見出し画像

動画にビジネスな費用対効果がどれくらいあるのか?打ち手として本当に本質的なのか?

個人事業主として仕事を始めて、約2年半。曲がりなりにもここまで続けてくると、多少ですが「答え合わせ」的なことができるようになってきます。これまでの自分の仕事を振り返り、「これはお役に立てたな」というものもあれば「これはそうでもなかったかも」と反省するものもあったり。

その中でも、僕が目をそらしてはいけないなと思うのが「動画」のビジネスにおける費用対効果についてです。

(上記はほんの一部ですが、)これまでお仕事の中でこんな感じの動画を制作させていただきました。

僕は相場と比べるとハイパー良心的価格でやらせていただいているので、ここに挙げた動画のような基本パッケージでできるものは80,000円+税です(内容により増減はあります)

制作にあたり、もちろん「動画を作って納品して終わり」という無責任なスタンスではなく、ビジネスの全体像を考えて最大限効果を発揮するような動画を作り、発信の方法まで含めてご提案をしています。

それでも、それでも……僕が相場よりも安めに設定している定価でも、いただく金額分のビジネス的な成果が上がって、ペイできている事例はどれぐらいあるのか?と考えると、自信を持ってゴリ押しできる気がしません。これは僕個人というよりも、"外注"という形で動画制作を請け負う人たち全体に関わる話だと思っています。

僕が自分の定価をこの金額にしているのは、そういう理由です。事業としてやっていける範囲内で、依頼してくれている方の負担にならない金額がこのあたりかなと思うので。

これも想定通りなのですが、札幌でも動画制作・編集に携わるプレイヤーがどんどん増えてきています。

「動画にしかできないこと」は確かにありますし、需要もまだまだ高まってくると思うので、供給側のリソースが増えるのはとても良いことだと思います。ただその反面、YouTube神話の崩壊に見られるように世間全体的に「動画の幻滅期」に突入しているという印象も受けるので、これから動画1本で食っていくのはますます難しくなると思います。

(僕も「動画の人」と時々思われているのですが、売り上げ的には毎年全体の4分の1くらいです)

何のための動画制作なのか。本質はどこにあるのか。

そこを突き詰められない人は長く続けられないでしょうし、僕の考えではそもそも、突き詰めた結果筋の良い仮説にたどり着いた人は「動画1本で勝負」というバランスの悪いこともしないのかなぁ……と思います。

動画に関する世間的な「答え合わせ」が始まる前に、僕たち支援者側はそれぞれ自分なりのスタンスを見つけておくべきだと感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?