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本屋でスマホを見ながら歩く

このあいだ本屋さんに行った時の出来事です。

私がよく行く本屋はそれなりに規模が大きく、ネットから在庫の検索ができます。どの支店に本があるのか?ないのか?。はたまたその本がある棚まで調べられます。

そのため、おそらくスマホを見ながらチラチラしている人は目的の本がある棚を探しているのでしょう。

「本の読み方」や「本の探し方」に関する本を読めば、本はネットで買うのがいいのか?実店舗で買うのがいいか?ということがよく書かれています。

リアルで買う場合の利点としてよく挙げられるのは思いもしない出会いです。何となく手に取った本が面白かった、探していた本だった。私としてもこの意見に賛成です。

今回の記事にこういうタイトルをつけたので、察しの通りスマホを触りながら目的の本を探している人を見つけました。その人は服装から最寄りにある高校の生徒だと思われます。

尾行していたわけではないので、その高校生が目的の本だけを探していたのか、はたまた他の目的もありつつとりあえず目的の物を探していたのかも分かりません。

こういう前提を考えずに記事を書き始めてしまったので既にどうでもいい話になりつつありますが、ただ単に目的のために本屋に来るのは勿体ないなと思いました。

おそらく高校生という属性と結びついて、年寄り臭く「今どきの高校生は〜」と、思ってしまいました。最近の若者はタイパ重視と言われるようにコンテンツと内容を早く知りたいがために倍速再生や、ネタバレが全く気にならないと言われます。

自分の頭の中でおそらくこういうメディア情報と結びつけて、目の前のスマホを見ながら本棚を探している人はおそらく目的のものだけを買ってそそくさと帰る人と思ってしまいました。「それネットで買えば良くない?」と。

なので、既にこの記事は意味をなしていないと言えます。

しかし、今一度、考えてみれば高校生です。ネットで買えば荷物の届く時間の多くは日中です。そうなると、必然的に家族に何を買ったかを見られる可能性があります。親に色々と言われるのも嫌な年齢です。そう考えれば、「それネットで良くない?」は全然良くありません。リアルで買うのも納得の理由です。

「便利になった」と言われるけれども、便利なのは大人だけであって、こども目線から見るとあまり変わらない部分もあるのかもしれません。もしくは、考えることが増えたかもしれません。

今回書いてみて、一旦思い込んだことを別の視点から捉える訓練になったかもしれません。



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