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画面越しでも感動は生み出せる

日曜日に「Cplus Live 2020」と呼ばれるZoomを舞台にした作品発表イベントを無事に終えました。「豊かに生きるとは」をテーマに約20日間考え抜いたキャストたちのカラフルな10作品をライブでお届けしました。

こだわったのは「ライブ」です。事前に撮影し編集した動画を作って流すのではなく、全部その場でリアルタイムでやることにこだわりました。つまりやり直しの利かない一発勝負です。みんなが一生懸命作ってきた作品が自分のパフォーマンス次第で台無しになる可能性もある、その緊張感の中での発表になります。しかも、今回視聴申込みは約500名いただき、多くの方々が観ている中で、それをライブでやらなくてはいけない。想像してみてください、なかなかのプレッシャーですよね(笑)。

ミュージカルプログラムの公演の舞台も同じですよね。それと同じ環境をオンラインでも作りたかったんです。最初は難しいかなぁと半信半疑でしたが、今までの16年間の活動で市民6300名を舞台にあげてきたコモンビートのノウハウを最大限に注ぎ込みました。

舞台に上がる前には、しっかりとコンセントレーションを行い、心を整えます。今まで頑張ってきた仲間たちと改めて心を交わし合い、舞台にあがる勇気を得ます。そして、全員が舞台にあがって演じきり、イベントが終わったときには、ガッツポーズで喜び合いました。そこには大きな「感動」がありました。

これを全て「画面越し」にやりました(笑)。「仲間」と言っても、一度も直接会ったことはありません。もう本当に不思議な世界観です。でも、ちゃんと仲間になれたと思います。考え方や価値観の違いに戸惑いながらも、お互いを思いやり、一緒に舞台にあがり、表現をやり切った。そこには、リアルと変わらない何か心の中のあったかいものが生まれていたはずです。

彼らは口々に「みんなと絶対に直接会って、乾杯する!!」と言っています。今はまだ新型コロナウイルス感染拡大が続いているので、叶いませんが、終息した暁には、日本全国移動しまくって同窓会をすることでしょう。そこで、また「出会い直し」がきっと生まれるはずです。

画面越しにでも感動は生み出せます。「そんなん感動じゃない」と言う人がいたとしても、僕は自信を持って言えます。

「だって、僕自身、部屋に一人なのに号泣しましたから」と(笑)。

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