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すごいアドリブ力!294「限界を破るアドリブ力」

こんにちは、くらです。

アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。

どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。
その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。

あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。
あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。

クイズ

福沢諭吉が「学問のすすめ」で言っている。
「一生懸命にやるべきは、○○○○○に役に立つ実学である」

○に入る言葉はなんでしょうか?

[こたえ]普通の生活

(『現代語訳 学問のすすめ』福沢諭吉(齋藤孝訳)(ちくま新書)より引用 P011)

まえがき

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の冒頭の言葉。人は生まれながらにして自由自在、それぞれが安楽に生きる権利を持っている。しかし、賢愚、貧富、能力のあるなし、など、明らかな差を持って生きているのはなぜか。賢い、賢くない、は学ぶか学ばないかによって生まれてくる。そして、自由は、やりたい放題やっていい、ということではない。

仕事とは

「むかしから能力のある人間には、心身を労して世の中のために事をなす者が少なくなかった。いまこうした人物の心中を想像するに、彼らが豊かなこと程度で満足する者には到底思えない。社会的な義務を重んじて、高い理想を持っていただろう。

いまの学生は、これらの人物より文明の遺産を受けて、まさしく進歩の最前線にいるのだから、その進むところに限界を作ってはいけない。いまより数十年後、後の文明の世では、いまわれわれが古人を尊敬するように、そのときの人たちがわれわれの恩恵を感謝するようになっていなくてはならない。

要するに、われわれの仕事というのは、今日この世の中にいて、われわれの生きた証を残して、これを長く後世の子孫に伝えることにある。これは重大な任務である。どうして、数冊の教科書を読み、商人となり職人となり、小役人となり、年に数百程度の金を得て、わずかに妻子を養って満足していられようか。これでは、ただ他人を害さないというだけだ。他人にプラスになるような者ではない。

また、事をなすには、時勢に合う、合わないがある。時を得なければ、能力のある人間でもその力を発揮することはできない。そういう例は古今少なくないのだ。

(中略)

しかし、いまはそういう時代ではない。前にも言ったように、西洋の考えがようやく広まって、ついに古い政府を倒し、諸藩が廃されたのは、ただ戦争による変動のためだと考えてはならない。文明の効能は、ただ一回の戦争で終わってしまうものではない。したがって、この変動は戦争による変動ではなく、文明に促された人心の変動なのだ。」
(前著より引用 P125-126)

あとがき

この文章は明治七年五月出版と記載されています。文面だけ読んでいると、ほとんど今のこと言っているような気がしてしまいます。
人生を創造していくのは、昔から変わらず自分の生きる証を作る作業。豊かなことに満足せず、高い理想を持って生きる。耳が痛い(笑)。

ちょっと豊かになると満足し、理想は低い(涙)。ただ、古いことを古いと認めて、自分のもっているもので自分を活かしていく、ということは常に肝に命じている(つもりです)。でないと、人生つまらないですもんね。

今日の一言

「今日の一言:限界を破るアドリブ力は、どうしたら人に恩恵を授けられるか考えて行動することで磨かれる」

今日の「みんなのフォトギャラリー」

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