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1億総発信者時代、紹介するお店を活かしも殺しもする「文脈」の力

最近、僕が運営するA Day in the Cafeで、カフェ紹介企画をやっています。Instagramで募集したテーマに沿って、僕が札幌のカフェを紹介するという一見シンプルなものなのですが…

「雨の日に籠もりたいお店」なんて、インターネット上でどう検索しても出てこないくらいマニアックですよね。ちなみに、過去のテーマはこんな感じ。

6/6 【札幌カフェ】読書、作業、自分の時間…一人で過ごしやすいお店5選!
6/7 【札幌カフェ】心地よいBGMに身を委ねて…音楽が素敵なお店5選!
6/8 【札幌カフェ】コーヒー飲めなくてもカフェ行きたい!ノンカフェインドリンクがおすすめのお店6選!
6/9 【札幌カフェ】コーヒーと合わせて楽しみたい「ペアリング」がおすすめのお店5選!
6/10 【札幌カフェ】幸せ気分!光たっぷりの明るい空間が素敵なお店5選!
6/11 【札幌カフェ】ホッと落ち着く雰囲気が魅力的。古民家リノベカフェ5選!

あるあるなテーマからクレイジーなものまで、幅広く取り揃えています。笑

まだリクエストのストックは尽きていないので、時間を見てコツコツ更新します!ぜひ、更新情報は各SNSでご確認を~

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・Instagram:@aditc__
・Twitter:@horicafe12
・Facebook:A Day in the Cafe
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という告知もしたところで、今日はこれにまつわる「文脈」のお話。

不幸なミスマッチは崩壊への引き金

実はこれまで、今回の企画の「○○なお店」のような主観的な情報が大きく入り込むテーマについては、極力扱わないようにしてきました。これはInstagramでのお店紹介でも同じなのですが、情報発信者の端くれとしてめちゃくちゃ気を使っています。

それがなぜかというと、お客さん目線での「このお店は○○向け」という感覚と、お店側が「こういうお店でありたい」と描く理想の姿が、必ずしもマッチするとは限らないからです。

これだけだとわかりづらいかもしれないので、たとえ話で具体例を出しますね。

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とある街にAというカフェがありました。
そのお店は自家焙煎のスペシャルティコーヒーが自慢で、訪れるお客さんに奥深いコーヒーの世界を楽しんでもらいながら、一人ひとりのお客さんとのんびり楽しく会話をしたい、という店主さんの願いのもと開業しました。
オープン以来、ほとんどが地元のお客さんだったのですが、ある日を境に一人で来るお客さんが急増しました。しかも、みんなノートパソコンを小脇に抱えて。詳しく聞いてみると、「ネットのまとめサイトで"長居できる、作業に向いているカフェ"と紹介されていた」とのこと。
「常連さんが少しでも快適に過ごせるように」と設置したフリーWi-fiと電源でしたが、そんな風に思われていたなんて……店主さんは、悲しい気持ちになりました。

これは僕が考えた妄想のお話なので、実際にこんなことがあるかはわかりませんが、ここで僕が伝えたいのは「文脈」が持つ力の大きさについてです。

インターネット上で「○○なお店」と紹介されていると、その"機能"を期待している人は、当然そのつもりでお店に足を運びます。ただ、お店側が「○○なお店」として使って欲しいかどうかは、また別の話。その不幸なミスマッチが最悪の場合、お店の営業について影響を与えてしまうような事態に発展するリスクさえ持っている……という意識で、僕は発信内容を考えています。

お店自体が何も変わらなくても、そこにされる「意味づけ」次第で扱われ方が全く変わってしまう、ということですね。

その「幸せ」は、誰の「幸せ」の上に成り立つものなのか?

「人は、幸せになるためにカフェに行く」

普段からnoteを読んでくださっている方なら何度も目にしているであろう、僕の持論。この理論からすると、「カフェに行けば、自分のやりたいこと(作業、読書など)に集中できる」という形の"幸せ"はあって良いです。むしろ、素晴らしいことだと思います。

ただ、それも「店主さんが、毎日の営業を楽しくできる」という"幸せ"の上に成り立つものであると、僕は思うのです。

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店主さんが、自分の想いやこだわりをギュッと詰め込んで、「お客さんに喜んで欲しい」と心の底から願って、開業資金を借り入れて、リスクを背負ってまで開業するお店。

……そこで幸せを受け取らせてもらっている僕らは、その空間がさらに素晴らしいものになるように協力し、一緒に創り上げていくパートナーであるべきだと思っています。そして、その第一歩(きっかけ)を作るのが、今この時代のSNSであり、僕が運営しているA Day in the CafeのようなWebメディアの役割なのだと思います。

だからこそ、お店を紹介するときの「文脈」には、気を遣いすぎるほどに気を遣いたい。

"役に立つ"から"意味"があるへ

ただ、そんな中でも僕が今回のようなカフェ紹介に踏み切ったのは、一人ひとりのカフェ好きな人が持っているニーズを直接的に満たすことが、「何度も通いたい!」と思える、自分にとって"意味がある"お店との出会いのために必要なんじゃないか?と思ったからです。求めている幸せがわかっているなら、それに合うお店を紹介するのも役割じゃないかな、と。

また、バランスを取りながら紹介をする、という挑戦でもあります。お店に足を運んで、見て、聞いて、感じたことを元になるべくミスマッチが起こらないように、良い出会いを演出できたらと思っています。

最後に。

僕はこんな考えでお店の紹介企画を運営しているので、中には「多くの人が見る記事として公開するのは、ちょっとリスキーかなー…」と考えて、リクエストにお答えできないものもあると思います。というか、あります。ゴメンナサイですが、ご理解いただけたら嬉しいです。

オープンで答えづらいものは、個別で聞いていただければ可能な範囲でお答えしますので、InstagramのDMでお尋ねいただけたらと思います!

【28歳、ラスト1ヶ月チャレンジ 進捗報告】

・Google Analytics個人認定資格(GAIQ)初級と上級合格:受験日決定
・Facebook認定メディアプランニングエキスパート合格:未着手
・読書10冊(楽しみな本が続々発売予定):0冊
・スピンバイク累計100km漕ぐ(結果として2キロ痩せたらラッキー):昨日2km、累計5km
・Instagramフォロワー2,500到達(開始時2,325):2,337→2,355(+18)

……この話の流れで書くのもアレかなと思ったけど、毎日のことなので失礼します。笑

☆Links

・YouTube

・Instagram:@aditc__

・Twitter:@horicafe12

「札幌でカフェのある暮らしを楽しむメディア」A Day in the Cafe

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