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手放す!4「習慣を疑う」

こんにちは、くらです。

自分が常識や習慣に捉われていることを、自分ではなかなか分からない。それを示唆するお話です。

ミートローフの儀式

「ある家庭では、娘が十代になると母親と一緒にミートローフを作ることが伝統になっていて、ミートローフをオーブンに入れる前に、その両端を母親と娘で一緒に切り落とす儀式を行うという。ある日、娘がこう言った。

『ねえママ、どうしてオーブンに入れる前に両端を切り落とすの?』

いきなり尋ねられ、母親は面食らった。考えてみれば、とくに理由は思い浮かばない。彼女も母親からそう教わったからやっているだけだ。そこで、母娘は祖母の家を訪れた。
すると祖母は、ひとしきり笑った後、自分も母親から教わったとおりにやっているだけで、理由は知らないと答えた。ここまできたら後にはひけない。今度は三人で、曾祖母が入居する養護施設を訪れた。ミートローフの両端を切り落とす理由を尋ねると、九八歳の曾祖母は大笑いしながらこう言った。

『なんでお前たちまで両端を切り落とすんだい!私がそうしていたのは、鍋に入りきらなかったからだよ!」

このように、過去には正当な理由があったかもしれないがもはや意味のなくなったことーーーシステム、手順、考え方などーーーを、我々は『ミートローフ』と呼んでいる。
残念ながら、たいていの会社はミートローフだらけである。だから折に触れてこの逸話を思い出し、常識や通説を疑問に思ったり、実質的に何の役割もメリットもなくなった習慣を見つけたりするのに役立ててもらいたい。好奇心を目覚めさせれば、自分でも驚くほど多くのことに気づけるようになる。」
(『ひらめきトレーニングークリエイティブに結果を出す5つのステップ』ジョシュ・リンクナー(東洋経済新報社)より引用 P80)

疑問に思わないこと

疑問に思わないでずっと続けていること。きっと、それは誰でも、どの組織でもあるような気がします。気がついたら、なんでこんなことやっているのだろう、と思うこともいっぱいあるかもしれません。

また、本当に新しいことは、ほとんどの人が反対するということも聞いたことがあります。例えば、自動車が開発されたとき、ほとんどの人が、馬以外の移動手段など馬鹿馬鹿しい、頭がおかしいのではないか、と言っていたとも聞いています。

人間は、変化を恐れ、なるべく変わらないように環境を維持する。それは、個人レベルから、社会レベルまで同じである、ということを忘れてはいけない。いつの間にか、いりもしないことをずっと抱えていて、新しい道を切り開くチャンスを逃している可能性もあることを、肝に銘じていることが大事だと感じます。

今回もお読みいただきありがとうございました。


今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、YOKOMUさんの画像です。ありがとうございます。


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