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ミュージカルを再開する「その時」を想像すると…

想像するのはいくらでもできるし、ただなので(笑)。

練習も公演も実施することができなくなったのは4月から。16年間ずっと続けてきたミュージカルをできなくなって早半年。そして、来年いっぱいのミュージカル中止を発表したので、少なくとも1年半は、あいだが開くということだ。昨年は1年間に5本プログラムをやっていたので、ほぼ毎週末日本のどこかしらでミュージカルの歌をうたい、踊りをおどっていた。それが、なくなったという事実はそうとう自分の心にも寂しさを映し出す。

でも、再開してからの最初の公演のことを想像すると、なんだかとてもやばそう。「やばい」って言うのは感動してやばそうということだ。ミュージカルができない期間は、とにかく窮屈に過ごさなくてはならないから、その鬱憤や心のつっかえを、再開公演は爆発させることになるからだ。自分がミュージカルの歌をうたっている姿や、一緒にその場を共有している仲間の姿や、客席にいる観客のみなさんの姿を想像すると、今からでも泣けてくる(笑)。

僕は、本番の時のあの劇場の空間が本当に好きだったんですよね。だから、ミュージカル活動を止めるのはとても勇気が必要だったし、怖かった。でも、止めたからこそ見えてくるものがあり、今まで継続できてきたことに改めて感謝の念が湧いた。だからこそ、絶対再開したいし、その再開公演で人の心を震わせたいし、一緒に感動したい。

でも、その日を迎えるまでは、きっと一筋縄ではいかない気もしている。

だからこそ、応援してくれるみなさんと一緒に力を合わせて進みたい。あのミュージカルは、今までの社会にも必要なものだったけど、これからの社会にも絶対に必要なものだからだ。市民の表現の場としても、多様な価値観を認め合うための教育プログラムとしても再開しなくてはいけないはずだ。

再開までの前途多難な道のりを考えて、いろいろなプレッシャーで押し潰されそうになるよりも、再開するその時の光景を想像しながら元気よくポジティブにその時まで進み切りたい。

いろいろ想像してみたけど、最初に泣くのは公演じゃなくて、練習を再開する最初のタイミングだろうなぁ(笑)。キャストを目の前にしただけで泣いてしまうだろうなぁ(笑)。


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