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スイス[41] 駅のアナウンス(その1)

202302081422 スイス[41] 駅のアナウンス(その1)

 すみません,今回のネタはスイスと言うよりスイス以外の英国(イギリス)そして日本の話です。そんでもって鉄道駅のアナウンスの話です。

 どこで聞いたのか定かではありませんが,外国特に欧州では鉄道駅のアナウンスはない(ほとんどない)といった話を聞いたことがあります。つまり日本のように駅のホームで「3番線にまいります列車は12時30分発東京駅行きです(架空のアナウンスですよ)」の類は欧州の駅ではない,という事です。
 本当かどうか私には確証がありません。ただ,私が行ったことのあるドイツやスイス,イタリアなどのターミナル駅では少なくともアナウンスでうるさいな,と感じたことはないです。
 先日,NHKラジオの「まいにちフランス語」を聴いていたら(2023年1月4日(水)NHKラジオ第二),パリ・リヨン駅のアナウンスの設定で時刻表現の課題が出ていました。リヨン駅は随分前に2度ほど利用したことがありますが,「○○番線に◇◇時発△△駅行きのTGVが入線します」のようなアナウンスがあったのかどうかは覚えていません。覚えていないくらいなのでもしかすると普通はアナウンスはないのかも知れませんね。

 一方で印象深い駅のアナウンスも覚えています。これは欧州というか英国の話でそれも20年以上前のことですが,ロンドンからヨーク(York)の鉄道博物館に行った帰りにIC(インターシティ,今はわかりませんが当時は非電化であるもののかなり高速のディーゼル特急だった)でヨーク駅からロンドン・キングスクロス駅まで帰る時に聞いたヨーク駅のアナウンスでした。
 いえ,特段変わったアナウンスではなかったのです。でも現代のような人工的な音声ではなく『少しダミ声』の想像するに中年女性の声で
“Inter City to London Kings-cross….”
というアナウンスを聞いただけだったんです。
「いんたーーーしてぃーーー,トゥーー,ロンドンんんんーー,キングスクローース」
みたいな音調でした。
 それだけといえばそれだけのことなんですけど,今の首都圏のJR(東日本など)で聞く冷たい自動音声に比べたらとっても旅情を感じる声だったことは確かです。
(この項つづく)

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