていうスキルを得た時に、デザイナーとしてさらに活躍してくれるだろうなと思いました。

でも正直、失敗してもいいかなって思ってました。
一回マネージメントを経験して、結果失敗したとしても、その経験は安代くんの血肉になるだろう、と。
プロジェクトマネージメントとかサービス開発にも興味があるって話を聞いたので、マッチするかなと思って提案しました。
安代くんも言っていたけど、「人をまとめる力」って、仕事はもちろん、色々な場面で必要になる。
なので、プレイングマネージャーとして活躍できる幅も広がるよ、って伝えました。
組織的なタイミングも良かったし、「やってみる?」って聞いたのがはじまりだよね。
安代:そうですね。正直自信はなくて……。
ただ、プロジェクトマネージメントであったりサービス開発を行ったりっていうところは、もちろん興味もあったし、ゆいさんがおっしゃったように、色んな分野で絶対役立つスキルだよ、っていうことは聞いてたので、やってみるか〜!っていう感じでした。


「教えてください!」というスタンス

インタビュアー:UMになって苦戦したことを教えてください。

安代:一番はじめに苦戦したことは、それまでずっと教えてもらっていた先輩のキャリアプランなどを考える立場になったということですね。プレッシャーがものすごくありました……。
ただ、みなさんそこは理解して接してくれて。僕自身も、キャラ作りじゃないけど、「教えてください!」っていうスタンスで。
なので、時間とともに解決しました。
メンバーの年齢も近いし、そういった関係性を早めに構築できたから、コミュニケーションは円滑でした。正直ベースで話せてたと思うし、心理的安全性も確保は出来てたんじゃないかな、と思いますね。
遠藤:ここでおばちゃんキャラが生きたね(笑)。

インタビュアー:メンバーの理解・協力や、対応の姿勢が生きて、
解決できたのですね。では、得られたことはありますか?

挿入イラスト

安代:メンバーが何をやってるかを全て見る立場になると、自分のユニットだけじゃなくて、そこに関係する他のユニットの情報がどんどん入ってきます。
自分が手を動かす機会は確実に減ったけど、一つのアウトプットがどういう過程を経て作られていくのか、一連の流れを全て見れるのはマネージャーの特権だなと思います。
もちろん、本職の運用とか、エンジニアには敵わないですけど、広告運用してみてよとか、ちょっとこういうサービス作ってよ、って言われたら、見様見真似で作り上げられるんじゃないかな、くらいの知識は必然と集まっていて。
そこはほんまに、マネージャーやって良かったなと思います。
遠藤:そうだね。
UMっていうと、デザイナーからは、ちょっとハードル高そうな感じもするし、自分の手を使う仕事が減っちゃう、みたいなイメージがあると思うんだけど。さっき安代くんも言っていたように、他で得るものも沢山あるよね。
デザイナーとしてのキャリアパスによっては、マネージメントの仕事を経験するとデザイナーとしての成長もできるんじゃないかなと思ってる。
広義の意味での「問題解決のためのデザイン」っていうゴールに向かうなら、「マネージメントスキル」は大事かなと思っていて。
問題解決力を高めるには、私の中では「マネージメントスキル」は「Photoshopのスキル」と同じぐらい必要だと思ってる(笑)。最終的には自分の、小手先じゃない能力の一つになるって言うか。
もちろん、全員が全員、経験する必要はなくて。例えば「グラフィックデザイナーとして頑張ります!」っていう人は、その道を極めていけばいいと思う。
ディレクターをやりたい人や、プロジェクト全体をうまく設計していきたいです!とか、チーム開発を回していきたいです!って人には、もう、お勧めだと思いますよ!
安代:まさに僕ですね(笑)。
人を理解するとか、コミュニケーションをとるとか、全体を見渡すとか、全部混ざっていて、色々な機会や情報が巡ってくる環境が自分には合っていました。
遠藤:そうそう。マネージメントを経験したら、相当色んなことが学べたり、見えてくるんじゃないかなって思う。
メンバーが成長した瞬間に立ち会えたりとか、褒められたり喜んでいる姿を見れたり。責任は重いけど、返ってくるものも大きい。
そういったことに喜びを感じれるってことは、そもそも人が好きであることが前提にあるかもしれないね。


今回はここまで!
次回後編では、UMになって見えてきたことや、クリエイティブチームのマネージャーについて、お話してもらいます。
是非、併せて読んでいただけると嬉しいです。

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