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京都のお茶を出したら…の話

京都出身というと、「お茶を出されたら帰れという意味なの?」と本当によく聞かれます。どうやら全国区で有名な話で、京都人といえばそれっといったようなイメージのようです。

かくいう私は、父方の出身というだけで生まれ育ったわけではありません。ただし親戚にこの件を聞いてみたら…「最近はほとんどみませんなあ」と言ってました。どういうことか聞いてみると、「お茶でも飲みませんか?」が別に帰れるという合図というわけではないそうです。

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ただ言動から想像して「あっそれは悪いな…」と感じてしまい、そう提案されると帰るからの習慣とのこと。しかしこの京都人気質も近年だいぶ薄れてきているらしく、提案しても「悪いな」とまで考える人も減ったのでということでした。

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商談などの時に帰ってほしいときに、「良い時計してますなあ」というのも同じ原理らしいです。時計といって「こんな時間まで悪かった!」とぴんと来るらしいです。かくいう私はそういったのに鈍感で、親戚の家に行ってもイライラさせていることもあるのかも…ただし成人してからの方がその奥ゆかしさを理解できるようにもなってきました。来年くらい行くつもりなので楽しみです。

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