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コミュニティの中にある多様性をアップデートする

土日に開催されたNPO法人CRファクトリー主催の「コミュニティフォーラム2021」の分科会「多様性」のテーマが「コミュニティの中にある多様性をアップデートする」だった。

私はこの分科会のモデレーター(進行役)を務めさせていただき、一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 代表理事の辰野さん、NPO法人日本ブラインドサッカー協会 専務理事/事務局長の松崎さん、認定NPO法人ReBit 代表理事の薬師さんと共にこのテーマについて深掘りさせていただいた。

それぞれ「多様性」の領域で活動されていて、グローバル・シチズンシップ、障害とスポーツ、LGBTをそれぞれ専門とされている立場からの多様性に向けての考察はものすごく視座に富んでいて、刺激を受けっぱなしでした。

それぞれのプレゼンテーションをいただいたあとに、クロストークをさせていただきました。御三方のお話の中で自分が感じた共通点は「違いとは、気づかない/見えない/出会わない」というものだということ。それをいかに気づいて、見える化して、出会えるようにするかが大切で、そしてその時にどのように対応すれば良いのか想定できるように、自分のスタンスをちゃんと取っておくことが必要だと思いました。

違いって「相手にあるもの(外にあるもの)」って捉えがちですが、相手にとってみれば「自分の中にあるもの」となるので、自分自身の中にあるものですよね。だから自分を知ることは大切で、相手を知ることも大切で、そうやってお互いのことを知り合うプロセスの中で、違いをお互いに受け止められるように向上していくものだと思っています。いろいろな属性や区別やジャンルがあるかもしれないけれども、やっぱり「ひとりひとり違うことを前提に」「その人そのものをちゃんと知ること」が大切だなと改めて感じました。コモンビートが実施しているプログラムもこのプロセスを生み出しているわけです。

団体や組織やコミュニティや社会に多様性は存在しているけど、自分の中にもあるんだよってことに気づかないと、ダイバーシティ&インクルージョンの意識を育んでいくことはとても難しいと思います。自分がダイバーシティの一部であると認識しなくてはいけない。だからこそ、コモンビートは今後も多くの違いに出会える機会を創出していきたいと思いました。いろいろな違いを混ぜ合わせ、響きあわせて、そして共通の鼓動でつながっていく。それが一番やりたいことだと昨日のモデレートを通して思いました。

また、それぞれの領域での活動もとても意義深く大変なものだと思うのですが、今回のように、それぞれの領域での活動を横に繋いで、それぞれの立場から「多様性」について議論し、何かアクションにつなげていく動きを生み出したいなと思いました。年内になんらかのイベントを企画して打ってみようかなと思っています。お楽しみに!


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