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風聞、印象、意見、全部ただの点、所詮は点と(自己変容NOTE)

サロンのテーマは”心のハナレ、大人の自己変容、美しい化学反応”。すべてがつながっているのだけれど、特に「自己変容」ということについて考えて行く。(シリーズのVOL.1)思考の過程をNOTEしていく。

関係性の中で傷ついてるあなたへ。

接点という目から鱗の真実

接点ということばを、あらためて考えてみれば当たり前だけれど「接する点」であり、線でもなく面でもない。
(これ、私の中では目から鱗で、本当に新鮮に驚いたんです)
数学の概念では接点、接線、接平面なのに、人との関りは接点としか用いられない。
自分の全面に影響してると思っていたものは点でしかないのかもしれない。
人間関係で傷ついたり、集団の中でストレスを感じたり。あるいは組織やコミュニティの力学がガラスの天井になり、壁になり思ったようにできない。独り歩きする風聞、つくられる印象、操作される意見。
「どうして、どうして、真実を見て、耳を傾けて」という思い。
そして、傷つき、どうしようもない現実につぶれそうになる。
自分を見失う。

けれど、今受けたストレスは自分の中のたった一つの点でしかない。
あなたの中のたった一つの点が接している組織、集団、人、それがあなたに寄越す感情、印象、評価。(でしかない)
良くてもダメでも、それは点でしかなかった。
接点という言い方しか人との関係で用いないことがその証拠。(ではないかな)

それでも、ストレスはあり、心は傷つく

どうして、点なのにまるで面のような影響を受けるのか。
自分には見えていないたくさんの点がある。あなたという集合体、宇宙のような集合体の一部しか、自分でさえ見ることができない。
からではないかな?

だとしたら、
私はこうだ、とわかるのをやめてしまう。
「私には自分にさえ見えていないもっとたくさんの点がある」
あなたには自分でもまだ見ていないもっとたくさん点がある。
そこに美点だって無数にある。

この概念を可視化すると

今の季節を彩るアジサイ。
小さな花が集まって花序をなして、全体で一つ。小さな一つはとても全体のために重要だけれど、もっと引いてみたら、私はこんなにたくさんの花で形作られたいた、と思える。自分を望遠でとらえるのはむつかしいけれど、できていなくても、まだ見つけられていない自分がいっぱいあってそれを含めて自分の全体ということを認識することからならはじめられる。

あじさいやヒマワリのように小さな花の集合体で形成される花。その花の並びは花序という。
序は糸口の意味がある。一つの花は全部ではなく糸口。


香りを創るということ

そして香りも。
一種類の香料に100を超える芳香物質が確認できる。
それら芳香物質によって構成される全体。
時によって人によって、
その中の一つが敬遠されたり、ものすごく好かれたりする。
同じ点がところ変われば歓迎されたり牽制されたりする。

一つの香りを形成する無数の芳香物質、時に一つが暴走しても
また別の香料をそこに合わせれば暴走は笑顔のランにたちまち変わる。

香料は他の香料と調合されて香水やお香やなにかしらになっていく。
他の香料と出会うことで、
その香料を構成する一つ一つが意味合いを変えていく。目立たなかった部分が突如際立つこともある、その逆もある。

この体感。この時間。

自己変容のはじまりは、自分への視点を増やすこと。


今、自分を悩ませ悲しませている評判や風聞、印象や意見は、たまたま、その接点が引き起こしたことに過ぎない。
全面否定でもなんでもない。
それを体感してほしくて、サロンをつくった。

他者と自身の感性を頼りに、一点ずつ一点ずつ、自分をみつけていくこと。
相手や自分の情報(評価や感想や印象)は相手や自分の中の点、に対してでしかない。
自分への視点を増やしてほしい。
私の役割は、 adams fragrance familyにおけるサロンの時間の流れを醸成すること。この場所独特の時の流れの中で、新しい素敵な点を、一つからでも見つけられたら。
香りを創るのは、見つけたものを忘れないために、その一つ増えた視点を香りにしておきたいため。それだけ。

香り、思い、呼吸。

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