やまと治療(国分寺市の鍼灸院)
杉山流三部書の一つ杉山和一著『療治之大概集』の意訳を書いた記事をまとめています。
足の太陰脾経の経穴です。
こんどは、足の陽明胃経の経穴名です。
陽明大腸経の経穴の読み方動画です。
PCのお勉強のために、遊びで作ってみました。 ツボの名前に興味があればご覧ください。
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の10回目です。 もうしばらく病の説明と使用穴です。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 婦人門 【原文】 【…
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の9回目です。 今回から、「巻の中」に入ります。まだ、しばらくは病の説明と使用穴です。 ※『療治之大概集』の原…
こんにちは、やまと治療院です。『療治之大概集』の8回目です。 しばらくは病の説明と使用穴が続きます。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 積聚 【原文】 【意訳…
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の7回目です。 しばらくは病の説明と使用穴が続きます。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 脚気 【原文】 【…
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の6回目です。 しばらくは病の説明と使用穴が続きます。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 飜胃 【原文】 【…
こんにちは、やまと治療院です。 今回は、昭和の名鍼灸師・柳谷素霊先生の著作、『鍼灸医術の門』を紹介させていただきます。 柳谷氏は、昭和初期から中期にかけて活躍し…
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の5回目です。 実際の病の治療法についての記載に入っていきます。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 中風の事 …
こんにちは、やまと治療院です。『療治之大概集』の4回目です。 ここは、現代の常識では「ちょっとどうなの・・・?」と思いますが、当時の考え方がわかりますので、参考…
こんにちは、やまと治療院です。『療治之大概集』の3回目です。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 鍼立てざる人の事 【原文】 【意訳】 鍼をしてはならない状態 以…
◇ 概要 ◇ 鍼灸やまと治療院では、完全予約制で経絡治療の施術を行っております。通常の日本製の銀の極細鍼を用いた経絡治療の他に、国産の「金鍼」を用いたコース、刺さ…
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。 ここでは、簡単に自己紹介させていただきます。 当院は東京都国分寺市にある鍼灸院で2006年に開院いたしました。 「経絡治療」と…
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』のつづきです。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 四季鍼の事 【原文】 【意訳】 四季に応じたの鍼の刺し方 一…
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の10回目です。 もうしばらく病の説明と使用穴です。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 婦人門 【原文】 【意訳】 婦人科 女性は14歳で初潮が来て、男性は16歳で精通する。これらは陰陽の数と一致している。人間に夫婦があるのは天地のようであり、天と地は陰陽和合して男女を生じている。女性はまず月経が安定する必要がある。月経が安定すれば、健康となり妊娠が可能となる。 女性の病の多くは、気が多く血虚するものである。 月経が
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の9回目です。 今回から、「巻の中」に入ります。まだ、しばらくは病の説明と使用穴です。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 諸蟲門 【原文】 【意訳】 諸蟲門 寄生虫のこと 寄生虫は、大腸や胃といった腑に湿熱がたまっていると発生するものである。『外台秘要』という書には寄生虫は9種いると書かれている。どの虫も人の臓腑を食べるという。以下に9種を記す。 1.伏蟲 長さが4寸くらい 2.蛔蟲 長さが一尺くらい 3.白蟲 長さ
こんにちは、やまと治療院です。『療治之大概集』の8回目です。 しばらくは病の説明と使用穴が続きます。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 積聚 【原文】 【意訳】 積聚 積聚は五種類の積(五積)と六種類の聚(六聚)がある。 五積は、定まった場所にあり、陰に属している。 六聚は、場所も形もなく、気に属している。 ・心の積を「伏梁」という。肘くらいの大きさで、臍の上から胸まで横たわっている。 ・肝の積を「肥気」という。左の腋下にある。覆杯くらいの大きさで、ごつごつと突起が
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の7回目です。 しばらくは病の説明と使用穴が続きます。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 脚気 【原文】 【意訳】 脚気 脾腎の経脈が弱くなり、風寒暑湿の邪気が入ってしまうことでこの病になる。これが腹に入って心臓を攻めれば死亡する。 以下の様に分類できる。 ・足の内果が赤く腫れて痛むものを「遶蹕風」 ・外果が赤く腫れて痛むものを「穿踭風」 ・両膝が赤く腫れて痛むものを「鶴膝風」 ・両股が痛むものを「腿䟕風」 ・腫れ
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の6回目です。 しばらくは病の説明と使用穴が続きます。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 飜胃 【原文】 【意訳】 翻胃 膈噎、飜胃の病は、七情が過剰になった為に五臓の火が強くなり、それにより身体の津液が少なくなり痰が多くなる。その所為で脾胃が衰えてしまい、その結果、食物を消化して運化することができなくなってしまうのである。このようにして、膈、噎、飜胃の病になるのである。 「膈」は朝に食べたものを夕方に吐き、夕方に食
こんにちは、やまと治療院です。 今回は、昭和の名鍼灸師・柳谷素霊先生の著作、『鍼灸医術の門』を紹介させていただきます。 柳谷氏は、昭和初期から中期にかけて活躍し、古典鍼灸の復興を目指して尽力されました。多くの業績があり、ここでは割愛しますが、詳しく知りたい方は別の書籍などをご覧ください。(例えば、上地栄著『昭和鍼灸の歳月』などは、柳谷氏やその仲間達の若かりし日の活躍が書かれています。『柳谷素霊に還れ』は柳谷氏に関しての考察が書かれています。柳谷氏個人について知りたい方は、こ
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』の5回目です。 実際の病の治療法についての記載に入っていきます。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 中風の事 【原文】 【意訳】 中風のについて 中風には4種ある。 一つ目は「偏枯」と言い、(半身不随になり)片側の手足が萎えてしまうものである。 二つ目は「風痱」と言い、疼痛はないが、手足が麻痺してしまうものである。 三つ目は「風懿」と言い、見当識障害をおこすものである。 四つ目は「風痺」と言い、身体が痺れてしまうもの
こんにちは、やまと治療院です。『療治之大概集』の4回目です。 ここは、現代の常識では「ちょっとどうなの・・・?」と思いますが、当時の考え方がわかりますので、参考にしてください。なお、現代では年の干支程度(十二支のみ、十干は殆ど使われない)しか生活で使わないのでわかりにくいと思います。日ごとの干支がわかる暦があると理解しやすいでしょう。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 鍼灸用ひざる日の事 血忌なり 【原文】 【意訳】 鍼灸治療をしてはいけない日の事(血忌日) 一月節は
こんにちは、やまと治療院です。『療治之大概集』の3回目です。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 鍼立てざる人の事 【原文】 【意訳】 鍼をしてはならない状態 以下に示す状態の人には、鍼をしてはならない。 ・飲酒をして泥酔している人。 ・ひどく腹を立てている人。 ・重労働をして疲れ切っている人。 ・食べ過ぎて満腹の人。 ・酷く飢えている人。 ・ひどく喉が渇いている人。 ・高熱の出ている人。 ・過剰な汗の出ている人。 ・脈がひどく乱れている人。 ・病が進んで、酷く衰弱して
◇ 概要 ◇ 鍼灸やまと治療院では、完全予約制で経絡治療の施術を行っております。通常の日本製の銀の極細鍼を用いた経絡治療の他に、国産の「金鍼」を用いたコース、刺さない鍼(鍉鍼)を用いたコース、刺さない鍼を用いた子供の施術(小児鍼)等を行っております。 詳しくは、当院サイトをご覧ください。 ☞ 鍼灸やまと治療院 homepage ◇ 地図 ◇ <アクセス>国分寺駅南口から徒歩2分程度 <住所>東京都国分寺市南町3-11-7 吉田ビル1F ◇ 予約ページ ◇
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。 ここでは、簡単に自己紹介させていただきます。 当院は東京都国分寺市にある鍼灸院で2006年に開院いたしました。 「経絡治療」という日本伝統の鍼灸治療を行っております。これは極細の鍼を使って全身の「氣」のめぐりを調整する施術です。 ※経絡治療については、以下のページをごらんください。 https://hari-i.com/keirakuchiryou ◇ 鍼灸について 鍼灸治療の適応範囲は非常に広く、自然治癒力を高めることで多くの病を改
こんにちは、鍼灸やまと治療院です。『療治之大概集』のつづきです。 ※『療治之大概集』の原文はこちら。 四季鍼の事 【原文】 【意訳】 四季に応じたの鍼の刺し方 一、春夏は鍼を浅く刺し、秋冬は深く刺す。春夏は陽気が多く、人体の気が表面近くにある。したがって鍼を浅く刺すのである。秋冬は、陽気が少なく、人体の気が深い部位にある。このため、鍼を深く刺すのである。これが、四季に応じた刺鍼時の深浅の使い分け方である。 【補足説明】 ここでは、季節に応じた刺鍼の深さの変化を説明して