見出し画像

すごいアドリブ力!234「決めつけから解放されるアドリブ力」

こんにちは、くらです。

アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。

どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。

その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。

あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。

あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。

クイズ

自分の固定観念に捉われて、他人の意見を素直に聞き入れられないときがある。そんなとき、自分の中で何が起こっているか。

「過去の○○によって培われた枠組み」の中に、自分の意識が捉われている。

○に入る言葉はなんでしょうか?

[こたえ]経験

(『マンガでやさしくわかるU理論』中土井僚(日本能率協会マネジメントセンター)より引用 P92)

まえがき

U理論という理論があります。マサチューセッツ工科大学上級講師、C.オットー・シャーマー博士が唱えたものです。この理論は、優れたアーティストやクリエイター、アスリートの卓越した力の源泉は、ノウハウ・やり方ではなく「内面のあり方」にある、という考えです。その手法の一番最初に出てくるのが、過去の枠組みに捉われる「ダウンローディング」というものです。

ダウンローディング

「ダウンローディングとは、『過去の経験によって培われた枠組みを再現している状態』を指します。

(中略)

たとえば、相手の話が合っているのか、間違っているのかを確かめながら聞いている時は、『自分の頭の中で繰り広げられている世界を見ている』状態と言えます。自分の過去の枠組みに照らし合わせて話を聞いている時点で、自分の頭の中に意識の矛先が向いています。

さらに『その話は間違っている』と判断した場合、反論を頭の中で整理しようとするのも、頭の中に意識の矛先が向いていることになります。

(中略)

こうした過去の経験に基づく枠組みは、思考や行動をパターン化させます。そして、新しい考えや行動が生まれなくなってしまうのです。

(中略)

その脱出のカギが『保留』です。

保留する

軽く目を閉じ、呼吸に意識を向けていると自分の中で次から次へと色んな雑念がよぎることに気づきます。そのくらい私たちの頭の中は騒がしいのですが、日常生活を送っていると、そうした雑念にとらわれていることに気づけないままになりやすくなります。

(中略)

保留は、主にふたつのことに取り組むことを意味しています。

ひとつは自分の中で起きている『思考のおしゃべり』を自分の中で宙づりにしたまま、他人が見ているように眺めることであり、もうひとつは何かしらの結論(決めつけ)や判断をくださないことになります。」

(前著より引用 P92-99)

あとがき

決めつけは、自分のそれまでの経験の枠から外へ出れない状態で起こってくる。そして、本人はそれに気づかない。自分が正しいと思っている思考からは、新しいものは出てこない、ということもいえるかもしれない。

だから、自分が今、何を判断して、何を決めつけているのかを、自分で認知できるようにすれば、その先へ進める。そのために、保留というスキル(意識しないとできない)が必要になる。

今回もお読みいただきありがとうございました。

今日の一言

「今日の一言:決めつけから解放されるアドリブ力は、自分の思考に気づいて保留することで磨かれる」


今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、DAIKI(だいき)さんの画像です。ありがとうございます。


Stand fm始めました。良かったら聞いてみて下さい。


ホームページもよろしくお願いします。

「ちょっといい自分」創造コンサルティングはじめました。

自分に自信がなくても、そのままの自分をお話いただき、あなたはそのままですごい人だということを気づいていただければと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?