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消耗したフィジカル・メンタルは、多分すぐには回復し切らないから

2021年12月から使っているOura ring。僕が手にする頃、ちょうど「第3世代」になったのですが、その後もソフトウェアアップデートをするたびに新しい機能が追加されていくので、すごいもんだなと感心してしまいます。

確か今年に入ってからだと思いますが、新しく追加された「レジリエンス」という指標が非常に興味深く、最近では注意深く見るようにしています。

この項目は夜間の回復(主に睡眠)に加えて、日中の状態(昼寝などの回復の時間だけではなく、ストレスなどマイナスの要因も含む)も加味して、1日に一度更新されます。

Oura ringは毎朝のアプリ起動時にコンディションスコアと睡眠スコアが表示されますが、このレジリエンススコアは直近14日間のデータをベースに算出しているようなので、少し長めのスパンでのコンディションの推移を見極めることができるのです。

当然ですが、レジリエンススコアは調子が良い日が続けば右肩上がりで、良い水準をキープし続けます。ただ、1日気合を入れて睡眠をしたとしてもレジリエンススコアがグンと改善することはない一方で、下がるときの落差は結構大きいです(もちろんその日の睡眠やコンディションによるのですが)

レジリエンススコアを高めるためには、1日だけ集中して休むのではなく、数日その傾向をキープする必要があります。

これが結構示唆的だなと思っていて。

「今日は調子良い」「今日はイマイチかも」と、私たちは"今日"という単位でのコンディションの良し悪しを判断しがち。でも、実際には"今日"は"昨日"の続きであり、"昨日"も"一昨日"の続きです。睡眠の時間を挟んでいるだけで、連続した時間なんですよね。

ゲームのHP(ヒットポイント)のような単純な話ではありませんが、1日の回復力にリミットがあるのであれば、減り過ぎた体力が一気に回復するということはあり得ません。回復も、積み重ねて行かなければベストな状態にはなかなか近づけないわけです。

そう考えると、現代社会を生きる日本人がそんなに頻繁にまとまった休暇を取れることもないですから、日常の中で"消耗し過ぎないように"コントロールするのも大事なのかな、と思います。

もちろん短期的に頑張らなければいけないタイミングもありますし、全ての時間を自分でコントロールできるわけではありませんが、頭の片隅に留めておく心がけとして。

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