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自称多数派が私を殺す

多数決がキライだ
多数派になった試しがないから
あなたの個性は
個性じゃなくて
障害なんだから
治さなくてはいけない

ってある日宣告されて
自分を無理やり
矯正させられてしまう恐ろしさを
忘れない

個性ってなんだ?
個性が障害ならば
障害を取り除いた後には
何が残るのだろう

アイデンティティがない

差別と偏見
区別される怖さを身を以て知っている
どうしようもなく隔たる
みんな
見て見ぬ振りをする
でも壁はある
パントマイム
の夢から覚めて

障害と属性しか見てくれなくなる
レッテルの貼ってある方を見てほしい
貼られた方の私は
成分表の一部だけ読んでないで
一口飲んで確かめて欲しいと思う

こだわる事に
個性が宿るんじゃないか?
あらゆるこだわりを捨て去るって
自分の痕跡を消す事だ
自分を探して
自分を殺す旅

知識を蓄えようと本を読み
結局よくわからないから
本を置いて走り出して
生傷の絶えない
山道を走り続けての今
目的地は不明だけれど
走り続けるしかない

身体で
心で
感情をむりやり波立たせて

社会は変わらないって言うなら
自分を変えるしかない
周波数とチャンネルを増やして
チューニングできるようにすること

有りたい自分も
言いたい言葉も
知ると行うの蓄積で
見え隠れしてくる
思ってもいないことは口にだせない
思うことが少ないから口数は少ない
思うことが増えたが慮って口にだせない
年々口数は減っている

個性的って
何も言い表してはいない

らしさとからしくとか苦手です

感情は遅れてやってくる
遅れてもやってきてくれた
感情と向き合わなくてはいけない
億劫がらずに
怖がらずに
無視せずに

社会は変わりつつある
社会が変わったらいいなぁと思う
みんな違う
みんな違ってみんないいとは
言えないけれど
居ていい
つーか
すでに居るんじゃ

いるって前提で
話はそこからだ

雨ニモマケズ 風ニモマケズ