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タイムアウトマニュアル

タイムアウトとは?

タイムアウトとは、子どもの不適切な行動を止めるために用いられる方法です。具体的には、その不適切行動を強化する環境(つまり、不適切行動を引き起こしやすい環境)から子どもを一時的に取り除き、刺激の少ない安全な空間へ移動させます。これにより、状況を悪化させることなく、その行動が許されないことを効果的に教えることができます。

現在、米国小児科学会と疾病対策予防センター(CDC)は、子どもの問題行動に対処するための効果的かつ安全な子育て方法として、タイムアウトを推奨しています。長年にわたる研究により、タイムアウトは攻撃的な行動の抑制、子どもの服従心の向上、適切な行動の促進と関連していることが示されています。


なぜタイムアウトを使うのか?

研究によると、子育てで最も効果的な方法は、温かく、かつ毅然とした態度であることが分かっています。つまり、子どもに愛情を注ぎ、肯定的な態度で接すると同時に、不適切な行動に対しては一貫した態度で臨むということです。

タイムアウトは、感情的に対立することなく、その行動が容認できないことを伝えるのに役立ちます。また子供と保育者が落ち着くために必要な時間と空間を与えることができます。

タイムアウトの目的は、子供を恥じさせたり罰したりするものではありません。感情的な状況を和らげ、子供が考え方を変え、欲求不満をうまくコントロールし、自分の行動をコントロールする方法を学ぶ手助けをすることです。

タイムアウトの誤解と懸念

「タイムアウト」という方法は、日本ではあまり馴染みがないため、不適切な指導方法と誤解されがちです。昭和時代には「廊下に立たせる」などの指導方法が一般的でしたが、現在ではこれらは虐待とみなされています。そのため、「タイムアウト」も同様に、子供を罰するための方法と捉えられることがあります。アメリカでも、子供を孤立させることで心理的な悪影響があるのではとの懸念から批判が寄せられることがあります。

しかし、タイムアウトが正しく実施されれば、これらの懸念は当てはまりません。研究によると、タイムアウトは効果的であり、子供に害を与えないことが示されています。

ただし、その効果を発揮するためには正しい方法で使用することが重要です。アメリカでも、80%以上の親がタイムアウトを誤用していることが研究で明らかになっています。

この記事では、過去30年間のタイムアウトに関する文献をレビューし、効果的にタイムアウトを実施するためのステップを紹介している論文(Everett, Hupp & Olmi, 2010)を参考に、個人的に必要だと思う内容を補足しながら、タイムアウトのベストプラクティスを紹介します。このようなエビデンスに基づくタイムアウトの手順を学び、子供の問題行動に適切に対処する方法を身につけましょう。

より具体的に理解できるように、以下のようなケースを参考にどのようにタイムアウトを使用するのが適切かをご紹介します。


ケーススタディ:他害のある子どもへの介入

2歳の女の子、Aちゃんはお友達と遊ぶのが大好きです。しかし、遊んでいる最中に突然、理由もなく友達を叩いたり、突き飛ばしたり、大声で驚かしたりすることがよくあります。そのたびに私たち保育士が注意したり、お友達から離したりしてきましたが、改善が見られません。最近では、Aちゃんの周りの子どもたちが怒ったり避けたりするようになってきていますが、Aちゃんは友達の反応を見て笑っています。

Aちゃんがお友達を傷つける行動をやめ、他の子どもたちと仲良くできるようにしたいのですが、どのようにしつけたらよいのか困っています。

タイムアウトの導入前

まずタイムアウトを使用する前に、このケースにタイムアウトを使用するのは適切かどうかを判断します。

1. 小さな問題行動には使用しない

タイムアウトは、すべての問題行動に使うべきではありません。幼児のよくある小さな問題行動には、他の手段を試してみるのが良いでしょう。

2.  社会的に重要な行動に使用する

子どもの安全や幸せを脅かすような行動に使います。
親や養育者の自己都合や命令に従わせるための使用は不適切です。
タイムアウトは次のような場合に効果的です:

  1. 危険な行動をした場合

  2. 他の子どもを傷つけた場合

  3. 家庭や保育園、学校のルールを破った場合

3. ポジティブな指導をしているか?

タイムアウトの手順を用いる前に、まずはポジティブな指導をしているべきです。それで問題が解決されるならタイムアウトのような負担の大きい指導をする必要がないからです。

ポジティブな指導とは?
ポジティブな指導は、問題行動を減らし、適切な行動を増やすための方法です。具体的には、問題行動の代わりになる行動(代替行動)を教え、その行動を褒めることで、問題行動を起こしにくくすることを目指します。

代替行動とは?
代替行動は、問題行動と同じ機能を持つ(つまり問題行動と同じ目的を達成できる)、社会的に適した行動です。

例えばAちゃんの場合、叩いたり叫んだりして友達の気を引く代わりに、友達に「一緒に遊ぼう」と言う行動が代替行動になります。

- 「叫ぶ、叩く行動」の結果→友達からの反応を得る(友達の気を引く目的を達成できた)

- 「あそぼと言う行動」の結果→友達からの反応を得る(友達の気を引く目的を達成できた)

「叫ぶ、叩く行動」と「遊ぼうと言う行動」は同じ機能の行動です。

代替行動を強化するとは?

Aちゃんに「一緒に遊ぼう」と言うなどの代替行動を教え、適切なタイミングでこの行動を取ることができるように促します。この行動を取った直後にお友達と関わることに成功し、友達と遊べる経験を積むことで、Aちゃんは叩いたり叫んだりする必要がなくなります。保育者がこの新しい行動を褒めたり促したりすることで、Aちゃんは適切な行動を繰り返すようになります。

このような指導によって、子どもは問題行動を減らし、社会的に適切な行動を身につけることができます。

ですからAちゃんのケースの場合、本来はポジティブな指導もその前に試すべきでしたが、他害行動は緊急性を伴うので、今すぐタイムアウト適用すべきでしょう。同時にポジティブな指導を並行して実施していく必要があります。

タイムアウト実践の準備

Aちゃんの問題行動にタイムアウトを実践することを決めたら、タイムアウトを効果的に実践するための準備が必要です。

1. タイムアウトのルールを明確に教える

初めてタイムアウトを導入する際は、タイムアウトを行う直前に子どもたちにそのことを伝えます。

子どもたちにタイムアウトのルールを明確に教えます。特に2歳前後の幼児を対象とする場合、言葉による理解は難しいため、説明は簡潔で、先生がジェスチャーをしたりロールプレイをして見せるなどして、子供にもわかりやすく提示する工夫が求められます。

例:みんな一緒に楽しく遊ぶための遊ぶ時のお約束があります。

 2. 子どもたちがルールを明確に理解できるようにする

ルールは子供の年齢に合わせて、子供たちが覚えやすくてわかりやすい、簡単で明確なものにしましょう。

覚えやすくて簡単で、明確なルールを作り、先生と子供たちとの「合言葉」にすると効果的です。

例えば、韻を踏むようなリズミカルなルールにするなど、子供たちにとって覚えやすく、自然と口ずさみたくなるようなルールにすると、子供たちが自らその言葉を普段の生活の中で使用するようになり、自分で自分の行動をコントロールできるようになります。

子供達が自分をコントロールできるようになると、子供自身の自信にもつながります。先生や親に褒められることで、さらに良い行動が強化されていきます。

例:遊びのルール
みんなが守らなくてはいけないとっても大切なルールが2つあります。
1. お友達を叩かない
2. 大声を上げない
もしルールを守らなかったら、お部屋の外のイスに座ります(実際にイスとその場所を子供達に見せる)

注意:本来は非定形でないルールが好ましいのですが、この場合は他害行動を止めることが目的なので、非定形になってしまいました。もっと適切な肯定的ルールを思いついた場合はそちらを採用してください。


3. 先生二人が子供たちの前で、ルールを実践してみせる

お友達をこうしたらどぉ?(と言って先生がもう一人の先生を叩くふりする)
子供たち「ダメー」
そう、ダメだね。もしたたいたら?
子供たち 「イスに座る」
そう、イスに座るんだよね

4. 最後にどのような行動がタイムアウトになるか、クイズにする

「遊んでいる時、お友達に向かって大声出したら?」
「お友達とおもちゃを取りっこしてケンカになったら?」
「言葉で言うならマルだね(笑顔で、手でOを作る)
でも叩いたら?
そう、ダメ(残念な表情で首を横に振り、手で×を作る)だよね。

子どもたちに、遊び時間中にどのような行動が求められているのか、またルールに従わない場合にどのような結果が生じるのかを理解させることで、ルールに従うよう促すことができます。

タイムアウトさせる場所

タイムアウトを行う場所は、友人や楽しいことから離れた場所を選びましょう。保育園で行う場合は、子どもの活動から離れた、おもちゃなどが置いていない同じ部屋の一角を選ぶか、部屋の外で行うかを選びます。

タイムアウトの時間設定

タイムアウトの時間は決まりはありませんが、一般的な目安は1歳につき1分です。子供の機嫌に応じて時間を変更してはいけません。

例:2歳の子どもなら2分、3歳なら3分。


タイムアウトの導入後:タイムアウト使用の手順

タイムアウトの使用する時は、その活動が始まる前に必ず子供たちに「遊びのルール:タイムアウトのルール」を提示します。

1. 遊びを始める前に毎回必ずルールを確認することで思い出させる

タイムアウト導入後は遊びを始める直前には必ず、子供達にルールを思い出させます。この場合、言って聞かせるだけではなく、子供達とのやりとりをしながら実際に言わせると、ルールを守る効果が高まります。

遊ぶ前のお約束、2つあったよね。
ひとつは?
もう一つは?
もし守れなかったら? 

そう、イスに座るんだよね。

遊びのルールをみんなで唱えてから、遊びの時間にします。
先生「お友達を?」
子供たち「たたきません」
 先生「大声を?」
子供たち「出しません」

これによって子供達にとってルールを思い出させることができ、どんな行動が期待されているのかが明確になるので、ルールを守りやすくなります。

2. 遊び中:一回だけ、個別に思い出させたり、警告をしたりする

1. 個別のルール確認や警告を1回だけします。

約束を守るのが難しい子には、遊びの中盤でもう一度、ルールを思い出させたり、警告を入れます。これは一回だけにします。

「Aちゃん、お友達は叩きません。『あそぼー』だねー」

2.子どもがルールを守れるよう促します

保育者は子どもが友達と仲良く関わるように促します。

3. ルール通りの行動、指示通りの行動ができたら、すかさず褒めます

褒める時には具体的に褒めます。何をしたからよかったのか子供に原因結果を理解させるように褒めます。

「Aちゃん、今「あそぼ」って言えたね。とってもカッコよかったよ。

3. タイムアウトを実行する

子どもが指示に従わなかった場合、タイムアウトを実行します。

  1. 子供が不適切な行動に出た瞬間にタイムアウトを実行します。その行動の直後であればあるほど、より効果的です。

  2. 「お友達を叩いたので、イスに座ります。」と一度だけ、冷静かつ毅然とした態度で伝えます。声のトーンを落とし、ニュートラルな無表情で行います。感情的な声や表情、説教、叱責、議論は禁忌です。

  3. 無言で子どもをタイムアウトの場所に連れて行き、座らせます。

  4. 「先生がいいと言うまで座ります」と冷静な声と感情のない表情で静かに伝えます。

  5. タイムアウト中は、他の子どもや保育士と話させず、遊ばせません。

  6. 子供の安全を確保するために、子供の視界に入りにくいところに待機しながら時間を測ります。タイマーを使用する場合は、子供に見せないようにします。目を合わせない、微笑まない、話しかけられても返答しないようにしましょう。

  7. 何度も話しかけてくる場合、ジェスチャーで「シーッ!」とする程度の反応にします。立ち歩こうとしたり、おしゃべりを止めなかった場合、「最初からやり直しします」とニュートラルなトーンで言い、最初からやり直しさせ、その時点から時間を計り直します。これによってルールに従わないと、タイムアウトの時間が延びることを理解させます。

4. タイムアウトの終了

  1. タイムアウトが終わる直前の5秒間、子どもが静かであることを確認します。

  2. 静かであれば、タイムアウトを終了します。

  3. 元の場所に戻す前にルールの確認・練習をします。

①「お友達にはこうやって優しくタッチしてね」と先生が子供に優しく触って見せる。

「お友達には『あそぼ』って言おうね」

②「Aちゃん、やってみて」と促す。

③上手にできたら、「そう、とっても上手にきたね」

4.  「戻っていいですよ」と伝えます。
これ以上、忠告などを言う必要はありません。


5. 超重要!!遊びに戻った後のポジティブな行動の強化

タイムアウトが終わり後、子どもが次に行うポジティブな行動を見逃さず、すぐに褒めます。ここで良い行動を強化することは非常に大切です!!

「Aちゃんの今の言い方、とってもよかったよ。Aちゃんが優しくしたから、お友達も笑っているね」
「Aちゃんが優しいと、みんな嬉しいね。」


よくある質問と対処法

子どもがタイムアウトを拒否した場合

子どもを安全に持ち上げてタイムアウトの場所に連れて行きます。目を合わせたり話しかけたりしないようにします。

子どもがタイムアウト中におもちゃを持ち込んだ場合

おもちゃを取り上げます。タイムアウトは楽しいことから離れる時間です。

子どもがタイムアウト中にトイレに行きたがった場合

必要最低限の言葉と行動でトイレに連れて行き、すぐにタイムアウトの場所に戻します。

このガイドラインを守りながら、タイムアウトを効果的に活用し、子どもの行動を改善しましょう。

タイムアウトの実際の例:イギリスTVショー「スーパーナニー」

以下は、実際にタイムアウトをしている映像です。これらはイギリスのリアリティTV番組「スーパーナニー」の一部です。
この番組は、特に行動問題を抱える子供を持つ家族に対して、ジョー・フロストという育児の専門家が、育児アドバイスを提供し、家庭内のルールや秩序を取り戻すことを目的としています。

ビデオ視聴の注意

このプログラムで説明されている子育て法は、ABAに類似していますが、厳密にはABAではなく、多くの倫理的問題を含んでいます。したがって、この方法を模範として真似することは危険であり、不適切です。

これらの動画をここで紹介する目的は、子どもの問題行動を改善するために、養育者に求められる一貫性と冷静さ、粘り強さの必要性を見ていただくためのサンプルとして提供します。

視聴前の注意!タイムアウトが終わった後の親の対応法が良くない!

以下のビデオでは、「子供を謝らせること」を目的としたタイムアウトが取られています。これは不適切です。

謝らせることを目的としたタイムアウトが不適切な理由

これらのビデオでは、子供が「ごめんなさい」と言えば、親は許し、ハグとキスをします。これでは「ごめんなさいと言う行動」を強化してしまっています。

本来なら、タイムアウト後はルールの確認を簡潔に冷静にするくらいにして、現場に戻し、現場で良い行動ができた時に、ハグやキスなどをして大いに褒めることが重要です。そうでないと、適切な行動を強化することができません。決して服従したことを褒めてはいけません。

なぜスーパーナニーではこのような手法が取られているのか?

おそらく、子供の不適切行動を直すためのタイムアウトというより、親の権威を取り戻すためのタイムアウトであろうと想像します。

これらの家族は、これまで子供の問題行動に根負けし、屈服し続けてきた結果、親の権威を失墜してしまったのです。このため、親が一貫して毅然とした態度でしつけを行い、威厳を取り戻すため、子供に謝罪させるためのタイムアウトになってしまっています。ですからこのようなタイムアウトは保育園では行うべきではありません。この点をご理解の上、動画をご覧ください。


このビデオでは、子供がタイムアウトの場所に連れ戻される様子が67回繰り返される様子が描かれています。子供は何度も逃げ出して叫びますが、親が一貫して対応する様子が示されています。

タイムアウトの手順の概要

1. タイムアウトの準備
子供に対して一貫したルールを設定し、それを説明します。親は落ち着いて厳格な声で指示を出すことが重要です。

2. タイムアウトの開始
子供不適切行動の直後にタイムアウトを実施します。子供に対して「タイムアウトに入る理由」を簡潔に説明します。タイムアウトの場所に子供を連れて行きます。

3.タイムアウトの実施
子供がタイムアウト中に逃げ出したり叫んだりした場合、再度タイムアウトの場所に連れ戻します。必要に応じて、両親が交代で対応し、一貫した対応を続けます。子供が落ち着くまで、このプロセスを繰り返します。

4.タイムアウトの終了
タイムアウトが終了したら、子供に「何を間違えたのか」を再度確認させます。

親の中には子供が苦しんで泣いている声や様子を見ることが辛く、罪悪感を感じたり、耐えられなくなってしまい、屈服してしまいたくなります。しかしこのような親の行動が子供の癇癪をより一層悪化させてしまいます。適切なしつけのため、親の権威を取り戻すための必要なプロセスとして受け入れ、親自身が克服しなければなりません。


このビデオでは、スーパーナニーのジョーが母親にタイムアウトを使った子供の躾の方法を教えています。

1. 子供の行動の確認と警告
子供が不適切な行動をした場合、まずは警告します。低く落ち着いた声で、「その行動は許されない」と伝えます。
「リース、あなたが私を叩くことは許されません。このままだとタイムアウトです。」

2. タイムアウトの実行
子供が警告を無視したので、タイムアウトの場所に連れて行きます。
「リース、あなたが叩いたので、タイムアウトに行きます。」

3. タイムアウト中:一貫性を保つ
子供がタイムアウトの場所から逃げた場合、すぐに連れ戻します。何度でも繰り返します。

4.言葉をかけない、感情的にならない
タイムアウト中は子供と話さず、冷静に対応します。
子供が泣いたり、叫んだりしても、冷静さを保ちます。

5. タイムアウトの終了
設定したタイムアウト時間が経過したら、タイムアウトを終了します。
行動の確認と謝罪: 子供に不適切な行動を確認させ、謝罪をさせ、和解します。

6. 反省と評価 行動を称賛する
子供が正しく謝罪し、タイムアウトを受け入れたことを評価します。
例: 「よく謝ったね、リース。これからは叩かないようにしましょう。



このケースは、躾をすることができないお父さんに、スーパーナニーのジョーがやり方を教えています。彼女の主張は以下の通りです。

1. 一貫性 :ルールと期待を一貫して守る
親が一貫した行動を取ることで、子供は何が期待されているかを理解しやすくなります。ルールを変えたり曖昧にしたりしないことが大切です。

2. 明確なコミュニケーション:アイコンタクト
子供と話すときには、目を見て話すことで真剣さを伝えます。

3.落ち着いた声のトーン
怒鳴るのではなく、低く落ち着いた声で指示を出すことが重要です。

4. 子供の目線に立つ 高さを合わせる
子供の目線に合わせて話すことで、子供が親の言葉をより理解しやすくなります。

5. 具体的な指示と理由の説明 行動の理由を説明する
タイムアウトを始める時は、なぜその行動が必要なのか、なぜタイムアウトが必要なのかを具体的に説明します。

6.結果と責任を理解させる
子供が自分の行動の結果を理解し、責任を持つように教えます。

7. 冷静さと感情のコントロール:冷静であること
子供が反発しても泣き叫んでも、親は冷静さを保ち、感情的に反応しないようにします。

8.親自身の感情を管理する
親は子供の悲痛な泣き声に罪悪感を感じたり、親自身が辛くなってしまうことがよくあります。しかしこれはしつけの一部であり、子供の成長に必要なプロセスであると理解します。

9. 親の役割とサポート
両親が協力してしつけを行い、一貫したアプローチを取り、ストレスを分担することが重要です。

10. ポジティブな強化と愛情を示す、適切な行動を称賛する: 子供が適切な行動を取ったときには、その行動を称賛し、ハグやキスなどポジティブなフィードバックで愛情を示し、子供との絆を深めます。

Joeはこれらのポイントを強調し、親がしっかりとしたしつけを行うことで、子供が健全な価値観を持ち、責任感を身につけることができると教えています。



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