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いかに「設定」から偶発性を生み出すか

基本的には人と会えない生活を送っていると思うので、みなさん、偶然「おっ!久しぶり」みたいに道端で出会うなんてことはなかなかない。もちろんオンラインで何かのイベントに参加して、そこで「あれ!?参加してたんですねー」みたいなこともあり得るかもしれないけど、なかなか難しい。

時間や空間をリアルに共有していれば、雑談からアイディアが生まれたり、口にした悩みを小耳に挟んでアドバイスをくれたり、雰囲気を察して声かけてくれたり、期待もしてなかったことが起こり得る状態だったんだなぁと今にして思う。偶然ばったり会うことなんて、家にいる限りは絶対に起こり得ない。

今は人と会うためには必ず待ち合わせが必要で、オンラインという空間に入らなくてはいけないことがほとんどだ。つまり設定しないといけない。なんか流れでそのままお茶しに行くとか、流れで話が弾んで時間が経過なんてことは難しい。ハローのタイミングとバイバイのタイミングが基本的に決まってるのだ。そして、だいたいそこには目的がある。そもそも「Web会議」ツールだから、なんらかしらの目的のために開き、何かしらを生み出そうとしてしまう。生産性を求めてしまう。

でもそんな「枠」の中でも、うまくやれば偶発的に出会いだったり、面白いアイディアが生まれるのではないか。設定されたオンラインという場でいかに「偶発性」を生み出せるか。これがなんだかこの窮屈な生活に彩りをもたらす気がする。

その偶発性を生み出すには、新しい出会いが必要だ。自分のコミュニティのメンバーだけとの設定されたミーティングでは、なかなか偶発性は上がらない。だから例えば、ミーティングのオーナーはメンバー全員を知っていて、メンバー同士は初対面ってのが、心理的な安心安全を保った状態での新しい出会いになる。ある程度、オーナーが「この人とこの人つながるとおもしろそう」みたいな感覚を入れているはずだから、きっと偶発的なコミュニケーションが生まれていくはずだ。

だから、多様なメンバーを知っているコミュニティリーダーたちは、どんどん越境して、出会いの場をつくり、オンラインでも人と人を混ぜていく感覚でコミュニケーションを促進してって欲しい。いろんな人と話をすることは、メンタルケアにもつながると思うし、効果がたくさんあるはずだ。

ハプニングをみんなで生み出そう(笑)!


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