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広告だけじゃない!?心動かすデザインを創るADWAYSのサービスデザイン領域

こんにちは。ADWAYS(アドウェイズ)の CREATIVE BLOGです。

ADWAYSといえばインターネット広告の会社……ですが、じつは広告デザイナー以外にも多様なスキルを持ったデザイナーが活躍しています。

今回は、自社サービスのUI/UXデザインから社内外に向けたコンテンツのデザインまで幅広く手掛け、ADWAYSのデザインスピリットを担っていると言っても過言ではない「サービスデザイン領域(Service Design Division)」を取り上げたいと思います。

ADWAYSのサービスデザイン領域ってどんなところ?

人を感動させるサービスデザインが生まれる場所

クリエイティブチームが目指すものは、ADWAYSのスローガン「なにこれすげーこんなのはじめて」に通ずる、「人に感動体験を届ける」組織です。

感動体験を届ける=人の気持ちを動かすデザインを実現するには、ユーザーが抱えている本当の課題はなにか?価値を伝えるための表現とはどのようなものか?ということを考え続けていく必要があります。

「人に感動体験を届ける」というビジョンに対して、主にユーザー体験の面からアプローチするのが、サービスデザイン領域(以下SDD)です。

また、ADWAYSは生活者に豊かになってもらいたいという想いのもと企業活動を行っています。企業にとっても、生活者にとっても喜ばれる事業・サービスを作るためには、サービスデザインの力が欠かせません。

SDDは、人の心を動かすためのADWAYSの事業をどうしたら大きく展開できるか?という問いに、あらゆる顧客体験や会社機能に対してデザインで答える組織とも言えます。

プロジェクトのデザインを一手に引き受ける精鋭の集まり

SDDのデザイナーは、AppDriverや予約トップ10といった自社サービスの
ユーザー体験設計から、企業ブランドの構築、新たなWEB広告手法の新規施策、メタバース関連事業など非常に幅広い領域に関わっています。

クライアントに向けてはもちろんのこと、ADWAYSで働く社員にもデザイン価値を提供するデザイナーが集まっています。

(予約トップ10に関してこちらの記事で詳しくご紹介しています)


所属メンバーはそれぞれ異なるプロジェクトを担当することが多く、プロジェクトにデザイナーが1名であることがほとんどです。

(例えば予約トップ10の場合、エンジニアが5名ほど、ディレクターが2-3名ほどのチームに、デザイナーは1名だけアサインされています)

必然的に、デザイナーとしてどう動くべきか、何をすべきかといったところを含め、自分自身で判断することが必要な状況が多いといえます。

ただ、一人で全てを考え・判断しなければならないわけではありません。

SDDの前身のチームは、一人ひとりが独立して仕事を行っていたサービスデザイン領域のデザイナーをつなげ、スキルやナレッジ、悩み事を共有する場として、2017年に誕生しました。

現在も、各々の仕事が過度に属人化することや、スキルやナレッジ、悩みを閉じたものにならないように毎週定例ミーティングを行い、お互いの仕事について共有・相談を行っています。


今回は、SDDのメンバーが実際にどのような仕事をしているのか、お二人のデザイナーにご協力いただきインタビューを行いました!


ADWAYSの想いや考えをデザインにのせて

Uさん
ADWAYS(コーポレートデザイン)、UNICORN(Console、BX/Web/BI、それぞれデザインの一部)を担当

インタビューお1人目は、ADWAYSのコーポレートデザインに関わる
Uさんです。
ADWAYSの企業イメージにも大きく影響するだけでなく、働く社員のモチベーションにもつながるコーポレートデザインのお仕事について、詳しく伺いました。

━━ まずは、ある出勤日のスケジュール例を教えていただきたいです!
06:00 - 08:00 出勤
13:00 - 13:30 Unit定例
その他は、会議やディレクション、制作の時間となります。

担当案件に合わせてケジュールが変動するため、固定のスケジュールには
なっていません。退勤時刻も案件によりけりです。

━━ 担当しているデザイン案件について教えてください。
ADWAYSとADWAYSの子会社に関わるデザインを担当させていただいています。具体的には、Web/graphic/BI/PR/IRなど、さまざまです。
全ての業務をひとりで担っているのではなく、部署のみなさんと分業でき
るものは分担しています。

━━ 「コーポレートデザイン」について、どのように考えていますか?
コーポレートデザインはデザインすることを目的としているのではなく、
課題解決の為に行うさまざまな手段や手法の中のひとつだと考えています。

━━ 採用案にいたるまで、どのように案を発散/収束させるのでしょうか?
ADWAYSのコーポレートデザインは、広報系のチームからの依頼を受け、SDD(Service Design Division)で担当しています。

IRやBXに関わるものは、会長の岡村さんと社長のやましょーさんや経営陣を交え、各担当部署との打ち合わせを行い採用案を決定していきます。

ADWAYSの子会社に関する案件は、各子会社の担当者の方と相談をしながら進める場合が多いです。

━━ デザインする上で、どのようなことを一番大切にしていますか?
そうですね、
 ・ADWAYSの思想、表現
 ・事業理解
 ・経営方針

などを大切にしています。

━━ コーポレートに関するデザインでどのようなところが、一番楽しいところ/一番難しいところですか?
大切にしている項目と通ずるのですが、ADWAYSの思想や事業、経営に
密接に関わる
ところですね。

━━ これまでの制作例を教えてください!
ADWAYSのクリエイティブチームが運営する、ADWAYS | CREATIVE
制作事例を掲載していますのでご参照いただけますと幸いです。

日本経済新聞広告 朝刊/全国版 15段
ADWAYS新卒採用サイト [ ADNAVi ]
決算説明会資料 表紙デザイン


━━ 最後にデザイナー/ディレクターとしての、やりがいを教えてください。
案件を依頼してくださった方とデザイナーの双方がよいと思えるものづくりができたときです。



目指す世界を実現するためのデザインを作る

おかのさん
UNICORN全般のデザインを担当

インタビューお2人目は、ADWAYSの子会社であるUNICORN株式会社が開発・運営しているマーケティングプラットフォームUNICORNに関わるおかのさんです。(UNICORNに関する記事はこちら

━━ まずは、ある出勤日のスケジュール例を教えていただきたいです!
ここ数年は出社すること自体がめったになく、ほぼリモートワークです。
出社していた頃は大体10時 - 19時ぐらいがコアタイムだったんですが、今は朝の8時ぐらいから仕事してます。

毎日お昼すぎぐらいにみんなとミーティング的なことをして、デザインスプリントのようなものの振り返りが2週間に1回。他にも定例MTGが少しありますが、大体の時間はデザインとディレクションという感じです。

━━ UNICORNでこれまでどんなことを手掛けられましたか?
UNICORN Webサイト・管理画面が大きめですが、基本的にはUNICORNに関わるすべてのデザインという感じです。

━━ プロジェクトメンバーの構成/役割を教えてください。
SDDのメンバーだと
・おかの:いろいろ全部
・Uさん:UNICORN New Site デザイン、BX再定義、UNICORN管理画面(ASA)デザイン、BIツール(紙もの)、資料デザイン
・モトキさん:UNICORN管理画面UI実装(React + TypeScript)、UNICORN管理画面モックHTML作成、開発環境の構築(構築サポート)、インタラクティブバナーなどの実装       
・カドクラさん:UNICORNサポートページ再構築(Zendesk|ディレクション・デザイン・実装)、UNICORN管理画面機能追加デザイン・HTML実装、
インタラクティブバナーなどのデザイン
・かじさん:外部サイトやリリースなどの画像作成
というような感じです。

━━ プロジェクトの中で、デザイナーはどのようなことを求められますか?
UNICORNが目指している世界の実現
です。

 ・インターネット広告業界の目指すべき方向を指し示すこと
 ・ビジネス、エンジンニアリング、デザインが融合し、人で担保しないプロダクトをつくること(広告業界は労働集約型に陥りがちなため)

他の事業であってもプロダクトデザイナー(事業会社のデザイナー)としてドメインの知識(業界や専門的な知識)は求められることが多いかなと思います。

━━ 強く印象に残っている開発秘話がありましたら教えていただきたいです。
めちゃめちゃ画面設計(デザイン)しました。
(おかのさんの詳しいインタビュー記事はこちら

おかのさんが設計された画面の一例

この画面に限った話ではないですが、特にこういうユーザービリティが大切なプロダクトは「一撃で決める」みたいな感じでデザインしません。
あくまで初稿は話し合いをするための起点です。なのでスピードが重要かなと思っています。

━━ 具体的に、どんなプロセスを経てリリースされるのでしょうか?
機能追加の場合
 1)プラットフォームアーキテクト(エンジニア)のキョさんから話が
  来て、担当者(エンジニア・ビズ)の人達をまじえMTG&ヒアリング。
 2)リサーチ・分析
 3)情報設計
 4)デザイン
 5)モック用のStatic HTMLの実装
 6)担当エンジニアさんが実装しリリース
という感じです。
3)- 5)までは他のSDDメンバーにお願いすることがあります。
また、間に確認・FB・修正のフローが何回かはさまれます。

全部やることもあるし、上に書いたように人にお願いしディレクションにまわることもあります。

ドメインの知識が必須なんですが、プログラマティック広告が元々難解な上に、同じようなサービス・プロダクトが国内にないためベンチマークできるサービス・プロダクトもほぼなく、UNICORNの基礎設計をしたキョさんはすごいなと思いながら、っぽいUIをつくって都度調整、アジャストするという感じです。

━━ 最後に、 UNICORNのサービス開発のデザインでやりがいに感じることを教えてください。
UNICORNを利用してもらうことで、UNICORNだけで通用する閉じた知識ではなく、他のプラットフォームのサービスを利用した時にも活きる基礎的な知識が身につく(そういう思いで設計している)とかでしょうか。


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今回はADWAYSという会社がどんどん大きくなっていく中でも、(時代に合わせて目指す理想像が柔軟に変化していったとしても)変わらない部分である人の心を動かす・感動させるという核の部分を体現し続けるサービスデザイン領域についてご紹介させていただきました。

ADWAYSが広告だけではなく体験のデザインも作っていることに、そうだったのね!と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
グラフィックデザイナーや動画デザイナーだけでなく、UI/UXに関わるデザイナー、コーポレートブランディングに関わるデザイナーも所属するADWAYSのデザイナー組織は、課題解決のための引き出しが豊富です。

今回、SDDのメンバーにインタビューさせていただいたことで「なにこれすげー」を生み出すデザインアプローチの多様さと奥深さについて垣間見ることができたように思います。
見た目を整えて使いやすくするだけではない、本質的な課題解決のための手段としてデザインを用いる考え方がSDDひいてはADWAYSのクリエイティブチーム全体に根付いているように感じます。


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チームビジョン「人に感動体験を届ける」に共感いただける方を探してます


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