リモートワークで10種のきづかいをやると信頼関係が強まった話。
完全オンラインだけで転職活動をして今もリモートワークが続いている状況です。試行錯誤しながら仕事しているTIPSを紹介しています。
後半はリモートワーク編です。
概要
入社決定後に会社に出社せずオンラインだけで2ヶ月仕事しました。
面接含めて一回もリアルに顔を合わせてないなかで、上司の期待より高い評価を獲得。組織を巻き込み優先課題としてプロジェクトを起案し話を聞いてもらえるなど、少しづつ効果が表れてきました。
顔を合わせず、飲みにケーション、たばこコミュニケーションもない中で、相手に理解してもらうために実践しているTIPSを紹介します。書いていたら11個になりました。
前半が気になる方はこちらです。就職活動編です
リモートワークで有効なTIPS10
1 挨拶ミーティングと御礼チャット
2 社内イベントへ参加で、知り合い増やす
3 組織、チーム、上司のビジョン理解
4 情報発信量でチームに貢献する
5 専門性アピール、スキルを使い示す
6 社内情報収集のネットワークをもつ
7 細かすぎるくらいのホウレンソウ
8上司と毎日話す時間つくる(ミニプレゼン大会)
9 雑談でパーソナリティを共有
10 バックグラウンドを知る
おまけ+1
11 上司の上司の課題を知り視野を広げる
1 挨拶ミーティングと御礼チャット
まずは挨拶です。リアルで顔をみて仕事できない環境では特に気をつけました。
何かをお願いする、教えてくださいと言う前にまず自己紹介と専門性を紹介をするセッションを15分作りました。他の事は言わず最初は徹底的にやりました。
まるで飛び込み営業です。「話だけでも聞いてくださいよ~」のあれです。
リモートワークの特徴ですが、予定表みて空いているところで短時間でも会議が設定できるので、積極的に挨拶行脚をしました。
会議が設定できないレイヤーの相手には、チャットで業務の質問という目的に見せかけて「初めまして~」と名刺を配る意味を込めて存在をばらまきました。
ミーティング終わったあとはチャットで御礼を伝えました。知り合いがいない中で、前向きに協力してくれる関係になるにはまずは顔をみて話すことで存在を伝えることからはじめました。
このステップを踏んでない仕事の依頼や質問チャットの反応は鈍い結果に終わりました。当たり前ですね。
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2 社内イベントへ参加で、知り合い増やす
一人で仕事できる範囲は限られています。組織のことを知るには仲間が必要でした。そのため社内の研修やイベントには積極的に参加しました。
リモートワークで出社が叶わない同僚は私以外にもたくさんいます。目的意識が一致する仲間にも出会えました。
研修担当者にはメッセージを送り個別にやり取りできる関係づくりもこころがけました。
成功した事もあります。コミュニティの中でセミナー用のプレゼン資料を作ってほしいと困っている方がいたので率先して協力。私の得意ジャンルです。休日でもチャットで盛り上がる仲になれました。
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3 組織、チーム、上司のビジョン理解
仕事を作るためには、組織と上司が考えている方向性を知らないと、どんなに自分の意見を伝えてすれ違いが発生すると考えました。
細かい仕事の説明も確認しつつ常に意識したのは、どこに向かい何を実現するために組織は動いているのかという大枠課題の把握から始めました。
必ずビジョン戦略が書かれた資料は、全体共有されていると踏んでファイルの存在ありかを確認して見せてもらいました。
これはリモートワーク関係なく大事なことですね。
ただし顔を合わせてない、会社に行っていないときには重要だと思います。
オフィスで聞こえてくる人の会話や雑談などから漏れ伝わってくる組織ビジョンなども家では自分から動きを察知しなければ、気づかないことだと思いました。
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4 情報発信量でチームに貢献する
組織に入ってすぐに自分の担当領域を勝ち取ることはハードルが高いことでした。しかし入社90日で1つでも実績を作ることが大事だと考えていました。
まずはチームに役立つ情報を収集発信するところからスタートしました。雑な情報からニュースにはならない業界トレンドなど、粒度はバラバラですが毎日やることを決めました。
その活動を継続しやすいようにチャットの専用チャンネルを設置してもらい自分の役割を一つ確保しました。これが最初の仕事です。
情報発信できる箱を持てるメリットは
- チーム内に流通する情報編集をコントロールができる
- 興味を示している領域をを間接的に伝えられる
効果もあったと思います。
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5 専門性アピール、スキルを使い示す
情報発信とも関係しますが、チームメンバーとのオフラインコミュニケーションがないので、何者か伝えにくい状態でした。 WHO ARE YOU ? です
社内の技術テストをパスして承認が必要な権限をもらうことで専門性を示し証明できると考えいくつかの社内ツールへのアクセス環境を整えました。
私のチームはプロジェクトマネジメント業務が主テーマですが、エンジニアとの技術的な会話もできるぞという目的もしめすために行動しました。仮説はあたり、仕事に必要なツール類の情報は自然と集まってきました。
入社40日で他のメンバーと差別化した仕事環境の資源がそろいました。マーケティングとテクノロジーの領域ラベルをPRできるようになりました。
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6 社内情報収集ネットワークをもつ
2番に似ていますが、こちらはより具体的に自分が知りたい情報をダイレクトに知っている専門家の知り合いの意味になります。
大きな組織に属しているので、チームも商品担当者も細かく割り当てられています。オフィスで適当に声かけて、「〇〇なら私ではなく隣の人だよ」というコミュニケーションは存在しないのがリモートワークの欠点です。
的確に自分自身が進みたいビジョンを明確に持つことで、〇〇を知りたいので紹介してほしいとマネージャに頼むこともできました。具体性がカギだと思います。
5番で、スキルは証明しているで紹介もしてくれやすい状態でした。
紹介された方はデータサイエンス領域の方や、エンジニア、マーケティング担当者とバラバラな立場ですが、事前にアジェンダの整理とディスカッションペーパーの準備を行い会議時間を有益に進行して関係性を高められる工夫もしました。
7 細かすぎるホウレンソウ
社会人には当たり前過ぎですが、オンラインの環境においては、自分が担当している業務の進み具合や気付きを一言メモレベルでも共有しておくと、安心感を与えられると思いました。
チャット文化だからこそできるオンラインの働き方の特徴です。
マネージャーも複数人を管理しているので、タスク管理のためだけにミーティングをセットされるのは面倒なことです。
ましては信頼関係を構築していない仲で無用な不安要素はつくる必要がないことだと思います。
顔を合わせてない、組織ビジョンも完璧には理解できていない中では発信型の仕事スタイルで走っている場所を信号として通知することで、視点のズレを0に近づけられることが大事だなと思いました。
- ズレがないと認識していることで出戻りがない
- ダイナミックな提案、会話もできる
- 心理的な安全性も保たれる状態が作り出せる
毎日、思いついたことをパワーポイントに図解して共有するだけでも短時間で合意形成できると話の展開スピードが高まりました。
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8上司と毎日話す時間つくる
毎日30分フリーテーマで話をする時間を業務終了前に取りました。
決まった時間があると、1日のなかで考えていた事や、他のミーティングで消化不良に終わった議題の深堀、自主的な提案など小さなプレゼンや議論を繰り返し行えます。
タスク進捗は7番の方法で行っているので、価値創造の時間に使えました。
毎日のネタ探しをするモードになるので、何か話題を作るという意識につながりました。
資料をつくってプレゼンし、マネージャーだけが参加する別のレイヤーの会議で検討してもらう。
フィードバックをもらい翌日に修整してまた共有というクイックなPDCAを営業日の分だけ行う作業は、マネージャーとの信頼関係を作る最大の武器になりました。
短時間で小出しにすることで、期待値が上がりすぎず方向性が修整しやすいやり方です。
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9 雑談でパーソナリティを共有
仕事のタスクを依頼する関係だけでは本音トークにはなりません。たまにはガジェットオタクであることなども、写真を送ったりしながら雑談で公表。何者なのかを知ってもらう情報提供も有効的な打ち手だと感じました。
会社に出社していれば服装や小物、靴などから価値観が見えてくる部分あります。しかし会った事がない相手と仕事する中では、まずは何か雑談が始まるきっかけづくりは意図的に行う事が大切だと気づきました。
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10バックグラウンドを知る
私の部署は、転職を何度かして楽天に入社する方も多い印象です。そうなると、今までどんな会社で、何をしていたのか?を知る事で共通点や違いからスキルセットの差異理解ができ仕事の得手不得手を補えると感じています。
インターネット広告という専門性が広い領域を取り扱っているチームです。部分最適化が進んだ現代で、共通の基礎知識はあっても、互いに知らない情報もたくさんあることを認めコミュニケーションすることが大事だと思いました。
オフィスいると資料の作り方とか、同僚どうしの話が聞こえてきたりの部分でなんとなくイメージが醸成されていきます。
情報遮断が起きている中では相手のバックグラウンドを意図的に確認することで適切な会話がスタートできると感じました。
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切りよく10個にしたかったです。はみ出します。
11 上司の上司の課題を知り視野を広げる
上位レイヤーが考えていることは経営的視点や組織の視点などハイレベルになります。全体の方向性が決まっていく流れはトップから順番に戦略から施策、タスクに枝分けれしていくと考えています。
リモートワークで仕事をする中で、視野が小さくなることは否めないです。
1か月に1回でも組織俯瞰して物事を考えている方々とのミーティングをする機会を調整して組織課題などをぶつけるというチャンスは得たほうがいいと考えました。
勇気のいることです。
リモートワークだからできるテクニックだと思います。モニター越しに言いたいことをいう。やりたいことを言ってみる。レイヤーが上がれば決済範囲も広くなるので、要求が通る範囲も大きくなります。
このやり方で、業務に必要なソフトウェアの権限も追加購入してもらい自分自身の仕事領域が確保できました。 入社して50日後のことでした。
最後に
本来、私はここに書いてきたようなコミュニケーションは苦手としている人間でした。スペシャリストとして、一匹オオカミで仕事を推進しながらアウトプットで勝負する仕事スタイルでした。
しかしリモートワーク&転職&大企業のハードな環境下では0ベースで仕事を作り出し、信頼を勝ち得るためには、これまで以上の密なコミュニケーションが求められると気づきました。
3密はだめだという話ですが、オンラインの密はあつくるしいくらい熱く、積極的に行わなければ戦いに生き残れないと心から感じた60日でした。
来月も私はリモートワークです。真価が問われる90日の最後の30日を過ごすことになります。ここまで勝ち取ってきた資源、仲間、情報、信頼関係、ツールを使いこなし実績をだす最終コースに向かって走りだします。
中野。
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