だいすき は つづくよ

0：だいすき は つづくよ

1：つばきちゃんには”ポポ”というなまえのともだちがいました。

「ポポ、きょうはなにしてあそぶ？」

2：つばきちゃんはいつもポポといっしょでした。

「ポポ、だいすき！」

３：つばきちゃんは3さいになりました。

その日、”ハル”というこいぬがやってきました。

4：あるひ、つばきちゃんはおでかけさきでたいせつなポポをなくしてしまいました。つばきちゃんはかなしくて、たくさんなきました。

「うわぁぁぁぁん」

５：

6：

その日からハルはつばきちゃんのいちばんのともだちになりました。

7：つばきちゃんはいつもハルといっしょでした。

「ハル、だいすき！」

8：それから、それから。

はやいもので、つばきちゃんはこうこうせいになっていました。

9：そんなあるひ、ハルはてんごくへあそびにいってしまいました。つばきちゃんはかなしくて、たくさんなきました。

「うわぁぁぁぁん」

10：

11：それからしばらくたって、いつのまにかハルのおはかの上にすみれの花がさくようになりました。

「すみれの花。きれいで、わたしだいすき。」

12：すうねんご、すみれの花をみるつばきちゃんのとなりにはすてきなだんなさんがいました。

「あなた、だいすきよ。」

13：つぎのとし、つばきちゃんは”すみれ”というなまえのあかちゃんをうみました。

「すみれちゃん、だいすきよ。」

14：すみれちゃんは3さいになりました。

そのひ、おかあさんから”ララ”といういぬのぬいぐるみをもらいました。

15：すみれちゃんはいつもララといっしょでした。

「ララ、だいすき！」

16：

17：「うわぁぁぁぁん」

18：

19：

その日からネコはすみれちゃんのいちばんのともだちになりました。

20：（おしまい）