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鍼灸医術の門

こんにちは、やまと治療院です。
今回は、昭和の名鍼灸師・柳谷素霊先生の著作、『鍼灸医術の門』を紹介させていただきます。

柳谷氏は、昭和初期から中期にかけて活躍し、古典鍼灸の復興を目指して尽力されました。多くの業績があり、ここでは割愛しますが、詳しく知りたい方は別の書籍などをご覧ください。(例えば、上地栄著『昭和鍼灸の歳月』などは、柳谷氏やその仲間達の若かりし日の活躍が書かれています。『柳谷素霊に還れ』は柳谷氏に関しての考察が書かれています。柳谷氏個人について知りたい方は、このあたりがお勧めです。)

さて、上記の柳谷素霊氏は多くの著作を残しており、『鍼灸医術の門』は昭和23年に書かれた鍼灸入門者の為の本です。入門者向けの為、内容が比較的読みやすいと言えます。
戦後、科学至上主義になっている世の中において「科学はまだ完全ではないのだから、科学的というもののみに囚われないように」との思いが伝わってきます。明治以降の西洋医学化や終戦後の「GHQによる鍼灸の弾圧」などをふまえて考えると良いでしょう。

柳谷氏の言う、

鍼行灸施は芸術だ、道楽心がなければ出来ない業だ、面白いではないか一本の鍼、一撮の艾で万病を治し得たならば、愉快ではないか鍼灸をして万薬の作用をおこさせるとしたなら。

は、まさに、柳谷氏の鍼灸治療への考え方を表した名言だと思います。

以下のページで全文を読めるようにしておきましたので、興味のある方は、お読みください。


書籍版はここで買えますね。

それでは、また。

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