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築200年の古民家のように長く続くプロジェクトを社会に生み出そう

築200年の古民家とかあるじゃないですか。

あれってやっぱり構造がしっかりしているからこそなんだと思うんですよね。もちろん素材の力も技術力も影響するとは思うんですが、結局のところ構造がボロボロだったら素材も技術も活かし切れないと思うんです。

もちろん建築する上で設計されてはいるわけなので、いったんは形としてできあがると思うんですけど、長持ち・長続きするためにはやはり構造物としての強度が必要だということなんだと思います。

プロジェクトも家を立てるのと同じだと思ってます。

立てたい家を思い描いて設計図を書いてつくりあげ、いろんなひとに出入りしてもらうわけです。家の中で成長してもらったりハッピーになってもらったりして価値を生み出していくイメージですね。

良いプロジェクトには長持ち・長続きして欲しいですよね。そういう意味では、長持ち・長続きするのは良いプロジェクトであるともいえます。

構造さえ整っていれば、そんなに簡単には倒れない。荒波にさらされても耐え抜く力をもっているはず。そして、たとえプロジェクトを立ち上げた人がいなくなり、次の人が入ってきたとしても、ちゃんと引き継げるはず。

住む人がいなくなった空き家のように、一時期プロジェクトの担い手がいなくなったとしても、そのプロジェクト自体は構造として残っているから、次の担い手が現れるまで待っていればいい。大家さんが変わったとしても家自体は変わらない、プロジェクトのオーナー組織が変わっても、構造がしっかりしているプロジェクトは影響を受けないはずだ。

市民活動は、たくさんのプロジェクトによって成り立っています。その一つ一つが誰かのために市民が動いて作られたものであり、それによって課題が解決したり価値が生まれたりする。人の役に立つものなのだから、長持ち・長続きして欲しい。そのためには、構造をしっかりと考えて組み上げることが大切です。そしてしっかりした構造があるうえで、メンテナンスとリフォームを繰り返していく。そうやって、動き続けて、築200年の古民家のように長く続く、プロジェクトをたくさん社会に生み出していきましょう。


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